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  • 少女と少年と海の物語
    4.0
    激しい嵐で乗っていたヨットが転覆。小さな手漕ぎボートで漂流していた少年ビルは、やはり嵐で遭難したらしい一人の少女と出会う。少女はベルベル人のアーヤ。ビルは乏しい食料を彼女と分け合い、アーヤはビルに物語を語って聞かせる。絶望が襲うなか、二人は心を通わせ、物語の力がビルの心を救う。だが食料は尽き、死の危険が刻々と二人に迫っていた……。極限状況下の少年と少女の運命は。カーネギー賞最終候補にもなった感動の大作。

ユーザーレビュー

  • 少女と少年と海の物語

    Posted by ブクログ

    「少女と少年と海の物語」は児童書。
    自分の子ども時代の読書力では
    到底この物語を読み終えることはできなかったと思う。
    繰り返し訪れる過酷さ、言葉も価値観も違う人と理解することの難しさ。
    つらくてつらくて、途中で放り出してしまっただろう。

    「お話は大事なの。食べ物と水が大事なように。」

    はっとするような一節を頼りに
    いい歳になった我が身ですら自分を励まし読んでいく。

    素晴らしい本に出会うためには
    その本に挑める強さも
    必要なんだなぁと痛感いたしました。

    0
    2024年06月29日
  • 少女と少年と海の物語

    Posted by ブクログ

    パンドラ船から遭難したイギリスの少年ビルと、偶然遭遇した移民の少女アーヤの物語。
    飢餓、灼熱の太陽、サメや天候等、海上で生き抜くことの大変さ、アーヤが少しづつ語る物語に、読み終わるのがもったいないと感じるくらい引き込まれた。
    読み終わった後、普通に生きていることが特別に感じた。

    0
    2022年05月15日
  • 少女と少年と海の物語

    Posted by ブクログ

    別の方法でそれぞれ遭難した少年と少女の壮絶なサバイバル漂流記。最後の展開は特に胸が苦しい。幸せになれたかな。

    0
    2023年06月20日
  • 少女と少年と海の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後、アーヤと再開するまでが見てみたい。
    だけどこの手紙で終わるのがキレイな終わり方な気がして想像も働かない

    0
    2022年04月24日
  • 少女と少年と海の物語

    Posted by ブクログ

    嵐に巻き込まれ遭難したヨット初心者の英国少年と、わけありそうなベルベル人の少女が、偶然出会い、漂流し、そして・・・という物語。
    海の生物、大海原、嵐の描写が迫真に満ちており、引込まれる。
    過酷な環境の中、物語を小馬鹿にしていた少年が、やがて少女に物語をせがむ・・・
    物語は生きる力・・・
    「そうなんだよ、少年!」大きくうなずく私w

    アフリカの事情に疎く、そこも衝撃。まさかあの国で・・・と。
    民族問題を織り込み、少年と少女が共に漂流し、苦みの遺る展開が、現代版漂流記。「十五少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソー」のような冒険譚では終わらない。
    ラストに涙し、胸が熱くなる。

    0
    2021年09月13日

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