杉田七重のレビュー一覧

  • 魔物のためのニューヨーク案内

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    ネタバレ

    魔物のためのガイドブックを発行する魔物が経営する出版社に就職した女性のお仕事小説。魔物のオンパレードだがNYCとうまくつながっている。
    ・かつての上司で不倫相手の妻が悪名高き錬命術師と判明。最後は、荷物カートが足の航空機のゴーレムが襲い掛かり、NYCの魂「アムステルダム」が動き出しBYCを破壊する怪獣映画。
    ・途中に挟まる魔物のためのガイドブック「ニューヨークよろよろ歩き」が秀逸。911以降イフリートとジン狩が起こったり、烏がcrowbankを営んでいたり、

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    2026年06月07日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    エジプトで発掘された石板に書かれたヒエログリフと呼ばれる誰にも解くことができなかった文字を全く性格の異なる二人が暴いていくノンフィクション。このヤングとシャンポリオンが常にメインで書かれている訳ではなくて、ロゼッタストーンの発見状況や、最初に翻訳に挑んだ人々等、数多くの冒険家や学者たちが関わっていて壮大なストーリーだった。ヤングの劇的な発見や、シャンポリオンの地道な翻訳作業によって翻訳されていき最後には誰も知らなかった女性のファラオについての文献も見つかっていて、これが歴史の発見になるんだと胸が熱くなった。いつか実際にロゼッタストーンを見てみたいなと思った。

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    2026年05月16日
  • わたしがわたしであるために GENUINE FRAUD

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    前に一度読んだことがあるのを忘れて、もう一度読んだ。
    どうなるのだろうと先が気になるついつい読んでしまった。とても面白かった。
    p53
    著者のアーヴィング・ゴッフマンは、状況がちがえば、自己表現もことなるという考えの持ち主なんです。自己像というのは普遍じゃない。状況あわせて変わればいいと。
    略
    自己表現はひとつじゃありません

    本の最初の方で、
    スーツケースに、液体のボトルにローション等を詰め替えるという描写があるが、
    最後のページで、空港で液体の入ったボトルを捨てられるというシーンがある。

    地の文でも、主人公が変わって別人になっているということがわかり、こういうところまで作者は、書き込んでいるのだと気がついた。

    アクセント、週間、場所、人間関係を捨てたら、自分であることを、どうやって証明できるか。意外と難しいのかもしれない。
    自分というのは、思っているより曖昧で、だからこそ、何者にもなれる柔軟性かあるのかもと翻って思った。

    最後は、主人公ジュールが社会的に被害者として扱われるところに、
    反発して、私は生きているというのかと思ったけれど、お金を持って、誰とも聞かれないところに行くというのが現実的でよかったです。

    スーパーヒーローは、男で、孤児だという描写は面白い。
    アーヴィング・ゴッフマンは、カナダの社会学者

    ディケンズの大いなる遺産を読みたくなった

    太陽がいっぱいの現代版ですね。

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    2026年04月20日
  • アウシュヴィッツの恋人たち

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    とても重い話だった。自分はとても生き残れないだろう。世界には想像もできない経験をしてきた人達がいて、どう分かり合えばよいのか。まず知ろうとすることから始めようと思う。

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    2026年03月04日
  • アウシュヴィッツの恋人たち

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    これノンフィクションなんだよね。
    人間の仕業がここまで恐ろしいとは。
    怖くて仕方ないのに読まずにはいられない。

    生かすか殺すかよく簡単に「選別」できるもんだね。
    収容所運営側にも言い分はあるかもしれないが、当時や戦後、どういう精神状態だったんだろう。

    でも非常に恐ろしいことに、私がその立場だったら加害してたんじゃないかと思ってしまう。
    感覚が麻痺したとか、逆らえば自分が殺されるんだとか言いながら、どこかで自分の怒りや憎悪のはけ口にする気持ちを否定できないような。
    恐ろしい、本当に恐ろしい。

    ナチスの所業や収容者の命に対する思いはもちろんだが、自分もナチス側として存在していたらどうだったかということが頭にずっと残り、しばらくこの本から抜けられなかった。

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    2026年02月08日
  • ロボット・ドリームズ

