有間カオルのレビュー一覧

  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘

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    当てが外れて止まる場所がない主人公に声をかけたのは
    人が好さそうな青年だった。

    そこから恋が生まれるわけではなくw
    たどり着いた先がシェアハウスというか
    ゲストハウスというべきか。
    社交的な人や人の気配が欲しい人にはもってこいですが
    人見知りな人にはきついかも?
    一ヶ月計算したら、結構安いですけど。

    色々な人種と性格の人達に囲まれて
    ちょっと考えが変わっていく主人公ですが
    その両親は放置しておいてもいいと思います。
    自分の都合しか、考えてなさそうですし。

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    2023年01月16日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    やってきたゲストは、管理人代理に恋をしている娘。

    さすが、というべき積極性です。
    これで相手が悪い男だったら、確実に…な積極性。
    想像していた状態と違う! と地団駄踏んでいる状況も
    恋する女の子そのもの。
    ただ、確実にから回って迷惑になってるな、が
    分からないのもすごいな、と。
    見てる分には問題ない押しですが。

    話の内容そっちのけで、その恋がどうなるのか、が
    非常に気になってしまいました。

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    2022年12月08日
  • 氷住灯子教授と僕とYの世界

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    不思議なものが昔から見える直希は大学生。
    田舎から上京し、都内での一人暮らしを始める。
    バイトをしなければと見つけた求人が、
    大学の校内にあるY研究室だった。
    そこで出会った氷住教授と出会い、怪奇現象にまつわる話が展開されていく。

    一つ一つの話はそこで完結するが、
    登場人物は横に広く繋がり、
    読み進める度に直希の世界は広がっていく。

    孤独に慣れ、不器用な直希が少しずつ変化していく様は、
    雛鳥が羽ばたく練習をしているようで微笑ましい。
    郁士という友達も出来、先の成長が楽しみ。

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    2022年09月12日
  • パラサイトグリーン――ある樹木医の記録

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    ネタバレ

    ファンタジーという感じはあまりしなかったです。

    どのお話も、優しいけれど少し苦めな締まり方をしていました。解決しても、何か心にはなんとも言えない不思議な気持ちが残っていて、あまりすっきりしないような…そんな感じ。

    読み終わる頃には、芙蓉と朝比奈のことがもっと好きになっていました。

    最初と最後が全く同じ文章になっていました。内容を知ってからその文章を見ると、意味が分かってしまうからちょっとゾワゾワします。

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    2022年07月10日
  • パラサイトグリーン――ある樹木医の記録

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    ネタバレ

    人に寄生する植物と言うとグロい系でも、おかしくないが身体ではなくて心の寄生するというわけで、ホラーと言うよりファンタジー。心の隙間に取り憑く植物たちが優しいので、お話の方も優しい。寄生する植物が産み出す幻想は視覚的なイメージを伴っていて美しい。物語の結末を考えるなら、その美しさが持つ怖さを考えるべきなのかも知れない。

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    2021年10月02日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    おもしろくて一気読み❗️
    とにかく猫好きさんにはぜひとも読んで欲しい一冊✨出てくるのは化け猫だけど、めちゃ可愛い

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    2021年07月06日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々3

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    ネタバレ

    神社がなくなる危機。1000万円をとにかくはやく集めないといけないことになり、背に腹は変えられず裏切られた会社で働いたり、偽装結婚をするかしないかなど追い詰められたりと意外に神社に思い入れができてきる主人公。
    猫たちは相変わらずほぼ何もしてません(笑)虎は少し動いてたけども。

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    2021年07月01日
  • 荒木町奇譚

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    わかったような、わからないような……?
    人生は後悔の連続なのはわかる。だけどその間違えた道を進んでけって、なかなか割り切るのは難しい。
    結果的に楽しめればいいけれど。間違っても軌道修正しながら自分の思うままに、最後にはいろいろあったけど楽しかった、と言えるように……そういうことかな。

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    2021年06月05日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    ネタバレ

    題材はすごく魅力的なのですが、主人公に感情移入しづらく、あまり入り込めませんでした。これから主人公の過去とか露呈して、腹を割っていけば面白くなるのかなと期待はしたいです。
    虎さんや、シーヒーがデレるのはいつのことやら。

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    2021年01月12日
  • 死神と桜ドライブ

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    恋愛詐欺にあった美咲と。
    葬儀屋の名の元の遺体ブローカーの社長、黒木の周囲にまつわる事件の物語。
    美咲の浅はかさには信じられないレベルと。
    黒木と社員の正塚に関する謎も結局分からないまま終わった感じ。
    終盤の桜ドライブはスリリングだったけど。少し消化不良な作品でした。
    緑の桜「御衣黄」は、新潟市江南区のとある公園でも見れます。
    やはり希少価値の桜だそうで。

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    2020年12月21日
  • めげないくんとスパイシー女上司 -女神たちのいる職場-

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    スーパーディレクターになると豪語する新入社員の通販会社でのすったもんだ

    主人公の数馬はやる気はあるけど、思い込みが激しく自分の職務外まで勝手に手を出すのはいただけない
    実際に周囲にこんなやつがいたら迷惑すぎて相手にしたくない
    よくクビにならないなぁ……

    スパイシー女上司の早乙女も出てくるものの、ストーリーとしてそんなに数馬と絡んでなくね?
    数馬もめげないくんというよりは傍迷惑クンだし、タイトルに偽りありかな

    ただまぁ、「太陽のあくび」の小塚が意外といいポジションで出てくる
    柿崎さんはほんのちょっとだけ登場
    ってか、この二人そうなったの?違うの?明確な記載はないなぁ



