施川ユウキのレビュー一覧

  • 銀河の死なない子供たちへ(下)

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    永遠に有りたいと願う。大切であればなおさら。
    不変ならきっと生まれてこない感動、情動がある。
    一瞬を切り取り写しとる。いまこの時を生きている。

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    2019年09月15日
  • バーナード嬢曰く。: 2

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    さわ子が提唱する村上春樹を読むスタンス→
    「「文体が好き」ポジションで翻訳を読む。」
    (…それ、私(泣))

    水嶋ヒロの「KAGEROU」は読んでないけど
    あの騒動?はとっても懐かしいです。
    神林ほどに水嶋ヒロの小説に興味ある人、
    ホントにいないんじゃないかな。

    1巻と比べるとキャラクターの個性が
    マイルドになってお互いの関係性が
    出てきました。さわ子としおりが仲良くなって
    いくところが面白いです。

    そしてさわ子は2巻も意外と本を読んでいます。

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    2019年05月25日
  • 鬱ごはん 1

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    1巻あたりはひたすら理不尽で、だんだん変わって、3巻あたりは日常のなかのちょっと素敵な瞬間を切り取ったみたいになってて、どっちも好き。軽い気持ちで読めるし、何度も読み返したくなる。

    でも食事の前に1巻を読むのはやめたほうが良いような気がする。

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    2019年05月23日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    さすがにもろ手を挙げて紹介する本も少なくなってきたかな、って感じはあるけど、ただのブックガイド漫画としてだけじゃなく、ギャグマンガとしても結構楽しめるだけに、まだまだ続いて欲しいです。というか、続けようと思えばいつまでも続けられる設定だしね。

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    2019年04月02日
  • オンノジ

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    施川さんの作品は『バーナード嬢』も『ヨルとネル』も『銀河の死なない~』も大好きだけれど、それらの作品のエッセンスがギュッとつまっているのがこの作品ではないかと思う。突然ふたりっきりの世界にほおり込まれてしまった主人公たちが、絶望することなく、悲壮になりすぎることなく、けらけら笑いながら生きていける素晴らしさ。ひとりじゃなければ、世界は終わらない。それを伝えてくれているんじゃないかな、と思いました。大好きな作品です。

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    2019年03月12日
  • 銀河の死なない子供たちへ(上)

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    この世界の未来を見ているようなストーリー。
    神々も感情があれば、迷いもする。
    絶対的なものから見れば、どれもみな同じこと。

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    2019年02月04日
  • オンノジ

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    突然世界から人も犬もいなくなり、一人になった少女・ミヤコ。
    少し奇妙な無人の街で過ごすうち、“何か”の存在に気付いたミヤコはそれをオンノジと名付けて・・・。
    笑ったり、驚いたり、そして泣いたり。
    非日常世界で暮らす少女とオンノジの日常4コマ。
                      ・・・裏表紙より

    基本、まったり、ほのぼのなクスッと笑えるマンガが続くのですが、時折挿入されるシリアスで感傷的な4コマに胸が打たれ、思いがけず切なくなります。
    4コママンガでこんなに感動したのは初めてかもしれない。
    オススメです。

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    2019年02月04日
  • ヨルとネル

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    小さくなった時の不便なこと・楽しいことよく思いつくなあ。

    磁石の話とかびっくりしたので、作者は小さくなったことがあるのではなかろうか。

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    2019年01月12日
  • バーナード嬢曰く。: 2

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    タイムリーなことに、春樹の話題なんかも出つつ、前巻と同じテンションで進む本巻。登場キャラも一定で、大いなるマンネリズム。でも扱う文学作品が多様なせいもあって、飽きることなく楽しめる。主人公の頓珍漢もあって、ブックガイドとしての役割はあまり果たしてないけど、純粋に一漫画作品として面白いです。

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    2018年12月28日
  • サナギさん 3

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    相変わらずのサナギさんワールド。
    なんだか、クスッと笑ってしまうネタが多かったです。
    新キャラの山田さんがいいですね。「図」が持つ力はすごいです。

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    2018年10月21日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    ネタバレ

     読書家あるあるから、読書系グループ青春物へとステップアップを果たしているシリーズの四作目である
     女同士の友情や恋愛の一幕、あるいは若いがゆえにやりがちな悪癖(落としてから褒める読書好きはやりそうな類のアレ)などにも触れながら、彼らの青春模様が描かれた巻だった。
     特に面白かったのは、うっかり終点まで乗り過ごしてしまった神林が、冬の砂浜を過ごしながらバナ嬢とメッセージのやり取りをする一幕。良い一話だったなあ。

