あらすじ
東京の片隅にある小さな神社で、管理人として細々と暮らしている青年・和己。ある日のこと彼は、神社の所有者である伯父が入院したことを知る。重体だと聞き、急いで見舞いのために入院先の病院を訪れるものの、伯父の養子から「父が亡くなったら、神社を潰して、土地は売るつもり」と冷たく突き放されてしまう。ショックを受ける和己の頭には、神社に棲みついている化け猫たちや、神社を慕って通ってくれる松川さん、かしましい女子中学生たちのことがよぎるのだった――。果たして、神社は潰れてしまうのか……!?
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Posted by ブクログ
シーとヒーがほんとカワイイ!!w
いつも涙なくして読めないけど、今回も泣けたな。
前作ほどの号泣ではなく、ホロリって感じだけど。
ずっとずっと続いてほしい!!
Posted by ブクログ
うん、面白かった。
シリーズ3冊目。
相変わらず、主人公和己のボヤキ突っ込みがとても愉しい。
そして妖猫達も相変わらずのマイペースで、いや良いなあ、この感じ。
物語的には神社がなくなってしまうというピンチを和己がどうにかしようと(いや具体的には金工面なのだけど)、あくせくする展開。
美味しい話や誘惑もあるのだけど、そこはさすが主人公、実に真っ当な選択をする。
誠実さとある種の男気は和己の良さだよな。
そんな和己のこれまでの行いへのご褒美か、次々と神社や和己を助けようと今までの登場人物達がやってくる展開は、なんというか実に良い。
こういうのがシリーズの醍醐味だよなあ。
ラストはもちろんハッピィエンドで、ほっと温かな気持ちにさせられる。
うん、よかった。
ただ、一つ気になったのは冒頭の三毛猫のエピソード。
これがトラ達が生き物の生死を嗅ぎ分けられる事の伏線として描かれているのだけど、それだけではちょっとかわいそうな気がする。
三毛猫のモモに合掌。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目
これが最終巻だと思ってたけど、まだ続くのね
2016年刊行なので4年も新刊が出てないけど、本当に続編が出るのか?
今回のエピソード
・三毛の迷い猫
・神社の相続について
・コンサルの弟子希望者
・篠原の会社の案件
英会話教室のフランチャイズのおばさん
町工場のふわっとしたお見合い話
話の本筋は伯父の病気により、神社の権利やら何やらで存続の危機ってあたり
正式に神社としての登録がされていなくても、信じる人がいて救われる人がいるならそれで十分だと思うんだよね
まぁ、世の中にはそれで騙そうとする悪徳な宗教もあるけどね
最終的な着地点ってどこなんだろうなぁ
神社の存続
虎とグレイシー、グレイヒーの行く末
篠原との和解というかコンサルの仕事のやり方
あと、実家の家族との確執
続きが気になる
Posted by ブクログ
神社がなくなる危機。1000万円をとにかくはやく集めないといけないことになり、背に腹は変えられず裏切られた会社で働いたり、偽装結婚をするかしないかなど追い詰められたりと意外に神社に思い入れができてきる主人公。
猫たちは相変わらずほぼ何もしてません(笑)虎は少し動いてたけども。
Posted by ブクログ
伯父が入院し神社が潰れるかもしれない危機に、気の良いDQN青年が和己に弟子入りする。和己目線の地の文が記憶より若いノリで、知り合ったご婦人を上から目線で理解したりもあって、若干持て余した。これまでの登場人物も多少の記憶はあっても名前からは思い出せなかった。唯我独尊で媚びない妖猫三匹が変わらず可愛い。