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    映画は観ていない。本はシンプルな絵柄でセリフもないけれど、心の細かい機微がわかっちゃう。ロボットなのに色々想像していて…人間みたいな感情はプログラムに組み込まれていたのかな。愛らしくもあり、少し切ない。
    違う映画だけど『AI』のロボット達を思い出した。

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    2026年02月02日
  • 事件現場をドールハウスに

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    海外文学なのにすごく読みやすくてサラッと読めた。やっぱり自分と同じ女性が主人公のミステリーは好きだな。

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    2026年02月01日
  • 時計島に願いを

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    トラウマをかかえた子どもを引きつける『時計島』シリーズ。過去、現実からのがれたくてその島に押しかけた子どもたちが何人かいた。そして今、大人になったその子どもたちがふたたび時計島に呼び寄せられ、新たなゲームがはじまる。

    各人がおのれのトラウマと向き合いつつ、ゲームを進めていく展開。でも、バトルロワイヤル的な陰惨さはなく、むしろ絆がうまれていくのが読んでいて好もしい。正直、ちょっとひねりをきかせたロマンス小説じゃねーかと思わなくもなかったけれど、それはそれでいいというか、さわやかな読後感でした。

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    2025年12月01日
  • タイガー

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    身分制、奴隷制が存続した大英帝国が舞台のディストピアファンタジー。絶滅したはずの〈タイガー〉が少年の前に現れ、世界を変える力のある「守護者」をさがすよううながす。

    ディストピアのあり方や、タイガーの導きなど、さほど目新しい感じはしなかったのだけど、デイヴ・マッキーンのさし絵がとにかくすごくて、本全体としての中身と姿形とが絶妙に仕上がった1冊。これは紙版で買って損はないと思わされた。

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    2025年12月01日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ネタバレ

    1000年以上誰も読むことができなかった古代エジプトの謎の文字“ヒエログリフ”。

    ロゼッタストーンの発見から解読まで。
    未知の文字を解読することの難しさ、そもそも文字なのか?とか表音?表意?とか考えてみたら、難しすぎる作業。シャンポリオンが最終的に解読した話は知っていても、ワクワクして楽しい読書だった。
    ただ、シャンポリオンがなかなかの性格なので、ヤングに頑張って欲しいって思ってしまう…。

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    2025年11月25日
  • ヤギの睾丸を移植した男

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    科学の中にある真実、人間の中にある真実。
    教養のあるエリート層はフィッシュベインの正義を支持するし、他方、画期的な若返り術を受けたい人々はブリンクリーを信じようとする。
    本当は、みんながフッシュベインの側について、エビデンスのない医療を撲滅するのが望ましいんだけど、素晴らしく力強い論評力を持つブッシュベインをもってしてもブリンクリーを上手く抑えられなかったのを読むと、騙されやすい人々の意識は決して変えられないのだと痛感させられる。
    でも、そうした騙しの医療が猛威を振るっていたからこそ、ブッシュベインの公衆衛生にかけた正義が燃えに燃え盛っていたこともまた事実。
    公的機関が公平な社会のための一応の判決を下すが、どちらが本当に正しいかは、誰にも決められない。
    ただ、楽しいだけだね。対岸の火事から眺めたら、若返りをめぐる二人の対決、そしてブリンクリーに翻弄される人々と激動していく米国社会の変遷は、物語として読めばとても刺激的。
    ユニークな題名に惹かれて手に取った一冊だったが、政府まで巻き込んだ二人の男の人生をかけた戦いに、予想だにしない興奮を感じた。

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    2025年11月18日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    とても面白かった。序盤はなかなかヤングとシャンポリオンが登場せずヤキモキしたが、ロゼッタストーンについての説明なども必要だから仕方ないか。

    万能の天才ヤングとエジプトに魅せられたシャンポリオン。ヤングがヒエログリフの解読だけに専念していたら結果は違っていたのだろうか。
    雑学的に登場する他の登場人物も興味深く、掘り下げて知りたくなった。

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    2025年11月09日
  • 時計島に願いを

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    時計島に住む作家ジャックから,昔時計島に家出したことのある子供,今は大人になった4人に招待状が届く.新しい本の版権を争って謎解きゲームが始まる.
    主人公のルーシーは両親を亡くしたクリストファーを養子にするため頑張るが、というお話.ただ願うだけではなく勇気を持っておそれに立ち向かうこと.物語の主張ははっきりしていてブレないし,複雑な生い立ちの状況も考えさせられ,工夫を凝らした島の様子も楽しい.なぞなぞを考えるも全くわからなかった.

