杉原理生のレビュー一覧

  • 夏服

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    季節の色や匂い、空気の描写が過去に感じた感覚をリアルに呼び覚ましてくれた。
    爽やかで眩しい、これぞ正しく青春。

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    2012年06月21日
  • 光さす道の途中で

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    ネタバレ

    後書きで作者が桜並木を書きたくて書いたお話だと言っているとおり、桜のため息が出るような美しい風景描写が何度も登場します。他の方のレビューを読むと、好きと嫌いと分かれていたので、大好きな作家さんだけど、過剰な期待をしないで読みましたが、私はかなり好きです。とにかく毎度のことだけど、読者にはとうの昔に心のうちはお見通しなのに、ぐるんぐるん悩み続ける主人公、そしてジレジレと進展しない恋。高校の同級生同士の微妙な三角関係。みんながみんな、相手を思うあまりやさしさで相手を傷つけて、少しづつ自分も傷ついていくみたいな。結末は最初に見えてしまっているのに。さなぎが羽化するのをじっと見守るように、ただ息をつめ

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    2012年06月15日
  • 夏服

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    ネタバレ

    とにかく『ザ・青春まっただなか☆』なお話。初夏のコントラストがはっきりした青い空。真っ白い半袖のシャツ。自転車に乗る先輩の背中を一生懸命追いかけた。大掛かりなストーリーはありませんが、ただただ高校生の頃を思い出し、甘酸っぱさにキュン死しそうになります。こんな風に誰かをただひたむきに、好きで好きで仕方なかったこととか。世界が先輩で回っているような気がしていたこととか。すっかり薄汚れてしまった今となっては、そのきらめきがただ眩しくて愛おしい。大人になって、何もかもすっかり変わってしまったけれど、こんな想いは胸のずっと奥に大切にしまってあったなぁ~とあらためて思い出させてくれる素敵なお話です。

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    2012年06月15日
  • スローリズム

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    初めて読んだ杉原さんの作品です。
    木下さんの挿絵がとても作品とあっていました。
    ゆっくりとどこか淡々と進んでいくようなストーリー。
    でもそれが逆に嘘がない感じで面白かったです。
    絡みのシーンはもうちょっとだけスパイスが欲しいかな。
    他の作品も読みたくなった作家さんです。

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    2012年02月15日
  • 音無き世界

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    杉原さんと宝井さんという大好きな組み合わせ。
    フリーの映画ライター×映画サークルの大学生
    結構歳の差ラブ

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    2011年05月12日
  • 夏服

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    癒された♪ ひたすら眩しいほどに甘くて優しくて好き過ぎてほんの少し切ない。

    社会人になる時代と二人が始まった高校時代、二つの方向から話は進むので、ある意味安心感があったw

    引越し先の間取りを考えて、二人がどういう関係でいたいのか再確認したりとか…ありがちな日常のやりとりの中に繊細な心理描写で満腹。美味しかった〜♪

    最初から最後まで、この先輩は甘くて甘くてもう参ったねwww流石BLだwwwww

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    2011年04月17日
  • 羊とオオカミの理由

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    すごく可愛くてほのぼのとしたお話だった。ファミリーコメディ的BL?こういう誰も不幸にならない小説ってリアリティに欠けるかもしれないけどわたしは大好き。

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    2011年04月08日
  • 薔薇と接吻

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    吸血鬼もの好きにはたまらない作品だと思う。
    でも吸血鬼が最強でないところが面白いなぁ。狩人の存在が効いてますね!
    そして清浄者が何気に最強!最強の誘い受け!
    面白かったです。

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    2011年03月27日
  • 薔薇と接吻

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    ネタバレ

    ヴァンパイアもの好き。

    ヴァンパイアに狼男、獣専門の狩人。
    「夜の種族」って言ったらロマンティックなイメージなのに、始祖さま&櫂以外は…
    櫂さんもグダグダと悩んで悲運の王子様っぽかったのに、開き直ったらデレデレのエロ王子(笑)

    続編があるなら、ぜひマイペース東條さんとドSなレイで(笑)

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    2012年01月22日
  • スローリズム

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    スローリズムの音楽を聞いてるような物語
    気づいても気づかなくても、あるものはそこにある。心配はいらない、隠れる必要もない。
    杉原せんせいが書いている恋のもどかしさ・心地良さ・胸がほんの少し疼くような甘酸っぱさが大好き。

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    2011年01月24日
  • 硝子の花束

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    地味に良かったな〜。特別な展開ってほどでもなく静かに進んで行くんだけど丁寧に気持ちの揺れが出ていて好きだなこれ。ミステリアスに分かって来るそれぞれの想いが優しくてすれ違っててジワジワ好い…。幼い頃から知ってるだけに年の差が、言われた事が、足枷になって切なかった。

