あらすじ
見えない友だちの奮闘記。
想像上の見えない友だち、イマジナリーフレンド。
この作品では、ある少女が想像したジャックという少年が主人公。
イマジナリーフレンドである自分の存在を自問自答し、自分を想像してくれた少女から離れて、様々な子ども達のイマジナリーフレンドを経験していくという新感覚のストーリー。リアルな生活の隣にあるファンタジーを軽妙に描きながら、最後は心震わすあたたかなエンディングをむかえる成長物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
想像の中の友達、実は私も小さい頃心の中で話しかけていたりしたなって思いました。これもイマジナリーフレンドだったのかも。今はしていないけど何でも吐き出せるような人がいたら心も軽くなるし、イマジナリーフレンドって傍から見たら戸惑う人もいるだろうけど作っておくと心のよりどころになるんじゃないかなって思いました。
Posted by ブクログ
想像上の友達を持ったことはないけれど、想像の世界の中でいつも遊んでいた私。
風の精とか、妖精とか、魔法使いとかそういうものにあこがれて、一人芝居をしていた記憶が蘇る。
この本では、想像する「私」が主人公ではなく、想像されている「モノたち」が、主人公。イマジナリーフレンドである自分に気がつかないでいたジャックが、自分の本当の姿にある日気づいてしまうのだ。そして、自分と同じ存在のモノたちから情報を得て、自由を求めて「双子の妹」の元を離れるのだ。
けれど、それはそんな簡単ではなくて、ジャックは迷いのループに入っていき、そして自分というモノの本質を知っていくのだ。
物語の最後はきれいに伏線を拾って終結する。
訳も読みやすく、外国の読み物であるが、中学年、高学年の児童たちに読んでもらいたい一冊。
Posted by ブクログ
フラーのイマジナリーフレンド=空想上の友達ジャック。
誰にも相手にしてもらえず、嫌われ者だと思っていたジャックが、自分の正体を知ってからの奮闘。
空想から自由になろうとしたのに、ままならない。
ジャックのぼやきも、出会う子供たちもユーモラスで、ちょっと笑ってしまう。
正直言うと、想像とは違ったタイプの話だったのだけど、最後、ああいうふうでよかったと思う。
Posted by ブクログ
勝手に、小さい頃に見えていたイマジナリーフレンドと決別して成長する話なんだと思っていたら、イマジナリーフレンド目線で衝撃。色んな子供のイマジナリーフレンドをやっていく。ラスト良かった。
Posted by ブクログ
小さな子供が自分のためだけに作り出したイマジナリーフレンド。
小さな女の子のフラーが作ったイマジナリーフレンドのジャック。
ジャックはみんなに嫌われていると思っていたけれど、本当は違っていた。
周囲はジャックのことが単に見えていないだけで、そもそもそこに存在していないのだった。
自分がイマジナリーフレンドだと知ったジャックは
存在するということを望み、フラーの元を離れ自分探しの旅に出る。
時にやんちゃな男の子の相棒となり
一番毛嫌いしていたダックスフントとなり
気弱だけど知識と想像力豊かな男の子の相棒になり
どんなに生まれ変わってもイマジナリーフレンドには代わりない自分の姿を認め
大人になったフラーとその娘のイマジナリーフレンドになり
再会を果たすまで。
イマジナリーフレンド目線!まさかの!
いいね。私も子供の時にイマジナリーフレンドが欲しかったなー!