竹美家ららのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【あらすじ】
警視庁の非公式部署に所属する刑事・奥村智重には「犬」と呼ばれるパートナーがいる。「主人」である智重を守るため、危険に飛び込む「犬」・石凪信乃。ようやく想いが通じ合った二人だが、ある日、智重の先輩で元特殊部隊のエース・玖上禪が着任、禪の「犬」である五係所属の謎の多い分析官・篠宮犬姫とともに智重・信乃は任務に就くことに…。
【感想】
「しもべと犬」に続き、重い題材です。テロにイージス艦、てんこ盛り。
智重の先輩である《砂漠の悪魔》禪と、信乃の先輩《犬》で分析官の犬姫(これも里見八犬伝の「伏姫」が由来だよね?)がメインの物語。壮絶な愛の形。
オススメの一言は禪が犬姫を表わした「俺のイージスだ」に決定。そのとおり。
信乃の「俺ごと焼却してください」も切なかった…(涙)。するわけないよ、智重が!
番外編(同人誌)では、もうどこまでもヤンデレるルビーの可愛い《わんこ》と、オフでは世界一甘やかしな明るい調教大好きドS主が見られます。
犬姫の世界を構成する天国と地獄の落差は、One&Other な愛と信頼でどんなハチミツよりも甘く満たされているのです。
まだまだ登場人物は出揃っていないようですが(One-Cell のハッカーさんも気になります)、次(本編)はいよいよ遥さんの事件の真相編でしょうか? 待ち遠しいです。
【番外編】(信乃メインを除く)
『キスして。』(同人誌)
『合同合宿』(同人誌)
『あの虹の色を。』(同人誌)
『Trick or Trick? Otherwise Sweet』(同人誌・残念ながら未読)
『21g』(同人誌) -
Posted by ブクログ
10年も前に書かれたとは思えない、流行に左右されない名作だと思う。
エドワードがレイモンドをずっとひそかに思い続ける、儚くも熱い想いにキュンときました。「雛が最初に見たものを親鳥と思うように」とありましたが、まさにそう。レイモンドに何人もの恋人ができてもただ側にいるだけ。男同士ということに加えて主と従者という二重の禁忌があるため、せつなさ倍増です。
ただ、レイモンドがエドワードに気持ちが傾く様があんまり詳しくはないような気がするのがちょっと…
それにしても文庫書き下ろしの短編のときの二人はいったい幾つくらいなのかしら?計算すると結構いい歳なきがする。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。
しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っている。
ある日、椿のもとに十左という男がやってくる。
十左は椿を救おうとしたとはいえ、椿から父の庇護を奪った男だった。
名を隠し椿の世話係となった十左は、兄達に仕込まれた薬で苦しむ椿を慰める。
やがて二人は心を通わせ始めるが・・・!?
・・・巻末より抜粋。
【収録作品】
「篝火の塔、沈黙の唇」
「翡翠の庭」
--魔人評価--
エロ度:★★★★★
キャラ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
※陵辱・道具責め他、斬首シーンなどが含まれます。
また、義理の兄弟・実の父親といった近親相姦、盲目という障害を負った少年を陵辱というストーリーに嫌悪感がある方は、ご遠慮ください。
これねぇ・・・キャラ設定、時代設定、ストーリー展開の全てに重みがあり、とても面白かった。
ただ、すっごく読みづらい作品だったんですよ( ̄~ ̄;)ゝ
1.文章や表現に古い文体が使われていること。
2.主な主人公たちのそれぞれの回想シーンが多く、ちょっと進んでは回想を繰り返すため、なかなか先に進まないこと。
3.明治時代の背景、罪人の扱いについて多少の知識がないと疑問が残る部分があるということ。
以上3点、ある程度年齢いっている人でないと、すんなり読むことができない作品です。
ですが、同時収録の「翡翠の庭」、こちらに椿視点と現代文で書かれた「全ての事の真相」と「本編の解釈」とでも言うべき説明が記載されてますので、一度読んで再び本編に戻るとわかりやすくなるかと思います。
まぁ、多分・・・書きながら作者が興に入ってしまったのかな?
って気がするんですけどね・・・(^_^;) -
Posted by ブクログ
【あらすじ】島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っている。ある日、椿のもとに十左という男がやって来る。十左は椿を救おうとしたとはいえ、椿から父の庇護を奪った男だった。名を隠し椿の世話係となった十左は、兄達に仕込まれた薬で苦しむ椿を慰める。やがて二人は心を通わせ始めるが…。
初めての主従モノ。
読みづらかった。まるで新聞連載物のように説明の繰り返しが多かったり、すんなり読み取れない言い回しだったり、センテンスとか、そういうのが。
ただ慣れれば、その描写や表現は文学的でなにより内容がしっかりしてる。間違いなく面白かった。
追いたい作家さんみっけ。