家入一真のレビュー一覧
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ネタバレ今後どのように生きるかについて考えるきっかけをくれる本だった。
終戦後の人々の目的、幸せの尺度はいまより豊かになることだった。そのために、必死で働き、それが会社のため、国や個人のためになると信じられていたし、それが幸せになる事だった。今は時代はもので溢れてる。あらゆるものが便利になりすでに豊かな状態。そうすると今の若い世代は、モノが溢れている世の中で、本当の幸せを探す。自己実現欲求を求めるようになっている。目的が達成されること自体に喜びがあり、お金は付属的なものに過ぎない。
若い世代の中には、お金を稼ぐことに意義を見出していない人が多い。そんな人にはいくら給料をあげても定着しない。それよりは -
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多くのWebサービスを立ち上げ提供してきた筆者がインターネット黎明期から今に至るまでのインターネットと人々の関係性を説明しています。その昔、インターネットがまだ一般家庭に普及していなかった頃は牧歌的で無限の可能性を秘めているように感じられていましたが、今となっては超監視社会のツールと化してしまい息苦しさが募るようになってしまったというインターネット史観を示しつつ、今後はコンテンツ過多になったが故にユーザの見たいものだけが見られる状況になり、インターネットが小さなコミュニティに分裂してそれぞれがパラレルワールドのように存在するようになるのではと未来予測しています。したがって今後大事なのはオフライ
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ネタバレ今週はサラ読みできるのを沢山読もうということで3冊目。
元ペパボ社長の家入さんの一冊。
インターネットが次のフェーズに入ってきてるよねという内容。確かにふむふむと読み進めることができると思います。
黎明期の事とかインターネットの歴史をあまり知らない人にオススメかもしれないです。
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メモ
イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサムが設計した刑務所施設の構想「パノプティコン(全展望監視システム)」は牢獄が円状に配置され、中心に立てば360度見渡せる。五輪エンブレム問題のメタファーとして引用。
糸井さん曰く、シェアとはおすそ分け。
エクスターネットという考え方。インターネット外へ行く。
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Posted by ブクログ
「家入さんは『インターネットが大好き』とよく言うけど、僕にはその意味がわからないんです。なんだか『ハサミが大好き』って言っているみたいで。」
匿名が保持されつつ世界中とつながることを可能にしたインターネットはやがて自分が興味のあるもののみを見せる居心地のいい小部屋と化していく。インターネットに閉塞感ができつつある今日かつてのインターネット的なものはインターネットの外に求める必要がある、と筆者は言う。
黎明期からインターネットビジネスに関わってきた筆者がインターネットの今までの歴史を振り返りつつ、現在のインターネットの世界に感じていることを綴った一冊。