杉原理生のレビュー一覧

  • 夜を統べる王

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    前作の方がとっても好みでした。
    律也がもう少し精神的に育ってもらえるといいな。
    アニーの出番ももっと増やしてほしい気がします。あのテンポいいですね。
    そしてレイが悲しかった。ヴァンパイア的には悲しいことではないのでしょうが、やっぱり悲しかったです。

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    2012年09月20日
  • 薔薇と接吻

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    吸血鬼の話。
    杉原さんには珍しいファンタジー。

    箱庭のような雰囲気に酔えたら勝ちでしょうか。
    ページ数もかなり分厚いですが、個人的には上下巻くらいに分けて、もっと背景を書き込んだ方が話に入りやすかった。
    趣味をたくさん詰め込んだような話で、好きな人にはたまらないと思います。

    シリーズ1作目。

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    2012年08月14日
  • 親友の距離

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    ちょっとじれったい話だった。いつもは主人公に感情移入するんだけど、これは主人公の進一より七海寄りに読んでしまった…。七海から見た進一ってすごい過大評価されてるように思う。でも、進一だって結構自分勝手で無神経で、それに振り回される七海が可哀想だった。

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    2012年07月29日
  • 夜の寓話

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    ネタバレ

    夜と星空をイメージされたそうです。相変わらず繊細で流麗な文体は素晴らしい。すごく余韻のある話。
    Happyなジレジレは大好きなのだけど、今回はなんか鬱々とジリジリと鬱々と…長くて…我慢できずに途中でうがァーーーって投げ出しそうになった。
    攻にも受にも、どちらの気持ちにも私は共感できなかった。
    ふたりがお互いに執拗に執着する理由が自分の中でストンと落ちなかったからかな。
    攻の圭吾の人格がいまいち腑に落ちなかったのと、受の蒼が見た目ほど可愛いいい子じゃなかったし。
    かわいそうなお姫様を助けに来たナイト的な役割の富田も中途半端だったな。
    そもそも蒼がかわいそうなお姫様なんかじゃなかったし、富田はもっ

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    2012年07月07日
  • スローリズム

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    水森に毎週2回必ず電話をかけてくる矢萩は、高校のときからの付き合いで一番身近に感じられる友人。だが、高校生の頃、ゲイである事を告白した矢萩はすました顔をして「安心しろよ、おまえだけは絶対好きにならないから」と、言い放った。あれから十二年、その言葉どおり水森と矢萩はずっと友達でいるが……。単行本未収録作品&書き下ろしで待望の文庫化!

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    2012年06月21日
  • ハニーデイズ

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    ネタバレ

    かわいい年下の一途で直球勝負な攻撃に理性が決壊してしまう隣のやさしいお兄さんのお話です。『落ちてこいよ、いいかげん落ちてこい、ぼくの腕のなかに』と長年の片恋をまっすぐにぶつけてくる受。対する攻はお世話になったおうちの一人息子、弟以上にかわいがってきた大切な子に手は出せないと長年堪えに堪えてきたという設定。まあ、よくありがちでしょうか。受の子は何度も告白しては玉砕。でも、あきらめきれない受に対して、『恋愛対象じゃない』と拒み続ける。結果的には、攻の方がずっと前から恋愛対象として好きで、でも大切過ぎて今まで受け入れる覚悟ができていなくて押し隠していたっていうオチなんだけど、あんまりそんな気がしなか

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    2012年06月18日
  • 薔薇と接吻

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    ネタバレ

    個人的に、BLで人外が登場するようなファンタジー系は、敬遠しています。わたしの位置づけではBL自体がすでにファンタジーなので、ファンタジーXファンタジーで異様にドリーミーな展開になってしまうのでは・・・と思えてしまうので。ただ、杉原さんは大好きだし、「世界が終わるまできみと」の怜人のような王子様攻が大好物なので、読んでみました。うん、まあ、嫌いじゃなかったよ。この作家さんは、普通のストーリーを書いても結構ファンタジックな文体ですが、今回は設定そのものがかなりファンタジックなのでよくマッチしていました。攻である『夜の種族』ヴァンパイアの櫂は、ストライクど真ん中。ヴァンパイアって、存在そのものが淫

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    2012年07月11日
  • 羊とオオカミの理由

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    ネタバレ

    主にいい意味で普通のお話です。目を引くような派手さはないけど、ほのぼのアットホームな良質のラブコメ。とにかくブラコン兄の弟溺愛っぷりにニヤニヤ。これといって事件もなく悪い当て馬も登場せず、ただただ兄の盛大な勘違いで話が進行します。年下の攻もよくある『大型ワンコ』系ではなく、クールで飄々としたきれい系です。←こういうの好き。受である壮絶ブラコンのお兄ちゃんは弟の貞操を守るため、身代わりで攻くんとチュッチュッする羽目に陥るのだけど、『同性なのに不思議と嫌じゃなかった』っていうBLテンプレ的な展開です。全体を通して、ほのぼのとかわいい仕上がりなんじゃないでしょうか。
    今回はこの作家さんお得意のジレジ

