杉原理生のレビュー一覧

  • 夜を統べる王

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    どちらかというと、脇役に注目がいった一冊でした。レイとフランの最期は悲しかった。結末を知っているので、悲しい気持ちにしかなれないけど、二人が出会った頃の話も読んでみたいな。

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    2012年09月30日
  • 夜を統べる王

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    待ったかいがあった作品ですね♪ かなりの分厚さに堪能出来ましたし、シリアスの中にも今回初登場のアニーが楽しく盛り上げてくれてと、とっても楽しめました♪ すっごく前作好きだったんですよね。次は絶対スピンだ!って思ってたんだけれど、続編でしたけれどそれでも新婚の二人がやっと深く結びついたな~って終わり方ですごく良かったです。 そしてどんどん素敵になって行く高星さんの挿絵!最高ですね♪

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    2012年09月23日
  • 親友の距離

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    正直、穂波ゆきねさんのイラスト買いでしたが、おもしろかった。
    進一(攻)視点で話が進んでいて、七海(受)の行動の心意がよく理解できなかったところが、最初あったのだけど、もう一回読み直してみて納得しました。
    七海が進一のことを好きすぎて、進一に友達以上の感情がないことを知りつつ、親友ポジションを保とうと必死になっている姿が健気です。進一に受け入れてもらってからも、かたくなに「勘違い」だと説得しているところも、なんだかかわいそうなくらいだったけど、それって自分が傷つかないためのポーズであり、相手の気持ちを信じきれないところがあったからかもしれない。
    失いたくない「親友」はかけがえのない「恋人」にな

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    2012年08月13日
  • 世界が終わるまできみと

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    ネタバレ

    とにかくこの作家さんの繊細な語り口が大好き。こんなにも不幸がたくさんつまっているのに、それはむしろ儚いような美しさをもった透明な世界。王子様みたいにかっこいい男の子ふたりがお互いを想いあって、大事に大事にしていく。どこか現実味がない、生々しさが全然ない世界観だけど、日々の微妙な心の揺れや感情の揺らぎは、誰でも経験したことがあるような、なつかしいもの。切なくて、やさしくて、ちょっとあたたかいお話。

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    2012年04月23日
  • スローリズム

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    同級生モノ。長年お互いを想うあまり、核心の周りをぐるぐるぐるぐるジレジレジレジレと気遠くなるようなスローなリズムで刻んでいくお話です。大きな事件はありません。でも好きだな~・・・こういうの。作中に『年をとるごとに、たいした悪さをしているつもりはなくとも、呼吸をしているだけで薄汚れていくものはあるのに』という表現がでてきて、なんか胸がザクリとなりました。何もしなくても、生きてるだけでも、自分は薄汚れていくけど、心の奥にお守りみたいに大事にしている、何にも汚されない想いみたいなモノ、自分にもあるな~・・・と。実際使われている文脈のニュアンスとは少し違うんだけど。杉原さんの作品には時折心をかっさらわ

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    2012年04月11日
  • 親友の距離

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    良かった!!
    受けがめちゃめちゃ強がりな所も良かったし
    爽やか優等生な攻めも良かった

    高校・大学と親友だった二人が再開して…というお話でしたが
    言葉にしない所でお互いを理解しあってる雰囲気がすごく良かったです

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    2012年02月28日
  • シンプルライン

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    ネタバレ

     連れ子同士で、一時期、血の繋がらない兄弟として生活をしていた圭一と孝之。
     十年後、大人になって偶然再会した二人は、改めて兄弟のような不思議な関係を築き始める。
     週に何回か、圭一の家により食事をしていく孝之。
     そんなある日、孝之が圭一の家に泊まろうとした事から、その均衡が崩れる。
     弟だった孝之への恋心を自覚していながら隠す圭一と、兄だった圭一への想いをストレートにぶつける孝之。

     しかし圭一にはどうしても孝之を受け入れることができない理由があって――。

     という話でした。
     全体的にちょっと曇り空みたいなちょっと沈痛な空気が流れてる話。重い……かなー……?
     でも、何だろう鬱々とし

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    2011年10月17日
  • 親友の距離

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    高校、大学時代とずっと親友だった男に告白され、それを「なかったことに」して以来6年間、ずっと疎遠だった相手に仕事がらみで再会したときに果たして何を思うのか。
    リーマンもので再会もの、等身大の地味な展開で途中のぐるぐる感にじれったくなりつつも引き込まれました。
    進一はとても常識的で、しかも行動力もあります。社内でも女性受けしそうです。そんな性格なので再会した七海と過去気まずい思いをしたにもかかわらず、昔どおりの親友に戻ろうと努力します。
    そして、七海のほうも何気ない態度で友人としてのスタンスを保って接してきます。
    でも、なんか微妙なムード。
    「なかったことに」はやっぱりできずに、妙に意識している