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    2025年10月11日
  • 最後の語り部

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    タイトルからは想像出来ない内容だった。
    「過去の間違いや過ちを忘れずにいて、子どもや孫たちの未来がより良いものになるようにするのが、われわれの務めだ。」
    過去を消去するのがいいのではなく、反省し改善に努めていくべきというのが印象に残った。
    ただ忙しく立ち働くだけ。……一糸乱れぬ流れ作業には、彩りも面白味もない。
    効率だけで心を動かさない世界に足を踏み入れたくないないと感じた。

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    2025年10月05日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ノンフィクションに苦手意識があったので、読めきれるか不安を感じながら読んだ。
    読んだ感じとしてはあまりノンフィクションとは感じずに読むことが出来た。
    解読がなかなか進まなさと本の長さにやるせなさを感じ、読書が進みにくいところもあった。

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    2025年09月26日
  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    これ児童書なんだ。
    面白かった。
    大人である私としては、ルーシーとアンジーの対面したところが1番印象に残った。
    姉妹だからこそ、思う事がありわだかまりに繋がっていたのだろうし、許せない気持ちもわかるが、ルーシーなりに受け入れたところがウルッとした。

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    2025年09月23日
  • 時計島に願いを

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    昔子どもだった大人が読む大人へのファンタジー。
    最後はちょっと出来すぎなほどのハッピーエンドだけれど
    途中はシビアな現実問題も描かれる。
    時計島やヒューゴの描いた絵を想像するのも楽しく
    けっこう長編だけれど
    次が気になってサクサク読める。

    待ってても世界は変わらない。
    まずは自分の真の願いに気づいて
    それが叶うように願って
    努力して
    怖くても勇気を出して1歩進む。
    子どもも子どもだった大人もがんばりましょう!

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    2025年08月16日
  • 時計島に願いを

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    最初はなかなかページが読み進める事が出来なかったのですが、どんどん引き込まれて幸せな気分で気持ちよく詠み終えることができました。

    人気作家が、少年少女時代に実際に「時計島」にやって来た4人の男女を招き、新刊の版権争奪戦ゲームをさせる。
    登場する人物は、其々に過去の苦い経験や、その事から生じている悩みを抱えている。
    登場人物それぞれが自らの恐怖と向き合い、前に進む姿に心揺さぶられました。


    作中に出てくる時計島の物語の中のことば
    響きます。ささります。
    「勇敢な子こどもだけが、願いを叶える事ができる」
    「願うだけでは充分ではないことを勇敢な子どもだけが知っている」
    「願いを叶えるためには自分で努力をしないといけない」

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    2025年07月12日
  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    面白かったーー。
    マンガ「ダンピアのおいしい冒険」読者はみんな読んだ方が良いと思う。
    以前、この漫画のもとになったダンピアの手記は楽しく読んだのだけど、この本で書き手の個性もよくわかった。
    戦闘の様子にはあまり触れずに、植物動物のことばっかり書いてるダンピアさんよお。

    複数の手記を横断しながら海賊たちの事実に迫る記録という体裁で、この本ではほぼ主役のリングローズ、準主役のダンピア、シャープ、ウェーファのみならず、ソーキンズがどんな人だったか、などもよくわかる。
    (リングローズはもっとも中立的に、かつ筆豆に書いていたからこの本では中心人物になったのかも)

    主人公たちはスペイン人に対して、残虐は残虐なんだけど、一世紀前に入植してきたスペイン人も大概だし。
    現地の人たちにはとんでもなく迷惑だったと思うけど、そちらもすでに西欧人への恨みつらみと疑いが大きく、実際にウェーファたちはクナ族に処刑される寸前だった。

    飢えと渇き、ケンカと賭博と酒と黄金と海図。
    これがもう彼らの全て。
    一攫千金とアッサリした戦死、たまにチラつく絞首刑。
    その上に成り立つ冒険というか暴力だ。
    恐ろしい時代だけど、このスケールに男たちは盛り上がったんだなあ。嫌だなあ。
    事実は小説より奇なり、の連続で、読む手が止まらなくて楽しい一冊だった。
    ダンピアのマンガの最終巻にあった番外編の内容もこの一冊でよく理解できました。 ハリス(のおじさんのハリス)はただ死んだんじゃなかったんだね…両足を…おえええ。

