【感想・ネタバレ】なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年03月07日

■著者が扱っているメインテーマ
なぜ小さな経済圏で生きるべきなのか?

■筆者が最も伝えたかったメッセージ
世間の価値基準に囚われず、各自が純粋に自分がやりたいこと、
幸せを感じることに追及できる社会。

■学んだことは何か
受け身で生きてしまうと、世間体や会社の評価、また消費を煽るメーカーや
マス...続きを読むコミが用意したシナリオに囚われて生きるしかなく、自分の自由や本当の
幸せに追求することが望めなくなる。

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

【要約】
日本社会は成熟し、「お金がすべて」という商業主義から、「目的を達成したい」という自己実現主義へ価値観のシフトが(若い世代を中心に)起こっている。インターネットはあらゆるものを民主化し、人々の多様な価値観に応えるプラットフォームを生み出してきた。自分の挑戦をするべく声をあげた個々人へ資金を民...続きを読む主的に調達することが、クラウドファンディングの社会的意義である。CAMPFIREは、お金が滑らかにめぐる、自分の存在を肯定してもらえる小さな経済圏を増やしていくことを目指している。

【所感】
資本主義の限界と新たなモデル構築の必要性、という話については
「父が娘に語る経済の話。」(ヤニス・バルファキス)
「持続可能な資本主義」(新井和宏)
を通して学んだ。
本書の「小さな経済圏」というアイデアは、一つの解となりうる提案だと思う。
「さとり世代」と呼ばれる現在の20代以下の人には共感しやすい考え方である一方、現在の日本の大半を占める中高年層にはあまり理解されない発想であるかもしれない。それだけに、CAMPFIREの挑戦はまだまだ続くのだろう。クラウドファンディングによる資金調達で自分の挑戦を続ける人も次々に現れ、結果としてより幸福度の高い社会が実現していけば、そうした年齢層にも受け入れられ、むしろ支援されるようになるのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年12月11日

とにかく、「誰かを応援すること」から始めようと思った。人を応援することで得た信頼や繋がりが、「社会への貯金」となって将来自分を助けてくれるかも..!!

インタネットによって、「やりたいことができる」民主化が始まった。オリジナルソングをYouTubeで発信できるし、小説をwordで書いて電子書籍化...続きを読むできる。お金や才能がなくても、誰でも「やりたいことができる」時代。だからこそ、自分は何に没頭できるかが人生のコンパスになるのだろう..!!!

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Posted by ブクログ 2019年03月24日

小さくてもいいから、はじめの一歩を踏み出すことが一番大事なポイントだと思った。

自分にできることから少しずつ。
今日よりも明日、明日よりも明後日。
できる事を増やしていこう。

自分はどういう生き方がしたいか?
人生のコンパスは何か?
改めてじっくり考えたいと思う。

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Posted by ブクログ 2018年03月22日

家入さんの本で一番好き。尊い仕事にお金を回るようにしなければと思ったし、そのような仕組みがクラウドファンディングにはあると感じた。私にとって自分の人生のターニングポイントになった本。どんな職業の方、最も読んでほしい本の一冊。バイブル。

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Posted by ブクログ 2023年05月26日

クラウドファンディングは銀行や株式といった大きな経済とは別に、個人といった新しい小さな経済圏を生み出すことができる。これにより起業するハードルを下げるなどのメリットをあげた著書。

しかしながら、クラウドファンディングを知らない人はほとんどいないとあ思うが、自分もやってみようと思う人もほとんどいない...続きを読むと思う。それはまだクラウドファンディングという選択肢が一般的になっていないことを挙げている。そのため、著者が今まで行なってきた普及活動や他の団体ではこんなことをやっている色々と紹介されている。

人が幸せに生きるには、いい大学に入り、いい企業には入り、たくさんお金を稼ぐことだけでないことを示し、その一つの選択肢としてクラウドファンディングが将来的に金融の代わりを担う可能性を示した著書。

『なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか。それは、他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるからだ。』