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    2011年10月11日
  • 光さす道の途中で

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    独特の雰囲気だと思った。
    この気持ちがまだ形になっていなくて、曖昧な感情と三人で仲良しだからこその遠慮、そんなものが繊細に良く書かれていて終盤ではもどかしさがあった。

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    2011年08月02日
  • スローリズム

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    繊細…というか愛しているからこそ、壊れたくなくて臆病になってしまう恋。そんな話のだったけれど、鈍感な彼と臆病でほんとの気持ちを言えない彼に少しイラッとした。

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    2011年07月16日
  • スローリズム

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    ネタバレ

    木下けい子さんの挿絵に惹かれて購入。

    スローリズムのタイトル通り、ほんとうにもどかしいくらい微妙な関係がゆっくりとでも確実に進んでいくかんじ。

    本当に何が起こって急展開という感じでもないけれど、読んでいてだるさはなくてなんだか心地よい。

    二人の幸せを見守りたくなるあたたかい作品でした。

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    2011年06月20日
  • スローリズム

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    タイトル通り、ゆっくり進む関係。
    雰囲気が自然で、ちょっぴりほろ苦くて、例え恋仲にならなくてもいいなあと思わせる関係でした。

    杉原さんが描く二人の距離感が好きです。

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    2011年04月17日
  • いとしさを追いかける

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    先輩が受けに振り回されながらも可愛くて好きでどうしようもない感じが伝わって、受けはどうしようもないのになんか可愛くってたまらなくて、大変萌えた。大好き。

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    2011年04月09日
  • シンプルライン

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    杉原理生ってこういう執着と焦燥がすうっと膜を張っていていつ裂けてしまうかぴりぴりとした緊張感が漂う切ないお話がとっても上手。しかも弟攻め。たまらん。

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    2011年04月09日
  • 薔薇と接吻

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    エロ多いわけでもないのにエロ楽しかったww薔薇も吸血鬼もエロ一直線に向かうためのファンタジー要素でwww受けモテモテw軽く読めていい感じに眠りを誘われて満足〜w

    これまで何冊か読んだ杉原さんとはイメージ違った。絵があって良かった。

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    2011年04月03日
  • 薔薇と接吻

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    良かった!お話に夢中になりました。人外ものがいっぱい!ですっごく楽しめたし、櫂の心情も好感持てました♪最後まで櫂一筋だった律が可愛いし、他にもいっぱい気になるキャラ満載でしたね♪

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    2011年03月20日
  • 夏服

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    この表紙から連想される通り、青くて甘酸っぱい青春もあればちょっと大人になってからの話もあり、でお得な感じ。先輩×後輩です。なんだか空気が綺麗。片思いしたり両思いになっても不安になったり素直になれなかったり、と何でもないよくある恋の話を丁寧に掬いとって描いた、っていうイメージ。こういうのいいなぁ

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    2011年03月07日
  • スローリズム

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    木下けい子の表紙に惹かれたんだけど、内容も木下けい子が描きそうな感じ。十年愛。中編二つなんですが、続編が良い。ずーっと好きだったから両思いになれて嬉しいのに、不安になったり卑屈になったりしちゃう攻めが切なくて、受けはなんで攻めが悲しそうなのかとかわかんなくてでも好きだから必死で、もうそのへんぼろぼろ泣きながら読んだ。好きです。

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    2011年03月07日
  • 世界が終わるまできみと

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    突き抜けないけど、これも好きだな〜。父親たちの哀しい背景があっても優しい気持ちになれる。許せるということは愛だなと。

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    2011年01月12日
  • 世界が終わるまできみと

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    途中まで凄く良かったのに最後の最後でグズる主人公2人に若干いらいらした。どうせ両想いなのに。なんだか踏み込むのを躊躇する明確な理由も書いてなかったし。でも目隠しされてたから見えなかったけどきっと怜人は泣いてると思った、みたいな下りはさすがの理生せんせ。切な死にするかと思った。

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    2010年12月26日