家入一真のレビュー一覧
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「さよならインターネット」という叙情的なタイトルが付けられた本作は、日本のインターネット黎明期に青年時代を過ごした一人の”山師”(敬意を込めながてこの呼称を付けさせていただく)が、日本におけるインターネットの変質とそれを超えて我々がどのようにインターネットと接するべきか、もしくは接しないべきかという点をまとめた論考である。
著者と僕は5歳違いであるが、自宅のPCから常時接続のインターネットに触れたとき(僕の場合は高校3年生のときだった)の興奮や感動の体験は共通している。そこでは、ブラウザを通じて能動的にアクセスすることで、自分の知らない世界に触れることができたわけだが、現代のインターネットはむしろ当たり前にそこにあるものであり、能動的にアクセスするという世界ではない。そうした変質と同時に、そのように明確な輪郭が失われたインターネットは、炎上やプライバシーの問題など、必ずしも僕ら世代がインターネットに触れたときのような純粋な感動のみを与えてくれる存在ではなくなってきているのも事実である。
こうした現代において、著者が主張するのは、「エクスターネット」的とも呼べる、インターネットの外や、インターネットの中にいながらもレコメンデーションロジックやSix degreesの関係性を超えたところへアクセスすることの重要性である。そして、インターネットの中でも外でも可能な生き方として、情報や人のハブとなり、新たな価値を生み出す場として、自らを「プラットフォーム」化させることの楽しさが説かれる。
これまで触れてきたインターネットの意味合いが自分にとって何なのか、そしてこれからどのような存在であったほしいのか、ということを自分なりに考えさせてくれる機会を与えてくれた一冊であった。 -
Posted by ブクログ
乙武さんと対談形式での議論。
対談相手はお馴染みのメンバーともいえ、この本以外でも著作があったり、よく他の対談本でも登場したりする人物ばかり。
なのでその人の主張自体は他の本にも出てきて特に新鮮味はない、その意味では出てくる人本人が書いた本の方が詳しい。
ただ、この本の持つ新鮮味は内容よりも「乙武さん」が相手であることに尽きるようにも思う。
非常に稀有な経歴を持つ乙武さんゆえ、対談の中でも視点が新しいというか、広さを感じるので、その部分に対して面白さがあったと思う。
最後都知事、政治家への転身を勧められていたが、どうなんでしょうね。見てみたい気もするが、一議員としてではなく首長としてがいいのかな。一議員だと「障がい者」の立場を代表する人、としてしか見られないおそれがどうしてもあるし。 -
Posted by ブクログ
2014年初版
乙武洋匡 対談
現代社会のおかしさ、課題についての8篇の対談集。
若手論客8人対乙武さんという対談本 (R25の対談企画の書籍化)。八人八様の社会への向き合い方・戦い方を紹介しつつも、共通している「既存勢力・既得権益との向き合い方」については東氏のまとめた「内側・外側」のまとめがわかりやすい。既存のルールの上でも戦える準備をする=内側。既存のルールを真っ向否定し、トリックスター的に変革を目指す=外側。
論壇会にも世代があるし、スタンスの違いもあるということがなんとなくわかった一冊。それにしても乙武さんのスタンスがいい意味でずるい。いいところを結局持っていくような構成でした。 -
Posted by ブクログ
家入さんの動きのフレキシブルさ、刹那感は、なかなかまねしようと思ってもできないだろうな、と思いながら、都知事選になぜ出馬したのか、そこからどういう展望を持っているのかを知りたくて、新刊で購入。
本当に恐怖心なく進んでいる感じが、どうにか自分も取り入れたいと思っている点。そこまでできるのは本当にすごいと思う。
ただ、
ひきこもりがここまでできるんだ、ということを家入さんはおっしゃるんだが、正直あなたはそうではないのでは?と思ってしまう自分もいて。そこに励ましがもらえるものと同時に、自分を情けなく感じてしまう人も一定数いるんじゃないかと。
