竹美家ららのレビュー一覧

  • meet,again.

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    ネタバレ

    『雪よ林檎の香のごとく』のスピンオフ。あのヤンデレの栫先輩のお話。(デレはどこだよ!)いざレビューを書こうと思った時、このお話は一体何にカテゴライズされるのか一瞬考え込んでしまった。結論として、サイコサスペンスかなと少し思った。恋愛はあくまでも付加的なもの・・・っていうか、これを恋愛小説と呼んでいいのか、わたしには正直わからなかった。『雪よ林檎の~』でも、栫先輩は十分に壊れている人だと思っていたけど、そんなもんではなかった。その壊れっぷりは半端ない。ただ、本作を読むと、栫の人格がどうして壊れてしまったのかの理由がわかる。プロセスは詳しく明かされていないけれど。
    それは、五歳の時に突然行方不明に

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    2012年06月12日
  • meet,again.

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    BL。。。というよりも、少し不思議な方のSF要素が入ったお話でした。
    淡々と進んでいくストーリーに、この先どうなっていくのだろうという期待と、
    あっさりとした結末、読後のもやもや感。
    白黒つけずにグレーな感じで終わった感もあります。
    でもそんな作品もいいな、と思いました。

    名作映画の歌や、砂時計など、一穂さんは随所で出てくる言葉・物の使い方が上手だな、と改めて感心させられました。
    オマージュとして使っているならなおさら、素敵な演出です。

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    2012年05月21日
  • meet,again.

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    「雪は林檎の・・・」のスピンオフ。
    大学院生×大学内の売店店員(砂時計屋さん)

    一穂さんの作品の中でも好き嫌いがすごく分かれそうな作品です。
    惚れちゃったものはどうしようもないけどとんでもない人に惚れちゃったね。と思ってしまいました。

    でもこの作品の雰囲気はすごく好きです。

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    2012年01月24日
  • 篝火の塔、沈黙の唇

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    ネタバレ

    痛くて、痛くて、痛いお話。
    運命に翻弄されるとは、こういった事か?
    十左の心情に揺さぶられる。
    千代の忠誠心に感服。
    異母兄たちからの暴行シーンは…。

    あらすじ
    島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っている。ある日、椿のもとに十左という男がやって来る。十左は椿を救おうとしたとはいえ、椿から父の庇護を奪った男だった。名を隠し椿の世話係となった十左は、兄達に仕込まれた薬で苦しむ椿を慰める。やがて二人は心を通わせ始めるが...。

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    2011年07月20日
  • 帰る場所

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    途中、さらりと転換する場面に一瞬ついていけない事がありました……。所々で状況が判り難い部分があったのが非常に残念。
    それでも、主役は勿論、脇を固めるキャラクターの描き方がとても上手いんだと思いました。時に主人公を喰う程個性が強かったりするのも、魅力の一つなんでしょうね。
    おばあちゃんとの遣り取りが胸を衝きました。

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    2011年02月17日
  • 帰る場所

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    受、不幸設定だな…そして不幸に向けて突っ込んでいく。
    この巻だけではハッピーエンドでなくて続編あり。

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    2010年12月31日
  • 篝火の塔、沈黙の唇

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    かなり痛い話ですけど、脇役の千代が…
    かなり出来た女性なんだけど、鬼気迫る描写ですごかったです。彼女の口惜しさが伝わってきました。引き際の潔さも見事で彼女に椿が幸せになった姿を見届けてあげさせたかった。

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    2010年07月29日
  • 上海

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    「日の名残り」つながりで英国の主人と使用人の話。

    「上海〜うたかたの恋」新装版。
    1920年代から約40年間の話です。
    当時の英国貴族は家柄だけでは食べていけないので、上海に屋敷を構え貿易商をしています。
    使用人のエドワードはその屋敷の女中が駆け落ちの際に置いていった子供。つまり中国人です。
    メロドラマなんでしょうがエドワードの献身がしみてすごく好き。

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    2010年06月18日
  • 羊とオオカミの理由

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    表紙があんまり可愛くて買ってしまいました。内容もなんだか可愛いお話でした。久遠兄弟と高林兄弟とまとめて可愛いなあ!