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

小さな経済圏で社会的にもお金を回せるようになっていくことが、生きづらさを感じている人たちが生きやすくなりそう。小ささは地理的な小ささでもよいし、共通項でもよい。

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Posted by ブクログ 2020年07月16日

「なめらかなお金がめぐる」意味がじわじわと分かってきた。
コロナ禍の現状、資本主義の弊害が沢山出てると改めて感じる。こういう時こそ、「小さな経済圏」で「なめらかにお金を回すこと」が大事なんじゃないかな〜と感じた。

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Posted by ブクログ 2019年11月21日

これまでの社会が「競争」「全体」という価値観だったのに対して、現代は、「共存」「個人」という価値観が中心になってきている。会社は「働け!」ではなく、「いかに働きがいを感じるか」という価値観に変わってきている。
そんな時代において、私たちは、自分たちが幸せを感じることができる、居場所を求めているのでは...続きを読むないか。
そういった思いから、今「小さな経済圏」に注目が集まっているのだろう。

この本を読んで、「小さな経済圏」のように、自分がそして関わる人たちが幸せを感じるために自分はどうありたいのかを考え続けようと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月24日

ーー時代から何を求められているか?
の嗅覚が鋭い家入さん(そのやり方がいつも正しいかどうかは置いといて)は、今の時代は「マジョリティとマイノリティの総数が同じになりつつある」と指摘する。マイノリティとは社会的弱者層。日本の中間層の貧困化は耳タコだが、彼が着目しているのはその「資本主義経済の構造がそろ...続きを読むそろ変わる、変えなくてはいけない」ということ。

ヒエラルキーの上位が仕事を下位に提供し、利益を吸い上げる構造(ピケティでお馴染みですね、トリクルダウンは起きてません)が、格差を広げる一方で、継続困難な程にいびつになってしまった。CAMPFIREの会長でライフネット生命の社長でもある谷家さんによると、その状況は「西洋の現代的資本主義はピンポイント過ぎて微分的」と評する。大衆も感じられる幸せ度を底上げするには、おカネとそれ以外から得られる幸せ要素を「積分的な解決策」で抗じたいという。

その答えが「フィンテック×居場所づくり=CAMPFIRE」という訳だ。
それが「なめらかなお金が、小さな経済圏という形でめぐる社会」。

本書で特に述べられていないが、ブロックチェーンの方向性(存在意義と言っても良い)とも合致する。社会はヒエラルキーの頂点(あるいはプラットフォーマーの中心)に吸い上げられる力と、ピァトゥピァで個々に引き戻す力が均衡し分離する世界が隆起してくると思う。

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Posted by ブクログ 2019年07月20日

モノに溢れた社会で、何だかしんどいな、と感じる人が読むべき本

資本主義社会で経済成長を追い求めることばかりではなく、自分自身の小さな経済圏を作ることを提言している

勝ち負けを追求していくと疲弊を生み、精神的に持続可能な社会とはならない

「自分はこうできる」
「自分はこうありたい」
と自らの居場...続きを読む所を作れなければ、マイノリティの生きる価値が見出せない

CAMPFIREの紹介が多いが、言い訳をなくしていく、という言葉に著者の価値観を感じた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月03日

家入一真さんが2017年の夏にどのようなことを考えどのような取り組みをし、またどのように取り組んでいきたいかを知ることができる1冊。
家入さんは海士町で"お金のその先にあるものを大切にしている人々"に出会い、大きい経済圏からより多様性のある小さい経済圏へと社会が移り変わり始めたこ...続きを読むとを感じた。
そこにはきっと大きな経済圏で生きづらさを感じている人々の存在があり、そういった人々が言い訳をせずに自分の理想実現に向けて努力できる・しても良い世の中をインターネットの力で作っていく必要がある。そこから社会との繋がりを得たり、自己実現したりしながら、世の中の幸せ度数があっていけば良いと思っている。