     物語は成熟していて、それでいて現状はマンネリでもない。きちんと読書好きあるあるネタも欠かしていない。
     総じて成熟した一冊だった。星五つで評価したい。

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    2018年09月07日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    本のことをあれこれ話し合っているだけのマンガなのに、こちらの読書欲をしっかりと高めてくれます。ああ、ほほえましい。こんな読書談義してみたいです。ただ、私は読んだ本をまったく覚えてないのでちっとも語れないのですが・・・

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    2018年08月26日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    相変わらずクスッと笑わせながらも随所で胸にグッとくるシーンがあって、机の下で読書するところでは自分まで泣いてしまった
    読書を語る仲間から、さらに一歩近づいた関係になった4巻、楽しさそのままにエモさ倍増

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    2018年08月06日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    ネタバレ

    今夏の課題図書なので読んどくように!

    なんつって。
    いやあ、
    ますますますますどうにも尊くなっております:-)

    冬のなぎさで独り、さわ子を想う神林に「ここまで来たか」と思う。

    プロレス本回に大笑い(ノ∀≦。)ノ
    遠藤くんの椅子語りにシビレタd(`・∀・)bね

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    2018年08月04日
  • バーナード嬢曰く。: 4

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    各キャラクターが、それぞれの本に対するスタンスにツッコミを入れつつも否定しないで仲良く喋っているのがいい。

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    2018年08月01日
  • バーナード嬢曰く。: 2

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    以前から気になって読み進めていましたが、この2巻は本当に素晴らしい。
    主人公のさわ子としおりの関係が実に微笑ましく、見ていて身悶えしてしまいます。
    ただの文学紹介作品ではなく、キャラクター1人1人が魅力的なのがこの作品の最も素晴らしいところですね。

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    2018年07月26日
  • ヨルとネル

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    ネタバレ

    不自由だけど自由な小人のふたり旅。
    小人の視点から見る人間世界は毎日が冒険だ。
    人目を避け、全て巨大サイズとなった物どもを乗り越え、食料をチョロまかし…。
    しかし、楽しげに見える生活は常に終わりの予感を漂わせる。
    追跡者の存在、変異体である不安、二人っきりの孤独。
    海へ行くことはできたのだろうか?
    短い生であっても悲劇であるとは限らない。

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    2018年07月16日
  • オンノジ

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    この作品が施川ユウキ先生というマンガ家の評価を完全に変えてしまった。デビューから読まれている方はお解りの通り最初からこの方は唯一無二の笑いのセンスをお持ちだったのですが、そこに加えて更にシリアス・SF・感動もの、ありとあらゆる可能性をこの作品で見事に開花させてしまった。あの震災の後と言う後の世で哀しくも必然的に特異となってしまった時代を振り返る際にも重要な位置づけの作品となっていくでしょう。

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    2018年01月14日
  • バーナード嬢曰く。: 1

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    作者が本好きであることがこれだけ、嫌みなく、マニアックなことをマニアックではなく表現できているところが凄いと思う。

    同じ作者の「鬱ごはん」を読んだときは、着想は面白いけど、少し理屈っぽく、細かいこと気にしているし、湿っぽいなと思った。それは、ブラックな笑いが狙いだったのだとは思うが、読み続けいていると少し辛い部分があった。

    今回は主人公があっけらかんとしている、実際小説を読んでいないにに、薀蓄を語るという設定が功を奏して、マニアックな話題をしていても一般的な立場(大部分がそんなに小説を読んでいない)から、客観的にマニアを眺める。それでいて、そのマニアックな世界に共感できる。という世界を作り

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    2017年12月01日
  • バーナード嬢曰く。: 1

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    サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」のレビューに、「学生時代に読んでいれば、もっと数学を勉強したのに…」と、書いたアホな大人は、私である。
    ジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」を何となくで買ってしまったのも(ちゃんと読んだけど。)、最近ではユヴァル・ノアハラリの「サピエンス全史」を買って、間違いなく、文庫された暁には「あっこれ文庫化されたんだ。」とか言って得意げになっちゃうのも私。
    「世界の中心で愛を叫んだけもの」や「たったひとつの冴えたやり方」が「いつか読むリスト」に加えられ「読まなくてもいいかもリスト」に移行した挙句、既に読んだ気になっているのも。
    中心がSFの話題だから微妙にず

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    2017年10月21日