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死なない子供
不老不死の家族と普通の人間の話。絵に温かみがあり、どんどん引き込まれていく。
死とはなんなのかとても考えさせられた。時間の経過の描かれ方がとても好き!
Posted by ブクログ
独特のスタートから引き込まれるストーリー。
人が滅んだ後、死なない子供たちと不思議なママと。不死身で成長しない子供たちが生きたり死んだりすることを考える。
ワクワクする。すぐに下巻読みに行く。
Posted by ブクログ
開幕19ページをかけて、もはやアバンギャルドともいえる展開に度肝抜かれた。
少女。星空。ラップ。円周率。廃車。芽。朝と夜と星。晴れと雨と雪と噴火と獣と。廃車を持ち上げる樹木。蟹。地震。津波。鯨。内臓。魚。星空。星めぐりの歌。
これみな永遠に死なないことの表現なのだが、凄まじい。
母と姉と弟がいて、なぜか宇宙服で墜落した人間の女が出産した女児が登場すれば、短い幸せと長い不幸せが訪れることは間違いない。
その予感に震えてしまう。
Posted by ブクログ
なんか設定がすごくて最初はてなだったけど、読んでるうちに理解。
一生死ぬ事がないけど大切なペットや人が死んでいくのをひたすら見続けるパイとマッキもつらいけど、不死身の2人と違って自分だけが成長して確実にしに近づいていくミラの辛さも痛いほど感じて胸が苦しくなった
死にたくないって思うけど一生死ねないのもつらいのなもしれないし、終わりがあるから楽しめるんかなとか色々考えさせられた
Posted by ブクログ
手塚治虫の火の鳥のような感覚になった。いつまでも子どもで死なないπ(パイ)とマッキ、そして成長していつかは死ぬ普通の人間ミラの過ごす生活が特に印象的で、分かりきっていた終わりはとても切なく辛いけど、それがπとマッキの生き方を考えるきっかけになった。ラストの決断、どちらも苦しいけどそうするしかなかったんだろうな。
不思議な設定、下巻でどう畳む?
マンガ沼で紹介されたので買ってみた。今のところ不思議な設定になんとなく気がひかれるが番組内で激賞されていたのに共感できるほどはまってはいない。人間の子の成長によって下巻で大きく何かが変わるのか、最後のパイの母親が残した不穏な言葉な、下巻への期待は高まってはいる。
Posted by ブクログ
人類が滅亡した世界で、πとマッキー、そしてお母さん、死なない3人が生きている。この家では「ペットを飼うのは禁止」になっているが、知的好奇心の強いマッキーは死なない自分とは違い、必ず死んで行く様々な動物を飼い、お墓を作る。マッキーは自由奔放に、探求心の赴くままにラップを歌い、地上を闊歩する。
『バカ姉妹』のディストピア版と言うか、他の生き物が生きているにも関わらず人間だけがいない世界には人工的な音が無い分、とても静かな感じがする。この作品からも、人が立てる耳障りな音が一切聴こえなかった。