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    2010年04月03日
  • 羊とオオカミの理由

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    作家買い 挿絵買い。どちらも大好きです。極度のブラコン(血の繋がらない弟)な受と、弟の親友という話は定番ですが、うまくまとまっていて面白かった。弟の話も読みたいです。

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    2010年03月23日
  • 上海

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    【あらすじ】
    幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆく―。東洋の魔都と呼ばれた大戦前夜の上海を舞台に描かれる珠玉の恋、書き下ろし短編を加えて待望の文庫化。

    【感想】
    大河。

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    2010年01月06日
  • しもべと犬

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    【あらすじ】
    警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。

    【感想】
    『千流のねがい』にリンクしている特殊な設定は、志水ゆきさんの漫画『是』にも通じるところがあるでしょうか。
    南総里見八犬伝の登場人物の名前を与えられた信乃(主である智重が拒否したので、名付け親は一水先生)の健気さがいっそ哀れなほどです。智重の過去もかなり痛いの

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    2010年01月06日
  • 千流のねがい

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    【あらすじ】
    満月の夜、神社の格子越しに美しい金色の「神様」を見て以来、神社に通う小学生の颯太。颯太が見たのは、「神」のレプリカ「きつね」だった。ある日、先代の跡を継ぐため社にやってきた「きつね」の凛は「神様」を呼ぶ颯太の声に我慢できず答えてしまう。やがて颯太と凛は心を通わせるようになる。存在すら知られてはいけない「きつね」と人間の恋の行方は…。

    【感想】
    征士郎(神主)に手作りの和菓子を強請る凛の可愛らしさに、ただもう撃沈 & 颯太の強運っぷりにひたすら脱帽。
    先輩《きつね》の鞘と征士郎の詳しい話は番外編で読めます。こちらはもう切なくて切なくて…。泣かされました。最後のほうでは、ちょっと

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    2010年01月06日
  • 上海

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    波瀾万丈な筋書きと反比例するように、かなりしっとりした話。
    受けが判りやすいくらい薄幸、健気、儚げ系なので、もう少しイラッとした話になるかと思いきや、存外楽しんで読めた。
    そこそこ男の子気質も発揮するのが良いのかも。

    10年以上前に出た本の文庫化されたものです。
    それにしても上海好きなのな、作者さん。
    タイトル通り第二次世界大戦前夜の上海が舞台で、主従、幼なじみ、離別と再会辺りがキーワードのBL。
    10年前の作品だからなのか、作風なのかエロ度は低め。
    エロエロを読むのも好きだが、この作者のしっとり読ませるBLは他人様にお勧め出来ると思う。

    『透過性恋愛装置』は好きなんだけど『いとし、いとし

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    2009年12月17日
  • 茨姫は犬の夢を見るか

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    ●千流のねがい
    ●しもべと犬
    ●茨姫は犬の夢を見るか
    最初「千流のねがい」のとき、面白いけど・・・・ちょっと文面が私は読みにくいと感じましたが、「しもべと犬」そして「茨姫は犬の夢を見るか」を拝見したときに、ぜひ続きも拝見したいと思いました。
    ファンタジーな世界ですが、ちょっと切なく哀しい「犬」という存在が出ています。
    「犬」はご主人のために命をかける存在。
    とてもいい感じです。
    そして、何よりもいいのが、イラストです。
    竹美家らら先生という方のイラスト、すごくきれいです。

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    2009年11月02日
  • しもべと犬

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    【あらすじ】 警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。

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    2009年10月04日
  • 篝火の塔、沈黙の唇

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    玄上八絹さんのデビュー作。
    完全に絵買いだったんですけど、思わぬ青田買いな気分を味わいました。
    文章自体は少し硬くて、人によっては様々な表現がいまいち…な人も出てきそうな、割と読む人を選ぶ文体でした。
    話自体はとても切なくて、はかなくて、現代版ラプンツェル(にしては割と殺伐かもしれないけど)を読んでいる気分でした。
    好き嫌いは別れるだろうけど、これからが楽しみな作家さんです。

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    2009年10月04日
  • いとし、愛しと言うこころ

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    題名と表紙に惹かれて購入しました。中身はメルヘンな感じです。
    とってもかわいい絵柄。トーンの貼り方が凄いです(笑
    読みきり作品が入ってます。
    BLは薄めです。

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    2009年10月04日
  • 篝火の塔、沈黙の唇

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    えーっと、時代は明治初期ですねー。生花の御曹司が、薬物中毒で離れ小島に監禁されちゃってるお話です。・・・・地味にホロリときた;

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    2009年10月04日
  • meet,again.

    購入済み

    全体的に、小難しい言い回しが多く、とても不思議なストーリーでした。でも、なぜか続きがきになってしまい、あっという間に読み終えてしまいました。

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    2025年09月09日