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    2012年05月31日
  • 恋の記憶

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    悪いわけじゃないんだけど・・・杉原理生XSHYノベルズの組み合わせは個人的に相性が悪い気がする。どっちも好きなのになんでだろ・・・。そして山田ユギさんも大好きなのだけど、個性?というか、インパクト大のイラストのイメージにものすごく引きずられてしまって、なんだか山田ユギさんの作品を読んでいるような気がしてしまうのはなぜかしら。別に悪い話では全然ないのだけど、いまいち気持ちが入り込めないというか、なんというか・・・

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    2012年05月08日
  • 親友の距離

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    親友の七海と進一の物語。
    昔は気づけなかった感情に気付いた進一と、昔のように好きだというだけでは一緒になれない現実に苦しむ七海の姿がリアルでよかった。
    自分も相手もお互いに好きであっても、世間体や相手の家族のことを考えて頑なに付き合うことは出来ないと突っぱねる七海が健気で泣いた。゚(゚つД⊂゚)゚。

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    2011年12月18日
  • ハニーデイズ

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    兄のように慕っていた諒一郎の、同性とのキスシーンを見てしまった国巳は、そのことがきっかけで自分の気持ちに気づくが…。

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    2012年06月12日
  • 親友の距離

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    まあ・・・可もなく不可もなくって感じ。
    心理描写が多い割には、伝わってくるものがあまり無かったかな。

    七海の切なさとかもっと伝わってきたら萌えられたのに。
    ちょっと残念・・・

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    2011年09月09日
  • 親友の距離

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    再会ものです。設定はとてもいい感じなんだけれど、攻め視点なので切なさがなかったです。それがちょっと残念でした。あの時気付けなかった恋がゆっくりとしたペースで近づいて行く・・・。でも好きだ!!と気付いた時からまっしぐらだった攻めの行動は結構好きでした。

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    2011年09月03日
  • 薔薇と接吻

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    杉原理生作品ではかなり異色ではないでしょうか。
    これでもかというほど直球ファンタジーBL。作者もノリノリで楽しんで描いたんじゃないかなって思った。わたしもノリノリで楽しんで読みました。美形のオンパレードにうっとり!

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    2011年05月05日
  • 夜の寓話

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    作品としては相変わらず凄く良いんだけど、杉原理生のこういうタイプの話他にもたくさんあるからなんだか新しい感動がなかった。好きだけど。

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    2011年04月25日
  • スローリズム

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    ネタバレ

    杉原さん初読みでした。私の大好きな木下けい子さんの絵と凄くマッチしていて良かったです。矢萩の、水森にだけは臆病である姿がなんとも痛ましく、切ない。必至な二人がとてもよかったです。

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    2011年03月25日
  • 薔薇と接吻

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    ★3.5
    耽美な世界観でした。とにかく雰囲気もイラストも美しいというか。夜の種族とか狼族、狩人等の設定も凝ってるという印象。ちょっと小難しいところもあって理解しながら読むのに苦労もしましたが、ヴァンパイアとか、こういう人外ものファンタジー好きなので楽しめました♪脇キャラの慎司と東條もいいキャラしてて気になる存在でしたw

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    2011年03月21日
  • 光さす道の途中で

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    高校から大学にかけて、友人三人の関係。
    一人の友人の死から、昔を回想する形で書かれています。
    回想型の文章はちょっととっつきにくかったですが、関係の変化をじっくりと書いていく辺りは文章力のある作家さんだなと思います。

    ハッピーエンドではあるんですが、底にあるものが「昔を懐かしむ」な為、どこか重いです。
    少年のじゃれたやり取りは可愛いかった。ふざけて口悪く言い合っている位がいいと思います。

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    2011年02月19日
  • 夜の寓話

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    二段組、読み応えありました

    サスペンス風で、かつ、二人だけの物語なのね
    富田くんがもう少し絡み合ってくるのかと思いきや…
    そして結構登場人物がいるはずなのに、全く印象に残らないのも珍しいかも

    何か、こう、映画でも観てる気分になったかな

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    2011年02月07日
  • ハニーデイズ

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    ちょっと物足りなかったかなぁ。読み初めてからもうちょっときゅんきゅん・ほのぼのになるだろう!と予想したんですけど、そこまで至らずお話自体は良かったのですが、萌えが無かった・・・。長年我慢して気持ちを押し殺していたにも関らず3度目の告白でコロっといってしまった諒一郎の心情をもっと知りたかった。

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    2010年10月21日