施川ユウキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんちゃって読書家のド嬢を中心にした読書家たちのああだこうだ漫画第二弾である。
先の巻以上に読書家あるあるが充実していて、大変優れた巻だった。すぐサボろうとするド嬢も、地味に今回は読書に励んでいるし、大変望ましいことである。
ちなみにであるが、本書内に登場している宮沢賢治の「告別」は歌(合唱曲)にもなっているので、関心のある方は「告別 千原英喜」で検索してみることをお勧めする。合唱という媒体に抵抗がなければ、是非お勧めしたい名曲だ。
話が逸れたが、内容的に充実しており、ここでは星五つと評価したい。次が出るのかは不明だが、楽しみに待ちたいところだ。 -
購入済み
大笑いできて、心も満たされる
酢めし疑獄から続くナンセンスギャグになんとも切ない情景が意外なほどベストマッチ
思いもよらないラストになんだかほっこりします -
購入済み
ほのぼの感動ミステリーコメディ
タイトルでも示したように、この作品はとにかく色々な側面があり、その重層感が見ている方をわくわくさせてくれてとてもよかった。作中の様々な言葉遊びも単なる遊びではなく、その言葉またはそれの指すものの本質に光をあててくれているようで、どんどん引き込まれて行くと同時に作者自身の知性の高さも感じられた。他の作品も読んでみたい。
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Posted by ブクログ
人も犬も消えた奇妙な街で、たった一人残された少女ミヤコと「オンノジ」が繰り広げる、奇妙でユニークで切ない愛の物語。というと語弊があるようで、間違っていないはず。
読み終わったあと、私を取り巻いている世界が、私の側にいてくれる人が愛おしくなる。
いや、世界は私を取り巻いているのではなくて、世界の中に私がいるのではなくて、私の中に世界があるのだと気づく。心のかたちが世界のかたちで、その心のかたちは、寄り添ってくれる人によって変わっていく。ミヤコにとってのオンノジみたいに。
楽しくなったり、不安になったり、嬉しくなったり、恥ずかしくなったり、悲しくなったり、どうしようもなく愛しくなったり。そこがどん -
Posted by ブクログ
最近にわか流行りのオシャレぶってるグルメ漫画とは明らかに一線を画している。というより元からそれらの仲間になろうとはしていない。だって鬱だもの。
ごはんを食べるというだけなのに無闇矢鱈と理屈をこねてヨブ記とかダンテとかゲシュタルト崩壊とか七つの大罪とかまで出してくる、これはもうただの「一人ごはん漫画」ではなくて、人間の三大欲求の一つである「食欲」の根源に迫る哲学書なのだ。
グルメ漫画なのに、描かれている料理にはシズル感がないし、キャラクターにリアクションもない。しかしこの漫画に描かれている料理には、他にはない渋みと深みがあるのだ。これに比べたら最近にわか流行りのグルメ漫画なんてただテンションが高