杉原理生のレビュー一覧
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蒼は画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から「楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」と言われる。
楡崎圭吾は亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからない彼に、出会って時から惹かれている蒼。
男が現れて2人の間の均衡が崩れ始め…。
何故楡崎が蒼に対してそんな態度や言動を取るのかが謎でしたが途中から「これはまさか?」という展開が待っていてあっという間に読み終わりました。
楡崎が何故そんな態度や言動を取っていたのかがラストで判明した時には、予想を上回る事実があり、蒼から離れようとしていたのも納得と。
ただの色恋沙汰物のつもりでしたがサスペンス物として読めました。
蒼にとっての楡崎出会い、2人で眺めた星空。
これからは離れること無く共にずっと生きていってと。 -
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ネタバレしっとりとした、そしてどこか仄暗さも感じられる杉原先生作品のなかでも印象的な作品のひとつです。兄弟同然に育ってきた従兄弟への恋心、好意を寄せられている幼馴染みの存在、育ての親……主人公の透はとても複雑な立場にあると思いますが、そこの葛藤がどちらかというと緩やかで、幼馴染みに打ち明ける場面も思ったよりもあっさりだったなと感じました。でも、杉原先生の情景や心情の描写は本当に丁寧かつ言葉の選び方がとても綺麗で今作でも何度も胸を打たれました。特に、透自身が「性の目覚め」と述べていた、スカートに手をいれられ太腿に触れられる夢を見る、あの場面はとてもドキドキしました。
しんしんと降り積もる田舎の雪のように、静かで澄んだ素敵な作品でした。 -
ネタバレ
表紙通りのラブストーリー
ユギさんの絵が好きで購入。初読み作家さんでしたが、心の情景描写?にひきこまれて、とても味わい深かったです。
二人で手を握り合っていたり、暗がりの中、星空や海の映像を観ていたり、そう言う場面も雰囲気あって星好きとしては◎。絵で購入しただけあって、頭の中ではこのキャラで動かしてるから魅了倍増?ストーリー的にも、何も期待せずあらすじも知らずに読んだからかも知れませんが、私的には現代リーマン×ノンケ同士の恋としては十分満足でした。こう言うの結構好きなんですよね。
では、星4つなのはなぜかというと、わーっという感動とかではないけど、合格!みたいな、4.5くらいの気持ち。 -
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葛西さんの表紙で、もうなんていうか、薄幸キャラなのわかりますw(だがそれがいい)
世話焼き(蓮見)と生活能力低めな不思議ちゃん(和久井)、って言う、私の好きな設定CP!和久井の飄々とした態度には実は過去の出来事がトラウマになっていて...。
両片思いの不憫受け。
割と淡々と進んでいくけど、進むにつれて重々しくなってくる。二人ともちょっと捉えどころがないキャラクターなので、なんていうか...つかみが弱さはあるかもしれない。
幼少期の和久井は、実の父親に浮気の末の子と疎まれて(実際は違うのを知っているのにもかかわらず)、母親も浮気は実際にあったことなので、後ろめたさからか味方になれず、そんな時に男からいたずらをされて...。(この経験から、EDに...)
世間体を気にする家柄もあり、家で居場所がなくなり父親の兄?弟?(どっちだったかな...)の叔父に預けられる。
必要以上に関わってこない叔父との距離が心地よく、いつしか恋心を抱くようになり...。告白するも受け入れてもらえず離れて暮らすようになる。
ひょんなことから、彼と住んでいた家に戻ってみると、彼は近所の池の事故で亡くなった後だった。そして、母親の相手がこの叔父だったことを知る...。
重い...w だがそれがいい(2回目)
蓮見との出来事を逐一ノートにしたためていて、(それがタイトルの恋を綴る、になるんだね)あさっての方向にいっちゃってる和久井が怖かわいいw 自覚のある蓮見マニアw 一応、見られたら引かれるってのはわかってるのね...。
全体的に水っぽいテーマもあってか、しっとりして、読後感もよかった。
人嫌いで、時折奇妙なことを呟く幻想小説家の和久井。その世話を焼くのは大学時代からの親友・蓮見だ。興味はないと言うくせに、和久井は蓮見の訪問を待っている。こいつ自覚はないけど、俺が好きなんじゃないのか...?けれどある日、彼女ができたと告げると、態度が一変!!「小説の参考にするから彼女のように抱いてくれ」と求められ...!? -
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ネタバレ野田と若杉のふたりの関係は、細かく繊細に描かれていて
とても読み応えがあり
深い深いところでつながるふたりを感じました。
ただ野田のまだ離婚していない奥さんのあまりの身勝手さのせいで
ふたりの心に残すであろう大きな心のわだかまりを思うと、
読後も奥さんへの気持ちの悪さや腹立ちが後を引いてしまって・・・。
離婚の原因が野田にあるとしても、
別居中とはいえ自分の次の幸せのために新しい恋人を作って
離婚しようと前向きに進もうと自分から野田に離婚をしてほしいと言ったのに
野田がすんなりその離婚を承諾したことに疑問を感じて調査員を雇い
野田のセクシャリティを知って自殺未遂って・・・。
(本人に自殺する気があろうとなかろうと結果はそうなのだから)
んー、びっくりはするだろうけれども、そんな形で
人の心を縛り付けるような行動がどうしても後を引いてしまって
心にこのことばかりが残ってしまいました。
これからのふたりが、心を寄せてこの件も乗り越えて
同居しようと野田が言った時のような晴れやかな気持ちで
幸せになっていて欲しいと、
真剣に願うほどのめりこんで読んでしまいました。 -
購入済み
読み手を選びますね
好みが分かれる話だと思います。
なんて退廃的なんなんだろうって、感じで
ミステリー的というかサスペンス的というかの要素含みつつ展開されていきますが、
終盤の伏線回収後、結局、「純愛」だったのかしらと感じました。
盲目的で偏執的で不器用な「純愛」と。
まあ、攻の遍歴凄過ぎて笑いましたけどね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めたら、美少年の主人公の名前が遥でその友人に七瀬くんがいて、驚きのあまり読書が止まってしまいました(笑)。
主人公の元の学校は中高一貫校の寮がある松岡学園だし、主人公にちょっかい出す同級生が橘だし、ぜーったいに水泳部アニメの登場人物から名前拝借したんだろうってのが丸わかりです、杉原さん。
もっと波風が立つのかと思ったらすんなり収束してしまって、ちょっとだけ拍子抜け。
この雰囲気なら先輩と最後までいたすエロはなくてもいいかなって思ってしまいました。
副寮長の御園さんとかいじれば美味しそうなキャラがいるのに放置されたり、1年しか描かれていないのでその後の2人の関係がものすごく気になるし。
作品の雰囲気はものすごく好きだけど、もうちょっとが読みたくて、物足りなく思ってしまいました。
橘くんの逆襲とかなかったんだろうか。