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    2011年01月07日
  • 音無き世界

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    第一部は英之視点、第二部は遼の視点。
    派手さのない、地味なストーリィですが…
    しっとりと心に染みいる作品です。
    第二部での、遼の閉ざしていた心が開いていく過程。
    幼い遼と父親の8ミリの映像に込められた想い。
    英之に宛てた手紙。

    自然と涙があふれてきます。

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    2010年02月19日
  • 夏服

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    現在は、倦怠期?的な「すれ違い」状態にあるカップルの
    出会いから結びつくまでの過去を追っていく、ってスタイルは
    とても気に入りました。

    その気持ちを追いながら「何故今、こんな些細なことで自分たちは
    距離を感じてるのか」と気づいてラストへ。2人の心の動きと一緒に
    読者の心も進むので、萌え度やキュン度も自然と上がる。

    じれったさで有名な(?)杉原さんですが、本作ではそちらよりも
    恋の切なさを強く感じるかなあ・・・。爽やかで眩しくてピュアな
    “初恋・初彼”物語。じわじわ来ます。

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    2010年01月12日
  • スローリズム

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    少し不器用な大人の遠回りだけど、確実に寄り添っていく二人の気持ちが見事に表現されていると思いました。

    大きなハプニングも、のたうち回るような甘いセリフもありませんが、読んでいて二人の空気に引き込まれました。


    木下けい子さんの挿し絵がまたピッタリ。


    読後はその後の二人を想像して、ほっこりと温かい気持ちになれました。


    こんなカップルには性別問わず憧れます。


    お気に入りの一冊になりました。

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    2009年12月23日
  • スローリズム

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    幸せな気分になれた。疲れてるときは癒されそう。何の変哲もないリーマン。受けがウダウダ考えるけどやる時はやる「漢」だ!そこがいい!ゆるい攻も徹底して大事にする頑固さがいい!

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    2009年12月18日
  • 夏服

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    これは素晴らしく良かった…!
    久々にイイ小説に出会ったなぁと感じました。
    ドキドキするような甘酸っぱさを
    この本で堪能しました…
    主人公(受)の一人称描写が凄くいい!
    杉原さんの真髄って感じがします。
    主人公の揺れる想いがひしひしと伝わってきます。
    あぁ、受け子が可愛いって最高←
    攻の懐の深さにあとは癒されましたね。

    あぁ、杉原様はやはりすごい。

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    2009年11月19日
  • スローリズム

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    …最高でした。杉原さんは初読みだったのですが、2人の心情変化がリアル。木下さんの挿絵ともマッチしています。以前のフェアの際の後日談の小冊子と併せるともっと幸せな気持ちになるw

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    2009年11月19日
  • 世界が終わるまできみと

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    他のレビューの方々が受ける印象と近く、雰囲気が従来のBLとしては読みやすく、文章も丁寧で、読み進めていく最中に主人公達や登場人物達の感情にとても切なく思わず泣いてしまった作品です。
    まさかBL小説で泣く日がくるとは正直思いませんでしたが、単純に『恋愛小説が好き』という方や、ビギナーの方にはお薦めです。
    高星先生の挿絵も物語の透明な感じに合っておりとても素敵です。

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    2009年11月17日
  • 恋の記憶

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    【あらすじ】「淋しいだけじゃ、俺はひとを好きにならないよ」姉の結婚式の日、理也は数年ぶりに従兄弟の高成と再会した。高校にあがるまで、ふたりはとても仲のよい従兄弟同士であり、理也にとって高成といる空間はひどく居心地のいいものだった。けれど、ふたりの間にはなにか曖昧なものが忍びこみ、いつしか距離を置くようになっていたのだ…結婚式の夜をきったけに再び一緒の時間を過ごすようになったふたりだが、曖昧だったなにかが露になってゆき。

    『思い出せばつらいのに、まだ心が痛むことに安堵する。当分、過ぎた記憶にはならない。そうしたくない。
    思い出にならないまま、高成のことはこの胸にもうすこし痛みとしてかかえていた

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    2009年10月04日
  • スローリズム

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    【あらすじ:水森に毎週2回必ず電話をかけてくる矢萩は、高校のときからの付き合いで一番身近に感じられる友人。だが、高校生の頃、ゲイである事を告白した矢萩はすました顔をして「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」といい放った。あれから12年。その言葉どおり水森と矢萩はずっと友達でいるが…。】

    先を急ぎたくなるのをこらえるので必死。

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    2009年10月04日