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Posted by ブクログ 2019年06月02日

より豊かにという「大きな経済圏」から個人や地域レベルでやりたい事を追求する「小さな経済圏」への変化とcampfireが目指すもの。

小さな経済を同時に回す事で、収入の選択肢を用意すると共に成功の芽を沢山用意する事で個人の内的欲求を満たしやすくする。

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Posted by ブクログ 2019年06月02日

読みやすかった。
日本人の幸せの基準は昔と今では確かに変わってきてると思う。選択肢は増えてきたが今の若者はその選択肢を選べる?能力が備わっているのかは疑問かも。なぜなら高校ぐらいまでは親が敷いたレールに乗って生きているから。選択する力は小さい頃から磨かないといけない気がする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月20日

生きづらさを感じている人は読んでみると良いかもしれません。
生きづらさを感じている人に、新しい選択肢としてクラウドファンディングを広めていきたいという著者の願いが込められています。

<感想>
やっぱり収入源を複数持っておくことは、心の自由度を増やす意味でも大切なことですね。
クラウドファンディング...続きを読むは、助け合い・支え合いになると思いますが、一方でコミュニティと言えるかは少し疑問でした。インターネット上の小さな経済圏をどのようにしてコミュニティまで引き上げるのか、そこに興味があります。
また、この本でも、ほかの本でも書かれていましたが、お金は信用へ、社会は小さなコミュニティへという流れは進んでいくんですかね。

<心に残った文章 p141>
そもそも僕がCAMPFIREに絞って活動している理由は、クラウドファンディングは人生の選択肢を増やし、自由な生き方を可能にする手段として強力なプラットフォームであると信じているからだ。
なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか?
 それは、他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるからだ。
 なぜ多くの人は、富や権力に取り憑かれてしまうのか?
 それは、富や権力が自己実現の可能性を広げる唯一の選択肢だと思い込んでしまう状況があるからだ。
 なぜ多くの人は、大きなものに依存してしまうのか?
 それは、自力で生きていくことは限られた強い人にしかできないと思い込んでいるからだ。人が生きづらさを感じる瞬間というのは、既存の社会にお膳立てされた仕組みや価値規範にフィットしないときに多い。
 だから僕は選択肢を増やしたい。

〇要約
<この本の問題意識>
際限なき成長が前提の資本主義、売れることが正義の商業主義の中、生きづらさを抱えている人がいる。
なぜ生きづらいのか。
一つの会社への依存がある。給料が振り込まれる感覚がいつの間にか当たり前になり、抜け出したくても不安がまさり抜け出せない状態になってしまっている。
各自が自由に、自分の幸せを追求できる社会にしていきたい。

<解決方法>
小さな経済圏(個人や地域レベルで小さなつながりをもち、支えあっているコミュニティ)、をインターネット上に作ることで、「挑戦」へのあらゆるハードルを下げ、幸せのための選択肢を増やす。このインターネット上の小さな経済圏がCAMPFIREの運営するクラウドファンディング。
そして収入減を複数持つことで会社への依存度を下げ、自分の幸せを追求できる社会に近づける。

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Posted by ブクログ 2019年05月19日

「お金」というものそのものが価値を持って、投機ありきで目まぐるしく回転を続けてきた社会。行き過ぎた資本主義が作り上げた「大きいものが偉い」というロジックが崩れている。「小さな経済圏」「お金に拠らない繋がり」というものをもう一度見直すことによって、幸せの形をいろいろ考えようという本と受け止めました。
...続きを読む小さな声、小さな夢が踏みつぶされない為に、色々なプラットホームを作り実際にそれを運用している人々を微笑ましく見ている。文章で見ているとそういう風な人に感じられます。名前しか聞いたことないんですけどね。
多分自分はこのまま会社員で居続けると思うのですが、こういう本を読むとその他にも身の回りの人々と小さな共栄圏を作って、その中でお金を回し合っていけば会社が無くなったり、突然社会保障が無くなってもゼロにならずに何とか生活を立て直す基盤に出来るような気がしてしまいました。みんなで少しずつカンパする事が自然な社会というのはとてもいいですよね。大昔の頼母子講みたいな感じでしょうか。
信用度と人柄と面白さでお金が集まるネット時代と、アメリカと中国の巨大な覇権争いのような事が起こっている時代。それが並行して起こっているのが今このときなんですよね。世界情勢も大事だけれど庶民には世界を変える事は難しい。ならば小さな経済圏でいい影響力を与え合うような生き方の方がこれからは大事だなと思いました。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

