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Posted by ブクログ
ハーブティー専門店のお話
唯一の肉親である母を亡くした後は親戚をたらい回しにされて肩身の狭い思いをしてきた少女、勇希
夏休みの間だけ、横浜に住む会ったこともない伯父の家へと追い出されて行った先は、タレ目のへんにょりとした笑顔のおじさんの住む喫茶店
そこに住む条件は「偉大なる魔女が遺した館の後継者候補として、真摯に魔法の修行に励むこと」
何だこのいい話は
「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんと「真夜中のパン屋さん」の暮林さんのいいとこ取りじゃないか
そして、魔法と言いつつファンタジーではなくリアルにハーブの効能を生かしているのがよい
ま、物語のエッセンスとしてそれっぽい描写はあるけど、占術や予感なので決定的なファンタジーではない
こんな話、大好きだーーー!!
日常の謎もので、人情系のオチで、勇希の置かれた状況とかが僕のどストライクじゃないか
ラベンダーティーがピンク色に変わるのはネタを知ってたので驚きはないけど
その仕掛け方は面白い
そもそも、ラベンダーティーが青紫色ってあたりで違和感を感じるんだけどね
あと、志乃さんの思い出も、娘さんが言うコーヒーが飲めないってあたりでピンときた
結構有名だと思うんだけど、知らない人にとっては意外かもね
まぁ、コーヒーと命名されてはいるけど、コーヒーではないんだよなぁ
というように、ハーブの知識が多少はある人ならある程度の推測ができるネタが多数
そしてハーブティーを飲みたくなってしまう
ちょっとケチをつけるとしたら、最後のところで「そんな残し方はあまり現実的じゃないかな~」と思った程度
まぁ、100日後に死ぬワニじゃないけど、人間いつ死ぬかわかんないからなぁ
だとしても「もっと資産価値が変わりにくいものじゃだめだったん?」と思ってしまう
一応物語としては完結しているようだけど、続編が読みたい
ってか、いろんな謎が放置されっぱなしじゃないっすか~
先代って何者?この館って?ってか、何故に魔法使い?
そして何より、マダームは何者?(笑)
どうやら『月に祈りを』という、前日譚もあるらしいが、現在非公開……
書籍化希望ーーー!
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