    女同士のマウンテ

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    2020年05月12日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々2

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    シリーズ2作目

    今回のエピソード
    神社で二次元キャラと結婚式をしたいという人とか
    裏切ったはずの篠原がお誘いに来たり
    ぼっちの子供 史也くんのお悩みとかそれにまつわる大人たちの思惑
    あと、亜子さんや千里、虎達の過去も少々


    何が本人にとっての幸せなのかはわかんないよなぁ
    好きな人と一緒になること、家族と一緒に暮らすことが必ずしも幸せとは限らない
    でも、その選択をするのは本人であって、他の誰であってもいけないと思う

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    2020年04月24日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    友人の裏切りにより会社を失ったコンサルタントが、伯父が管理していた非公認の神社の管理人になったもののそこには化け猫がいたお話


    主人公の和己はあんまり好きになれないかな
    猫いらずのくだりはちょっとねぇ……
    打算的なのに無計画すぎない?と思う

    それでいてツンデレな面もあったりと、嫌いになれない側面もある


    そう言えば、愛子さんの勤め先は「サムシングフォー」に出てきた会社だね
    他のキャラの登場も今後あるのかな?


    キャラとしては、グレイシーとグレイヒーは生意気可愛い
    虎は影がありつつも人間思いなところが見え隠れしてよい

    G7はまぁラノベ的な感じかな
    この子たちへのアドバイスとその後の提案

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    2020年04月23日
  • 荒木町奇譚

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    かつての花街 荒木町を舞台にした幻想小説

    サラリーマンの行原暁生が先輩社員に呼び出されて荒木町に行った飲みの帰り、黒留の女性に導かれた結果荒木町から出られなくなり、何度も夜を繰り返す世界に迷い込む
    どうやったら荒木町から出られるのか?過去と向き合う、そして何が正解なのか?


    ダメだ、幻想小説は僕の趣味に合わない
    最後のあたりは行原の家族のあれやこれやでなんとなくいい話になってるので終わりとしては悪くはない

    でも、そもそもなぜ行原だったのかとか、あの世界のルールとかがよくわからぬ

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    2020年04月20日
  • 太陽のあくび

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    過疎地の高校生達が、新しい夏みかんを売り出そうとする青春物語+どたばたテレビショッピングの裏事情

    ところどころ、有川浩っぽさを感じる
    子供達のパートは「空の中」で、ショッピングパートも何かの作品に似てる人がいた気がする
    ただ、有川浩ほど洗練されていない
    ページ数は多いけど、密度はそんなに高くはなく、冗長に感じる部分も少々

    生産者で農家の現状を理解して打って出たい高校生たち
    テレビ通販でヒット商品を出したいバイヤー
    それぞれの思惑のすれ違いにより最初は大失敗する放送
    このあたりでどういう結末になるのかは予想がつく


    ってか、柿崎さん無能じゃね?
    素人に打ち合わせもなしに本番でいきなりしゃべ

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    2020年04月15日
  • 迷える羊の森 ~フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ~

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    ネタバレ

    人間の怖さというか醜さや弱い部分、それによって歪んでしまった人間関係などが見えてきて、少し怖くなりました。
    げに恐ろしきは人の心なり。
    一歩間違うと親子関係すら歪んでしまうのだなと。
    それを癒すのは植物と花宮のカウンセリング。
    最終的には丈太郎の悩みも解決することになりますが、主人公枠の彼の悩みの解決場面が案外あっさりしていたのには驚きました。
    恐らくは、他の人に対するカウンセリングを通じて、丈太郎自身も癒されて、最終的にはあのひと押しだけで済んだのだろうと思いますが、初読時はちょっと物足りなさも感じてしまったり。
    でも、丈太郎も一歩前に進むことができて本当によかった。
    尚、花宮が育てた花には

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    2019年09月14日
  • 荒木町奇譚

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    読み始めてしばらくはその設定や主人公が体験する世界観かよく分からなくて、謎...不思議...???うーん、分からん!ていう感じだったが、後半で主人公と両親とのわだかまりやその関係性が解れていく下りには、ウルっときた。
    読み終えた時にジーンときて心温まった作品。

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    2019年05月25日
  • 魔法使いのハーブティー

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    薀蓄系ライトミステリー。
    文章自体は読みやすいものの、ハーブティーの効力を美化し過ぎていたり、オーナーやイケメン青年、マダムといったキャラクターの現実離れした個性に頼り過ぎている感があって、小説としての完成度は自分が求めるものではなかった。

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    2019年04月12日
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘

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    東京 山谷のゲストハウスか舞台のハートフルストーリー。
    近所ながらまだ行ったことがないエリアですが、魅力ある町なのかな?
    作品自体は気軽に楽しく読める内容でした。

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    2018年12月30日
  • アルケミストの不思議な家

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    ネタバレ

    中学校の卒業式の後、海辺で死んだはずの琥珀。
    気づいたら、赤毛の大男の元にいた。
    錬金術師(アルケミスト)と名乗る彼と、彼が錬金したという白髪の青年、月読。
    三人での生活が始まった。

    重い。琥珀の背景が重くて、周囲がいやらしくって。
    でもきっと、何処かに存在してることで。
    博士と月読とのピントの外れた日常がどんよりした気持ちを浮上させるものの…。
    この作家さんの本は主人公がどうにも理不尽な目にあうので、凹む。
    ヒロインが不幸な環境から、常識外れた環境で再生していくおはなしを続けて読んだなあ。しばらくいいかなあ。

    それでも、博士の錬金術師の腕は確かで、かつての少年の日記は素敵なお話だった。

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    2018年11月10日