モチ革で書いてあったことに近い部分があるけど、今の若者は満たされていて、「金」ではなくて、その上のレイヤーを満たすことにモチベーションを感じている。小さな経済圏という話でいうと、ブロックチェーンだったり、今後ますます小さな経済圏が増えると感じている。言い訳をなくす社会というのはとても魅力的であると感...続きを読むじたし、家入さんの考え方を深く知れた本であった。

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Posted by ブクログ 2018年08月17日

いわゆる普通のレール(学校にきちんと通い、卒業したら会社に就職する)を走る時代ではなくなった。その中でどう生きていくか、そのヒントが散りばめられた内容だった。
以下備忘録(気になったフレーズなどの引用)。

■複業を持つとかノマドといった「働き方論」はテクニックにすぎない。大切なのは「どんな生き方が...続きを読むしたいか」=「自分にとっての幸せとはどこにあるのか」

■「東京には負けないぞ」とか、「東京にはないこんな良さがある」とか、物差しとして東京を引き合いに出している段階でじつは東京に負けていることを多くの人は忘れがちだ。

■今の日本の社会は、現状で十分達成されていることであっても過剰に理想像を煽っているような気がしてならない。消費者は物欲を絶えず刺激されて、それにより経済活動が賄われている。

■人は希望を持つから絶望する。
夢を持つから夢に敗れる。
他人との比較ばかりをするから自信を失う。
完璧を目指すから失敗を恐れ、最初の一歩が踏み出せない。
過度に欲しがるから、心の穴が埋まらない。

自分のことを認めてくれる人たちは実はすぐそばにいるはずなのに、その人たちには目もくれず、遠くの不特定多数の誰かに「認めて認めて!」という思いだけがパンパンに膨れ上がって破裂寸前の風船のようになっている人もたくさんいる。

■一方的なボランティアだと善意だけで持続できるのかわからないけど、ビジネスとして確立されているなら他のひとも「自分もやってみよう」と思うかもしれない。

高齢者の銀行口座に滞留している富をもっと若い世代に向けて欲しいとは思うけど、それを寄付のような形に限定してしまうとあまり大きな変化は望めない。それを持続的、かつ大きなスケールの仕組みにするためには、ビジネス的な展開が大事。

■「退路を断つ」という言葉はなんだか美談のように扱われることもあるけど、思考することを放棄した人が最終的にとる手法だと感じる。
その決意が周囲の心を動かすことはあるだろうし、僕も感動したりすることはあるけど、退路を断たずともやれることはいっぱいあって、それを下準備もなしに「明日会社を辞めてこっちに専念します」というのは少し疑問だ。
そういう意味で小さく立ち上げることはとても大事。

CAMPFIREで何かを始めようかなと考えている人も「とりあえずやってみよう」くらいの気持ちで小さな経済圏に足を踏み入れてみてはどうだろうか。

■インターネットを前提とした話ですけど、僕が最近思っているのは、顔写真を出すと強いということ。ブログでもSNSでもとにかく顔写真を出しまくっていると、その人に愛着が出てくるっていうのはあると思う。(中略)
小さな経済圏をどうやって作るかと考えたら、やっぱりその人のキャラで回るものなので、いかに自分を認識してもらえるとか、ファンを作るかという話が切り離せないと思う。その点、顔を出すって楽だし強い方法だなと思う。

■5000万円のプロジェクトが入ってくるのはありがたいけど、それよりも5万円のプロジェクトを1000個作りたい。美大生が、5万円で個展を出したいとか、地方の若者が10万円でフリーペーパーを作りたいとか、従来の金融のあり方のままでは相手にされないような人たちの受け皿になりたい。

■なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか?
→他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるから。

■人が生きづらさを感じる瞬間というのは、既存の社会にお膳立てされた仕組みや価値規範にフィットしないときに多い。
だから僕は選択肢を増やしたい。

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Posted by ブクログ 2018年08月09日

著者とは一度講演を聞いたことがあります。物静かで朴訥とした印象、でもひと言の重みがある、そんな記憶が残っています。
現在の資本主義社会の問題点を見出し、新しいあり方を提案するのは「里山資本主義」と同じ方向性かもしれませんが、著者の場合はそれを実践し、理想とする未来へ近づけようとする強い遺志と行動力を...続きを読む感じます。
引き続き、著者には注目したいと思っています。

