施川ユウキのレビュー一覧
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『バーナード嬢曰く。』第2巻。今回も「どんな本が飛び出してくるんだろう」という期待をきっちり満たしてくれる。もはや強い信頼感すらある。最初は本を読んでいるふりしかしていなかった町田さわ子が、気がつけば、もうしっかり小説を読む側に回っているのが実にいい。あのキャラのまま読書の世界に足を踏み入れているのが微笑ましい。今回はメルヴィル『白鯨』とヘミングウェイ『老人と海』の話が印象に残った。どちらも未読なのに、題名を聞くとなぜか内容がごっちゃになるのが不思議で面白い。今回登場した本の中では既読作品もそれなりに多く、読んできた本を思い返す楽しさもあった。その一方で、未読の本を見るたびに「これも読みたい」
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読書好きなら思わず「わかる……」とうめいてしまうマンガだ。主人公の町田さわ子は、図書室の端で本を読んでいる、一見かなりの読書家。しかし実際には「読書家と思われたい」だけで、読んでいる本が『使ってみたい世界の名言集』だったりする。その見栄っ張りぶりはかなりひどいのに、なぜか妙に共感してしまう。さらに、面倒くさいシャーロッキアンの長谷川スミカ、生粋のSFマニア神林しおりらが加わることで、閉じた図書室は一気に豊かな読書空間へ変わっていく。名作への言及やうんちくも楽しく、ギャグマンガの軽やかさの中に、読書家の見栄、偏愛、積読、そして本への愛情がぎっしり詰まっている。読んだことのある本が出てくると妙にう
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ド嬢たちの仲良しぶりも本について話すことの深度も深まってきた8巻。
名作「夢十夜」をパラ見してすぐ本を閉じ、「夏目漱石って、夢とか見るんだね」と斜めな感想を放つド嬢と、「糞つまんなそうじゃない?他人の夢の話だよ」と遠藤くん。漱石泣いちゃう。
でもそんなことを言いながら、素敵な考察つきでレビューを書いちゃう遠藤くんの今回は覚醒期のようで、フランク・ハーバード「DUNE」神皇帝のサンドワームの話から、カフカの「変身」の虫が神皇帝になる世界線へと発展し、「神皇帝ザムザ」誕生・笑。冒頭「もし私が虫でなかったら、銀河など望んだだろうか」はパロディを越えて本気で読みたい。気弱なザムザの野望、暗黒そうで -
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ネタバレ「悪評も逆に肯定的なデータも探せば好きなだけ見つけられるし生成することすら可能だ。現実は変えられないが不安も安心も選ぶことはできる。自分が世界をどう見たいのか問われているのはそこだけだ」
上記は作中の「自販機のミルクセーキを飲んだ後の感想」である
二時間映画を観た感想ではない
読書量の多い人間は人生の解像度が上がりそうだが、直接的に生活の、特に経済的な意味での豊かさには繋がりづらい
怠惰に接続された利便寄りの食の消費行動は、それが1人でされる前提も含むが鬱の隣にあって実際に関連していると思う
ここまでは単純に今までの鬱ごはんで感じられるものだったが、怪談篇と最終話と作者後書きで完全に到達して -
購入済み
怪談にならないトイレの花子さん。基本的に一話一話が別のトイレの話になっています。
花子さんの謎については今巻ではそれほど描写されませんが、次巻できちんと明かされます。