そこまでできる人が周りを気にして、他人の居場所作りを最優先して、といった活動をしていると、振り返って自分はなんて小さいのだ!と改めて感じてしまうんじゃないかな。
あんまし、引きこもりだったとか俺は馬鹿だとか言い過ぎるのもよくないような気がする。と読みながら感じていました。
家入さんの動きはすごいと思うし、応援(具体的に何もできていなくてすみません)しています。
以下、心に留まった点を箇条書きで。
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自分がそれをやる必然性があるか、よく考える
なぜ現状に不満なのか、その正体を考えて、それが届くように声を上げる。一人ひとりが声を上げて行けるようになれば、世の中は少しずつ変わって行くと思う。
寺山修司「わたしは質問になりたいのだ。大きな質問に」
ひきこもりの若い人にリアルでもオンラインでも何かしらものづくりのスキルを教えてあげられる仕組み。社会との接点づくり
平等に扱おうとする現在の教育
結い、催合いの相互扶助制度。
それができるコミュニケーション能力、めんどくさいと思いながらもつきあえるだけの忍耐。満員電車や朝から晩まで働く、週休二日制によっておこった今のサラリーマンの現状とは違うつらさ?がある。それをしっかりと認識(させた)うえでの選択であってほしい
おごってもらったという連鎖
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板橋区議員中妻さん
練馬のまちの保育園 ギャラリー、レストラン、ベーカリーなども併設されている
livertyシングルマザーのシェアハウス
ソーシャルアパートメント
カルマキッチン
2020年オリンピックのその後をいかに描けるか
高度経済成長の社会でいったん標準化されたものをリセットして、新しい街の形、生き方の形をいかに模索して行くか
これだけの動き方ができる人が、自分と同じ(たとえばひきこもりだったり、傷つきやすい、寂しがりやといった表現)と感じることで、救われるがんばる気になる人は一定数いるのだろう。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読む目的や理由
家入さん森田さんという今気になるお二方が何を考えているのか、知りたかった。
どんなコラボレーションが生まれるんだと思って読みました。
読んだ感想
感想を書くのが遅くなってしまったからかもしれないけど、あんまりしっかりと印象には残っていない。
あっさりと読み終わってしまったのかもしれない。
気になった点
家入さん「結果を出せる人は、向いているとか、やりたいことの邪魔になることを考えたりしてなくて、
やりたいことと同じくらい、できることを考え抜いている」
確か、起業とかそういった文脈だた気がするけど、
なるほど!と思った。あーだこーだ言っている間は無理であって、じゃあどうしたらいいのっていうところを具体化がしっかりできるまで考えているから結果が出せる。想像力をしっかりと持っている。あとは実行するのみみたいな感じなのかな。
考えたこと
本著の中に、
・道心の中に衣食あり 衣食の中に道心なし
という最澄の言葉が出てきた。ぐっとくる。
愚直に突き進むこと。それに道の心があれば必ず生活はある程度保障される。いい言葉を知りました。
また、知恵袋に、「衣食足りて礼節を知る」と「道心の中に衣食あり 衣食の中に道心なし」は真逆にあるというようなコメントがありました。
これは、どうなんだろうか。
ある意味、日本人って恵まれていて、衣食が元々足りているって状況に生まれてきているんだと思う。だからこそ、子供のころにある程度礼節とかマナーがわかっている。だからこそ、次のステップとして、道心を求めるっていうプロセスにいけるんじゃないかあ。
昔の人はそこまで、ものが豊かじゃない中で、こういう道心を極めていったと考えると、尊敬するほかない。
こういう道心を追い求める心をはぐくむにはどうすればいいか。まだ物的な豊かさのない人や国にどうやって、
この道心を求めて生きてほしいって言えるのか、教育していけるのか、悩みは尽きない。
次のアクション
あまり、それぞれの人柄が分からなかったので、森田さんの本を読んでみたいと思う。
(アクションの達成日_年__月_日)