▼「小さな経済圏」:個人や地域レベルで小さなつながりを持ち、支え合っているコミュニティ
▼「東京に負けないぞ」とか、「東京にはないこんな良さがある」とか、物差しとして東京を引き合いに出している段階でじつは東京に負けていることを多くの人は忘れがちだ
▼幸せとは何かと考えたら「自分のやりたいことができる」ということなんじゃないか
 「いい社会」とは「各自が自由に、自分の幸せを追求できる社会」
 経済的というよりも、精神的に持続可能な社会
▼多くの人のマインドは、「競争から共存」、「全体から個人へ」と、すでにその方向をシフトしはじめている。
 それを後押ししているのは、前に触れた、行きすぎた資本主義に対する反動と、SNSに象徴されるインターネット空間がもたらしたクラスタ(小さな塊)化だ。
▼バーニングマンの十の原則
 『どんな者をも受け入れる共同体である』
 『与えることを喜びとする』
 『商業主義とは決別する』
 『他人の力をあてにしない』
 『未来のあなたを表現する』
 『隣人と協力する』
 『法に従い、市民としての責任を果たす』
 『跡は何も残さない』
 『積極的に社会に参加する』
 『「いま」を全力で生きる』
▼21世紀に入り、資本主義経済の主役であり続けた「お金」にとって代わる新しい貨幣が生まれている。それは信用力だ。
▼世の中は個人の自由や幸せに価値を置く時代に確実になっていく。
▼行動を起こすときに言い訳になるような障害がない、なめらかな状態。
 選択肢を増やすということは突き詰めるとそういう社会のことだ。
 そんな自由な社会をどう滑走していくのかは本人の生き方にかかっている。



<この本から得られた気づきとアクション>
・これからネットを使った様々なサービスが登場してくるが、その背景、方向性を見極め、積極的に利用したい。
・小さな経済圏が日本人に合っているという著者の主張は納得できる。将来を考えるにあたっては、過去も知る必要がある。

<目次>
第1章 「いい社会」って何だ?
第2章 21世紀型の生き方と「小さな経済圏」の試み
第3章 小さな灯をともし続ける

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Posted by ブクログ 2021年06月09日

生きやすい社会のためには選択肢があって流動性があることは大事だと思う。
それを活かすためにも、自分がやりたいこと、自分が幸せを感じることを追求していくことが必要に感じる。

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Posted by ブクログ 2021年03月30日

今ではお馴染み。キャンプファイヤーによるクラウドファンディングの哲学となる一冊ですね。大きな経済=資本主義を見直し、小さな経済もありだと思えるような一冊です。

酒井格さんの 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」とかが好きな人にはマッチしそうです。

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Posted by ブクログ 2021年02月23日

自分自身、規模が大きいことがいいことだ、グローバルに考えるべきだという価値観があったが、必ずしもそうではないというように考えられるようになった。確かに、多くの日本人にとっては超グローバルよりも超ローカルの方が幸せを感じられると思う。世間の価値観に合わせて無理に生きるくらいなら、自分の価値観を大切に生...続きを読むきるという選択肢があり、その選択肢を選びやすい状況を整えるということはとても意義があると感じた。

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Posted by ブクログ 2021年02月14日

CAMPFIREは「誰もが声をあげられる世の中」を提供するために、CF(クラウドファンディング)をより普及させ、お金(価値)を集める際の一つの当たり前の選択肢にして、社会のお金をもっと流動的にする試みをしている。小さな経済圏で生きることで個々人が社会の窮屈さを感じずに自己表現、自己実現しやすくなるだ...続きを読むろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月24日

