施川ユウキのレビュー一覧
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作者が本好きであることがこれだけ、嫌みなく、マニアックなことをマニアックではなく表現できているところが凄いと思う。
同じ作者の「鬱ごはん」を読んだときは、着想は面白いけど、少し理屈っぽく、細かいこと気にしているし、湿っぽいなと思った。それは、ブラックな笑いが狙いだったのだとは思うが、読み続けいていると少し辛い部分があった。
今回は主人公があっけらかんとしている、実際小説を読んでいないにに、薀蓄を語るという設定が功を奏して、マニアックな話題をしていても一般的な立場(大部分がそんなに小説を読んでいない)から、客観的にマニアを眺める。それでいて、そのマニアックな世界に共感できる。という世界を作り上げている。
女子高生という存在が、媒体として、明るい世界を作り上げる効果を担っているのでしょう。(実際の女子高生はいろいろ悩みがあって大変だと思うけど)
私はSFはほとんど読んだことないけど、すごい面白そうだなーと思わせる内容が多かった。 -
Posted by ブクログ
サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」のレビューに、「学生時代に読んでいれば、もっと数学を勉強したのに…」と、書いたアホな大人は、私である。
ジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」を何となくで買ってしまったのも(ちゃんと読んだけど。)、最近ではユヴァル・ノアハラリの「サピエンス全史」を買って、間違いなく、文庫された暁には「あっこれ文庫化されたんだ。」とか言って得意げになっちゃうのも私。
「世界の中心で愛を叫んだけもの」や「たったひとつの冴えたやり方」が「いつか読むリスト」に加えられ「読まなくてもいいかもリスト」に移行した挙句、既に読んだ気になっているのも。
中心がSFの話題だから微妙にずれるが、もし中心がミステリーだったら、そのまま本作の登場人物になれる自信がある。 -
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ネタバレ1、あるある共感。
わっかるわー。しかも大きいため息をついて。
わっかるわー。しかも自然とほほが緩んで笑顔に。
という深い水準でのあるあるネタ。
例:「こっちから出会いを求めるんじゃなくて あくまで向こうから自然にやってくる形で運命的に出会うのが理想なんです だから出会いたいのに自分から動けないんですよね」「もしかしてこ…恋人との出会い方…?」
「叙述トリックものミステリとの出会い方です」
わっかるわー。
2、徹底的な突き詰め思考。
例:桃太郎の家来たちの「イヌ、サル、キジ」は強盗団におけるコードネームだ!
3、かけ離れた物事の融合。
例:桃太郎をタランティーノフィルターで見る!
4、心温まり。
例:たったひとつの特別な関係。ド嬢と神林。
そしてそれを支える図書室の四人。
施川先生、ますます素敵な作品を生み出してくれている。
この漫画家に出会えてよかったわー。 -
Posted by ブクログ
5分アニメも放映されて勢いに乗る名著ネタ&読書あるあるネタシリーズの第三巻は、相変わらず四人で仲良く本の話をしている。
こうも長く続けていると、どうしてもネタ幅において難が出てきそうにも思うのだが、なかなかどうして、今回も充実した巻になっている。
個人的には、何度も同じ話を同じテンションでするよね、という神林に対する主人公のツッコミは非常によく効いた。肺腑を抉ってくれたよ。そうだね、だいたい同じ人に、だいたい同じようなシチュで同じ話、しちゃうよね。
今回は星五つで評価している。アニメは視聴していないが、今の勢いのままの続巻にも期待している。 -
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ネタバレ購入、1~2巻
ものすごく面白い。買って損はない作品だと思います。
主人公町田さわ子(バーナード嬢)が読書家になりたいべくいろんな本と触れ合いながら物語が展開していくのですが、この主人公のセリフがとにかく突っ込みどころ満載(笑)
それを周りの登場人物たちが読者に代わって突っ込み、なおかつ「そ、それな~!」という共感を置いて行ってくれます。
ツイッターで「本は読みたいと思った時に読まなくてはならない その機会を逃し「いつか読むリスト」に加えられた本は 時間をかけて「読まなくてもいいリスト」に移り やがて忘れてしまうのだ」という文が載った画像が回ってきたことがありますが、それがこの本の中にあって、「うそだろこの本からだったのもっと早くに知りたかった・・・」というショックが隠せませんでした、だってこんなに面白いんだもの!
共感したのが4冊目の『恋空曰く。』、5冊目の『神林しおり曰く。』、6冊目の『神林しおり曰く。2』ですかね!4冊目の『恋空曰く。』は私も遠藤くんみたいに泣いたよ!あんなに感情移入し、展開が辛すぎて途中放棄した(最後まで読んだけど)恋愛小説は恋空だけだよ・・・
5冊目の『神林しおり曰く。』、6冊目の『神林しおり曰く。2』はもう「うわっ、めっちゃわかる」の一言です、私だけじゃなかったんだ・・・うん、「面白い」が分かれば作品楽しめたことになるよね!そうだよね!
あとこの作品資料の量が半端じゃない。
確かにこんなに語れるようになるにはこんだけ読まないと語れない。しかも純文学から今の携帯小説、キャラクター文庫にまで手を広げている作者さん一体何者なの・・・なのに名言みたいなところはなぜあんなに小さいコマに書いてるんだ作者さん・・・もう少し大きいコマでもいいと思うんだが!
『本』というジャンルが好きな方にお勧めしたいと思います。