施川ユウキのレビュー一覧
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1巻を読んで、「評判高いけど合わないかも」と思ってしばらく放置していたんだけど、2巻はすごくおもしろかった。こっちが慣れたのか、作者のほうもこなれてきたのか。気がつくと「フフフ」と声に出さずに笑っているわたくし(笑)
たまにさわ子が鋭いこと言って神林がぎくっとしたり(黒い表紙の本)、吹きだしたり(「笑顔のみかん」>「怒りの葡萄」)という関係性が出てきたのもナイス。
『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』と『「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男』には笑ってしまった。そんな本あるのねー。そして作者のKAGEROUへの執着に笑ったw どうしてるんだろうね、水嶋ヒロ。 -
Posted by ブクログ
相変わらず面白い!
名著礼賛ギャグ漫画が五巻にして面白さを加速させてるってとんでもないことですよ。キャラクターの関係性が深まったのもありますが、漫画力もすごく上がってると思います(なんだか偉そうでスミマセン…)。
ギネスブック回は凄く共感しました。普段頭を掠めては消えていく色々なことを言語化してくれるところも魅力ですね。
「下巻を求めてほしい」ネタでこれだけ『カササギ殺人事件』を読みたくさせるのは『ド嬢』だけじゃないですかね。笑いながら自然と読みたくなってきます。
『ハリポタ』と『ダレン・シャン』の回で作者は同世代かなと思ったのですが、作中にもある通り漫画家二十周年だそうで(おめでとうございま -
Posted by ブクログ
漫画における絵は文法だ。
作者の絵は確かに上手くはない。しかし漫画における絵の上手さとはデッサンが完璧かではなくいかに世界観に馴染んでいるかだ。
この絵でしか表現できない世界観が、視覚的に伝えられないメッセージがある。それらの要素と唯一無二の文法が噛み合った結果、素晴らしい作品が生まれるのではないか。
妙ちきりんなラップが好きなπと冷静沈着な学者肌のマッキ、子どもたちを優しく見守る謎多き母。
そんな三人が暮らす地球に産まれ落ちた人間の少女、ミラ。
童話的なタッチで語られる内容は、哲学や死生観への問い直しすらも孕み、何万年単位が一瞬で経過する壮大なスケールの時間軸が不思議な読み心地へ誘ってくれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書家あるあるから、読書系グループ青春物へとステップアップを果たしているシリーズの四作目である
女同士の友情や恋愛の一幕、あるいは若いがゆえにやりがちな悪癖(落としてから褒める読書好きはやりそうな類のアレ)などにも触れながら、彼らの青春模様が描かれた巻だった。
特に面白かったのは、うっかり終点まで乗り過ごしてしまった神林が、冬の砂浜を過ごしながらバナ嬢とメッセージのやり取りをする一幕。良い一話だったなあ。
物語は成熟していて、それでいて現状はマンネリでもない。きちんと読書好きあるあるネタも欠かしていない。
総じて成熟した一冊だった。星五つで評価したい。