施川ユウキのレビュー一覧
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「どんな大事な本だろうと既読は全部処分して、本棚を積ん読本だけで埋められたら、人生変わりそうな気がするんだ。そこには未知の可能性しかない」
「読書って究極的に孤独な趣味であったほうが本とより深い関係を築けたかも…って」
「明日になって今の感動が失われるとしたらなおさら、今のうちに言葉にしとくべきだろ。後で恥かくとか気にしてたら、誰かが評価したものしか評価出来ない人間になるぞ」
「『読まないといけない本』なんてこの世界には一冊もないよ」
図書室で本についてのあるあるやなんやを語りあう「名著礼賛ギャグ」マンガ、もうすぐ10年目の第5巻。名言のオンパレードです。
長女がこの1巻を読んで、本 -
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78冊目の、増えすぎた本を整理して処分するものを選ばなくてはならない、の悩み。
その悩みから解放されるには、書庫を作るしかない!というわけで、新築を機に作りましたよ、書庫。13畳!
これで、なんの苦悩もなく読みたいと思った本を買うことができます。スペースなんて関係ない。バックナンバーがどこにあるのかどうか、とか悩む必要もない。
高校生である登場人物たちは、思う存分悩むがいいさ!それは読書好きが通るべきというか、通らざるを得ない悩みなので。これは処分するかできないか。悩みに悩めばいいさ。そして、結局もう一回買ったりしてね。
電子書籍なら、収納に関する悩みは解決できるのですが、手元に置いておきた -
購入済み
きれいな神林
読まないといけない本はなくても、読みたい気持ちを抑えられない本はこのマンガにたくさんでてくる。
巻が進むごとに神林と町田さわ子の尊い関係が深まっていくのに並行して、本周辺の事態で爆笑を引き起こすのも変わらない。 -
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1巻を読んで、「評判高いけど合わないかも」と思ってしばらく放置していたんだけど、2巻はすごくおもしろかった。こっちが慣れたのか、作者のほうもこなれてきたのか。気がつくと「フフフ」と声に出さずに笑っているわたくし(笑)
たまにさわ子が鋭いこと言って神林がぎくっとしたり(黒い表紙の本)、吹きだしたり(「笑顔のみかん」>「怒りの葡萄」)という関係性が出てきたのもナイス。
『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』と『「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男』には笑ってしまった。そんな本あるのねー。そして作者のKAGEROUへの執着に笑ったw どうしてるんだろうね、水嶋ヒロ。 -
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相変わらず面白い!
名著礼賛ギャグ漫画が五巻にして面白さを加速させてるってとんでもないことですよ。キャラクターの関係性が深まったのもありますが、漫画力もすごく上がってると思います(なんだか偉そうでスミマセン…)。
ギネスブック回は凄く共感しました。普段頭を掠めては消えていく色々なことを言語化してくれるところも魅力ですね。
「下巻を求めてほしい」ネタでこれだけ『カササギ殺人事件』を読みたくさせるのは『ド嬢』だけじゃないですかね。笑いながら自然と読みたくなってきます。
『ハリポタ』と『ダレン・シャン』の回で作者は同世代かなと思ったのですが、作中にもある通り漫画家二十周年だそうで(おめでとうございま -
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漫画における絵は文法だ。
作者の絵は確かに上手くはない。しかし漫画における絵の上手さとはデッサンが完璧かではなくいかに世界観に馴染んでいるかだ。
この絵でしか表現できない世界観が、視覚的に伝えられないメッセージがある。それらの要素と唯一無二の文法が噛み合った結果、素晴らしい作品が生まれるのではないか。
妙ちきりんなラップが好きなπと冷静沈着な学者肌のマッキ、子どもたちを優しく見守る謎多き母。
そんな三人が暮らす地球に産まれ落ちた人間の少女、ミラ。
童話的なタッチで語られる内容は、哲学や死生観への問い直しすらも孕み、何万年単位が一瞬で経過する壮大なスケールの時間軸が不思議な読み心地へ誘ってくれ