    ・シャープ、やっぱりあのダリエンのシーンで本当はレイ⚪︎してたんだな…そんなことも日記に書き残すんだなあ…(その程度の認識、とも言える)
    ・船の外科医の手術が怖すぎる。三分から五分で手足を切る。時には船大工が普通のノコギリで。麻酔がないから良い酒飲んで。あああ。
    ・外科医の技術や知識は身を守ることが多い
    ・ダンピア、ウェーファは自分を知識側と認識していて、野蛮系のメンバーを軽蔑してるっぽい。まあやってることは一緒だけどね。
    ・ウェーファは外科医だけど、仕事の内容は普通の船員とあまり変わらないのはなんで。(捕まった酔っ払い外科医三人組とは明らかに仕事内容が違う)
    ・リングローズ、、、妻子をロンドンに置いてきていたか、、、あの童顔で、、、お前、、、。
    ・リングローズは本当に親切で聡明な人だった。スペイン人捕虜や奴隷にも優しくて、それがもとで窮地に陥っても助けてもらったり。
    ・そんなリングローズがだんだん悪に染まって?シャープ側で船に残ったのがなかなか酸っぱい事実。ダンピアもウェーファも、リングローズを説得したかっただろうなあ。再会できてよかったね。
    ・ウェーファがクナ族の集落に残されたとき、ほかに四人も一緒にイギリス人が残っていたのか。しかもそこにマンガにもいた、ボウマンという仕立て屋がいたのか。
    ・案内人なしのジャングル、本当無理。これはダンピアの手記でもヤバかったけど、ウェーファたちはほんとうによく生きてたねえ。極限状態の五人がギリシア語聖書をゆっくり解釈するシーンで、人間のリアルが見られるような。
    ・リングローズと操舵士チャペルの決闘、えー、その後どっちも生きてたの、なんなん。
    ・敵に情けをかけることが良い事態を招くこともあれば、悪い事態を招くこともある

    最後にシャープと仲間三人を売った(らしい)、ポウヴィーなる人が漫画版ではどう描かれていたのかなと思って、探してみたがどの人かよくわからなかった。気になります。
    そのシャープのその後に顛末も含めて、シャープに対する興味が俄然湧いてきました。
    すごい人格だな、この人。

    それにしてもダンピアは冷静ですごいな。
    スペイン人たちがSOSの信号の偽物を出したのをちゃんと察知できてたシーンに痺れました。

    独特の倫理観と一応の民主制のある狭い船での閉鎖空間 and 広い海での冒険。やばい衛生環境と食事情。肉が欲しいと喚くし、水は全然足りない。ときに大金が簡単に手に入るが、死はいつも隣にある。
    こんな極端な世界にしばらく身を置いてしまったら、そりゃあオカの生活にはなかなか戻れない気もするなあ。

    船でのお楽しみは歌と酒なんだね。なんだか素朴。ペットの犬も和む。(しかし極限状態になるとこの犬は…)
    船長には公平なリコール選挙があるし、決闘は船内を二分してしまうから、船上では禁止だった等、なるほど。
    船で生き残るには仲間の協力が必須だし、未知の土地では案内人が必須だ。
    つくづく、海と未知の土地に生きることのシンプルさに目が眩む。

    つまりはあれだ。日記を残すことの価値がすごい。←語彙。

    (個人的な覚書。今年小4になる子供がこの本を三分の一ほど勝手に自力で読んでしまった。まあ良いんだけど、良いのかな、良いんだけど。レイ⚪︎シーンも読んじゃった。あああ。ダンピア読者だったとはいえ、普段児童書しか読んでないのに、こんな翻訳物の非小説を読んでいたのには驚いた。それだけこの本が面白かったってことかー)

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    2025年06月30日
  • 時計島に願いを

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    読み終わったそばからまた読み返したい。読み終わってしまったことを認めたくない。時計島に戻りたい。
    これはもう、私にとって忘れられない児童文学になりました。これがデビュー作…!!

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    2025年05月16日