夜の寓話

夜の寓話

935円 (税込)

4pt

3.3

「きみは楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」
画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から、早坂蒼はそんな言葉を投げかけられた。それがすべての始まりだった。楡崎圭吾――彼は、亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら、蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからないが、初めて出会った子供のときから、蒼は圭吾に惹かれ続けてきた。互いに強く想いあいながらも、独占欲を押し殺し、むしろ終わりをさぐりあうかのように、一種の緊張感のなか、ふたりは身体を重ね続けている。けれど、ひとりの男の登場により、ふたりが築き上げた均衡は壊れはじめて……

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夜の寓話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    蒼は画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から「楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」と言われる。
    楡崎圭吾は亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからない彼に、出会って時から惹かれている蒼。
    男が現れて2人の間の均衡...続きを読む

    0
    購入済み

    読み手を選びますね

    2016年08月08日

    好みが分かれる話だと思います。
    なんて退廃的なんなんだろうって、感じで
    ミステリー的というかサスペンス的というかの要素含みつつ展開されていきますが、
    終盤の伏線回収後、結局、「純愛」だったのかしらと感じました。
    盲目的で偏執的で不器用な「純愛」と。
    まあ、攻の遍歴凄過ぎて笑いましたけどね。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月09日

    とにかく重い話だった。
    相互依存も執着も嫌いじゃないよ?でもそこに観測者(富田)は必要だったのだろうか。

    0

    Posted by ブクログ 2011年04月25日

    作品としては相変わらず凄く良いんだけど、杉原理生のこういうタイプの話他にもたくさんあるからなんだか新しい感動がなかった。好きだけど。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月07日

    二段組、読み応えありました

    サスペンス風で、かつ、二人だけの物語なのね
    富田くんがもう少し絡み合ってくるのかと思いきや…
    そして結構登場人物がいるはずなのに、全く印象に残らないのも珍しいかも

    何か、こう、映画でも観てる気分になったかな

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年07月07日

    夜と星空をイメージされたそうです。相変わらず繊細で流麗な文体は素晴らしい。すごく余韻のある話。
    Happyなジレジレは大好きなのだけど、今回はなんか鬱々とジリジリと鬱々と…長くて…我慢できずに途中でうがァーーーって投げ出しそうになった。
    攻にも受にも、どちらの気持ちにも私は共感できなかった。
    ふたり...続きを読む

    0

夜の寓話 の詳細情報

  • カテゴリ
    BL
  • ジャンル
    BL小説
  • 出版社
    大洋図書
  • 掲載誌・レーベル
    SHY NOVELS
  • ページ数
    223ページ
  • 電子版発売日
    2012年09月21日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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