あらすじ
室瀬玲一は姉の形見の喫茶店を営みながら、姪・桃子を育てている。ある朝、店の前に男が行き倒れていた。男を家に上げ、介抱する玲一。その男・西崎征一は、七年前に姿を消した桃子の父を思い出させ、玲一はいい感情を抱けない。そんな折、地上げ絡みで嫌がらせを受ける玲一達のもとに、桃子の祖父の使いが現れ、桃子を引き取るといい……!?
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Posted by ブクログ
たった1人の家族。その大切な家族を失うかもしれない。それはものすごく怖いことだと思う。ましてや頼っていい人がいない中では。
周りに自分達のことを心配してくれる人がたくさんいるのに、頼ることができない玲一。素直になればいいのに...。と思わなくもないけれど、それが自分や桃子を守る方法だったのだろうとも思う。これからは少しずつでも他の人に頼ることを考えて欲しい。
Posted by ブクログ
途中、さらりと転換する場面に一瞬ついていけない事がありました……。所々で状況が判り難い部分があったのが非常に残念。
それでも、主役は勿論、脇を固めるキャラクターの描き方がとても上手いんだと思いました。時に主人公を喰う程個性が強かったりするのも、魅力の一つなんでしょうね。
おばあちゃんとの遣り取りが胸を衝きました。
Posted by ブクログ
桃子が立派!
享子さんといい、女性がしっかりしているイメージがあります。
ウジウジ考えちゃう玲一ストーリーの中に、享子(と私的には榊も)がいいメリハリきかせてるな~と言う感想です。
「最後までいたさないのね~」と思っていましたが、続編がありますね。
ラストに出てくる梶原が、妙に気になります。