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「お金がすべて」の社会のその先に。
クラウドファンディング、恩送りの社会。
資本主義のアップデートが始まる。
今、家入一真が伝えたい、新しいお金、経済の姿。
―ささやかな助け合いから生まれる小さな物語が、クラウドファンディングの現場では日々、誕生している。
グローバル経済や商業主義、会社、学校などの既存の大きな仕組みを「大きな経済圏」と呼ぶならば、
個人レベルでつながりを持ち、支え合うコミュニティを僕は「小さな経済圏」と呼びたい。
そして、この「小さな経済圏」こそが、何かと生きづらくなった現代で、新しい生き方の鍵を握っているのだ。
(「はじめに」より)
目次
第1章 「いい社会」って何だ?
第2章 21世紀型の生き方と「小さな経済圏」の試み
第3章 小さな灯をともし続ける
特別対談1 家入一真×pha「次の時代の生き方論」
特別対談2 家入一真×谷家衛「行きすぎた資本主義とCAMPFIREの役割」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
FIREというキーワードでBOOKOFFオンラインで何冊か買った中の1冊。どうもFIREというWordで引っかかったのではなく著者がCAMPFIREというサイト?会社?の人だから引っかかったみたいだ。
でもそれは読み終えてから気がついたことで、本の内容は良かった。クラウドファンディングについての本。最近私が考えてることにリンクしていたのですっと内容が入ってきた。
最近考えてることというのは以下のようなことだ。
私も50代半ばに近くなり、たぶん人生の折り返し地点を過ぎている。希望して仕事を辞めたわけでもないが、辞めることになって結果的にFIRE(Financial Independence, Retire Early、経済的自立、早期退職)したみたいになった。今までの人生、大学を出てから職を変わりながらも生活のために働いてきた。そして今、生活にも困らなくなり家事の傍らに趣味も楽しめるようになった。でも果たして自分だけが良いでいいのか?と考えた時に、社会貢献ということを考える。
ユニセフに寄付していた時もあったけど、寄付額の半分は人件費や広告費としてユニセフが取ると聞いたことがあり、なんだかなと思ってやめた。
今は国境なき医師団に月々1,000円、Wikipediaに月々150円寄付している。
得をしたいと思う気持ちが年々薄れていく。食べ放題でたくさん食べたなら得なのか?そのために半年ジムに通って減量プログラムをやる羽目になるならそれは一体得だったのか?
セール品のバックを買ったとする。本当に欲しかったのは実は色違いのやつだったけど、そちらは値引きしてなかったので50%OFFだった方を買ったとする。
嬉しくて毎日愛用するが、見るたびに「本当は色違いの方が良かったかな」とちらっと思ったりする。だとしたらそれはお得なのか?
なんだか話が逸脱したけど、「必要なものは必要なだけ買い、セールだからという理由では買わない」ということをしていると部屋が散らかる要因になるモノは増えないし、買ったものは大事に使うし、契約したサービスはよく使うようになるし、で、お金はそこそこあればいい、という結論に達する。
なにもプール付きの大邸宅に住みたいわけじゃない。自家用ヘリコプターで移動したい訳じゃない、
なので、お金が無尽蔵に欲しくはない。むしろちょうどいいだけあればいい。
だとしたら他所に寄付するのもいいじゃないか。感じのいいお店にお金を落とすのもアリじゃないか、と思う。
この本は自分が得をすることだけのためにだけでなく、他人を助けてプラスの価値を作る、ということに関する本だ。あるいは若い人たちの考え方なのかもしれないが、私にも理解できた。
それが全てではない。問題もあるだろう。だけどそういった流れがあるということ自体に励まされた。
Posted by ブクログ
【要約】
日本社会は成熟し、「お金がすべて」という商業主義から、「目的を達成したい」という自己実現主義へ価値観のシフトが(若い世代を中心に)起こっている。インターネットはあらゆるものを民主化し、人々の多様な価値観に応えるプラットフォームを生み出してきた。自分の挑戦をするべく声をあげた個々人へ資金を民主的に調達することが、クラウドファンディングの社会的意義である。CAMPFIREは、お金が滑らかにめぐる、自分の存在を肯定してもらえる小さな経済圏を増やしていくことを目指している。
【所感】
資本主義の限界と新たなモデル構築の必要性、という話については
「父が娘に語る経済の話。」(ヤニス・バルファキス)
「持続可能な資本主義」(新井和宏)
を通して学んだ。
本書の「小さな経済圏」というアイデアは、一つの解となりうる提案だと思う。
「さとり世代」と呼ばれる現在の20代以下の人には共感しやすい考え方である一方、現在の日本の大半を占める中高年層にはあまり理解されない発想であるかもしれない。それだけに、CAMPFIREの挑戦はまだまだ続くのだろう。クラウドファンディングによる資金調達で自分の挑戦を続ける人も次々に現れ、結果としてより幸福度の高い社会が実現していけば、そうした年齢層にも受け入れられ、むしろ支援されるようになるのかもしれない。
Posted by ブクログ
クラウドファンディングは銀行や株式といった大きな経済とは別に、個人といった新しい小さな経済圏を生み出すことができる。これにより起業するハードルを下げるなどのメリットをあげた著書。
しかしながら、クラウドファンディングを知らない人はほとんどいないとあ思うが、自分もやってみようと思う人もほとんどいないと思う。それはまだクラウドファンディングという選択肢が一般的になっていないことを挙げている。そのため、著者が今まで行なってきた普及活動や他の団体ではこんなことをやっている色々と紹介されている。
人が幸せに生きるには、いい大学に入り、いい企業には入り、たくさんお金を稼ぐことだけでないことを示し、その一つの選択肢としてクラウドファンディングが将来的に金融の代わりを担う可能性を示した著書。
『なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか。それは、他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるからだ。』
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