今後どのように生きるかについて考えるきっかけをくれる本だった。

終戦後の人々の目的、幸せの尺度はいまより豊かになることだった。そのために、必死で働き、それが会社のため、国や個人のためになると信じられていたし、それが幸せになる事だった。今は時代はもので溢れてる。あらゆるものが便利になりすでに豊かな状...続きを読む態。そうすると今の若い世代は、モノが溢れている世の中で、本当の幸せを探す。自己実現欲求を求めるようになっている。目的が達成されること自体に喜びがあり、お金は付属的なものに過ぎない。
若い世代の中には、お金を稼ぐことに意義を見出していない人が多い。そんな人にはいくら給料をあげても定着しない。それよりは、会社が社会にどんな貢献をしているか、どんなところを目指しているのかといった内的欲求を話す方が良い。
今の時代は良い大学に入り、良い職場に就職すれば安泰だ!という考えを持つ必要はない。まずは自分の幸せは何か?どういう暮らしをしたいのか?を問う事が大事。
これからは信用のある人に人が集まり、お金があつまる。

面白い学び
・カルマキッチン(恩送りのレストラン)
来店したお客さんの食事代はその前に来たお客によって支払い済み。
・50円を50円で売る。
そこにはコミュニケーションが生まれるから、50円以上の価値がある。また考え方として、5万円をバイトで稼ぐ方法と500円を100人から集める方法がある。得られるメリットの差。

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Posted by ブクログ 2020年05月03日

熊谷晋一郎さんというお医者さんがいて、彼が言っていたことんですけど、「本当の自立っていうのは一人で生きていくことじゃなくて、いざというときに助けてくれる人を見つけることなんだよ」と。

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Posted by ブクログ 2019年05月04日

これからの世界は大きな経済圏ではなく小さな経済圏がより大切になっていく、という本。今の世の中では「会社に勤めてお給料をもらって家族を築き養い貯金をため余暇を楽しむ」、というお決まりのコースがある。ただ、本当にそれが全員にとって幸せな生き方なのだろうか。そのコースに乗れない/乗っても幸せを感じない人た...続きを読むちはどうしたら良いのか。それに応えてくれるのが、著者のいう小さな経済圏。ただ、逆の生きづらさもあるのかもしれない。定番コースが無いということは1人1が自分で考えなければならない、自分の幸せについて。

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Posted by ブクログ 2018年08月10日

読みやすくて、ゆるーく自分を楽にさせてくれる選択肢を思い出させてくれる本。
こんな生活の選択肢を置いておきたいなぁと思いました。良いなぁと思いつつも競争する楽しさはそれはそれで自分の中であったりするけど。
ただやっぱりお金から抜けられ無いのかなぁと。物々交換、物とサービスを共有しながら成り立つ社会も...続きを読むあってもいいのかなぁと思いました。

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

「コミュニティビジネス」「スモールビジネス(小商い)」、「評価経済」「テクノロジーによる資本主義のアップデート」あたりが主なテーマだが、内容自体は昨今書き尽くされた感じのやさしいレベル。
ただそのうえで、著者がどう考え、具体的な事業にどう繋げてきているかがよく分かり、とても共感し尊敬する。

ソーシ...続きを読むャルビジネスをする人はまずさらっと読んだ方が良い。

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Posted by ブクログ 2018年02月17日

難しい。ちきりんさん的な、等身大で生きる、よりもたくさんのことを語っているが、それで上手く行くのかどうかが分からない。ハメルーンの笛吹きみたいな恐ろしさを感じる。なぜだろうか。

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Posted by ブクログ 2018年02月11日

過去の経歴と風貌から、どうしても眉に唾をつけてしまっていたが、campfireからpolcaの流れあたりから「この人は純粋にいい人なんじゃないか」と思い始めた。
誰もが自由に生きられる社会てのは誰もが賛同することだが、お金の存在が実は阻害要素だと指摘されると多くの表情は曇る。その雲間から光を差し入れ...続きを読むるサービスがクラウドファンディング。手数料8%でどれだけ儲かっているかわからないけど、人々はこのサービスに集ってきている。
金融機関はこのピュアでか細い人々たちを無視できるのだろうか。
コンセプト面で衝撃を受けたが、本の中身としてはよりクラウドファンディングの実情に踏み込んで欲しかった。

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