施川ユウキのレビュー一覧
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購入済み
人間とは、生と死とは?
刺激的なアクション満載の少年漫画のようなものではなく、生と死を扱う哲学の本のようだった。マンガ沼で紹介されたのがきっかけで、作者が手塚治虫の火の鳥のような漫画を描こうとしていたと聞いたが、確かにテーマに似たようなものは感じる。ワンピースや呪術廻戦のような楽しみ方をする漫画ではないが、読み終わった際に何かが残るのは間違いなく一度は読んでみても良い作品だと薦められる。
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購入済み
不思議な設定、下巻でどう畳む?
マンガ沼で紹介されたので買ってみた。今のところ不思議な設定になんとなく気がひかれるが番組内で激賞されていたのに共感できるほどはまってはいない。人間の子の成長によって下巻で大きく何かが変わるのか、最後のパイの母親が残した不穏な言葉な、下巻への期待は高まってはいる。
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Posted by ブクログ
世界に人がいなくなるという不条理に、さらに奇妙なギャグが入ってきたりするのであまり好きでない人もいると思う(特に前半)。
しかし、キャラクターたちがこの世界で日常を楽しんだり落ち込んだりといったところをみていると、妙に共感してしまう。
ワケのわからない世界をどう生きていくのか、考えさせられる。
子供のころ、明日世界がおわったらとか、ほかの人が誰もいなくなったらとか、そんな妄想をしていた人には楽しめるのかもしれない。
あと、中学時代孤独にすごしていた人には刺さりそう。
日常がずっと続く、世界は広いといったことに実感を持てない子供時代に戻ったような、ノスタルジックな気分にさせられる作品だった。 -
購入済み
最高です。
施川先生の漫画はどれも面白いく、それぞれ違った味がある。
ド嬢は本に対する愛情や造詣の深さに感服する。
私はもう本を読むことを投げてしまったが、若い頃の気持ちを思い出せて楽しめるし若い人にも読んでもらいたい作品だ。
施川作品の中でも特に好きなのは、もずくウォーキングやサナギさんです。
そちらもオススメです。