あらすじ
起業した会社が倒産したため、着の身着のまま、東京の片隅にある神社に管理人として身を寄せることになった青年。都落ちを痛感しながらも、再起に向けて意気揚々と暮らし始めようとする。 ところが、この神社には3匹の猫が棲み着いていた。大きくてブサイクな虎猫と、灰色の毛玉のような仔猫2匹。実は彼らは“化け猫”だった。 傍若無人ぶりを発揮する化け猫たち。そして、それにひたすら翻弄される青年――。 どこか憎めない化け猫たちとの人間味豊かな同棲生活を愉快に描くストーリー。化け猫も、けっこう可愛いものですよ……たぶん!
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Posted by ブクログ
起業に失敗した主人公が、神社で化け猫と暮らす話。
最初は打算で動く主人公が、周囲の人々や妖猫とのふれあいで徐々に人とのつながりを大事にしていく様が王道だが、ほっこりする内容になっていた。
お祭りのシーンはなかなか泣かせてくれた。
Posted by ブクログ
グレイシーとグレイヒーがハンパなくかわいい!!!
展開はまあまあだけど、とにかくネコがかわいい!!
ほろっときてココロがあったかくなる作品。
奇跡は人が作る、かぁ☆彡
Posted by ブクログ
もちろん、書名の猫に誘われて読んだわけだけど(笑)
こんだけ猫との(いや化け猫だけど)やり取りが描かれていれば、うん、愉しかった。
化け猫OK、全然問題なしだよ(笑)
物語的にはいわば主人公の再生話ではあるのだけど、その要素はどっちかというと気薄かな。
それよりもぼやき体質の主人公のそのボヤキが、だんだんくせになってくる(笑)
なんだかんだ文句いいながらも、人助けしてしまうとこがお人好しだよなあ。
なので、ラストではなんだか自然にニコニコしてしまったのは、いいお話だったと言うことだろう。
いやまあ、ネコばなしだからかもそれないけど。
ちなみに主人公が化け猫たちと暮らし始める時、最悪だとのたまうのだけど、読んでたこっちは、なに言ってるの、最高じゃん!と思ったのは、当然だよね!
あーモフモフしたい(笑)
Posted by ブクログ
ほんわかとした気分になれそうな本を探していて、ジャケ買いしました。
途中までは主人公の和己のことが好きになれなかったのですが(むしろ、なんて嫌な奴!という印象が…)、途中から案外いい奴かも、という気持ちになりました。
化け猫の”虎”はかなり時代に乗り遅れていますが気持ちのよい性格で、仔猫のグレイシー・グレイヒーのコンビも生意気だけどかわいい。
読み終わる頃には、ほんわかとした気分になれました!
続編もあるようなので、読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
猫ちゃんがじゃれている感じを想像するとすごく可愛らしかった。招き猫神社という言葉に惹かれて買ったのですが正解でした。主人公はなかなか好きになれなかったけど、次巻があるならきっと好きになれると思う。テンポがいいので続きが読みたくなっちゃう作品でした。
Posted by ブクログ
題材はすごく魅力的なのですが、主人公に感情移入しづらく、あまり入り込めませんでした。これから主人公の過去とか露呈して、腹を割っていけば面白くなるのかなと期待はしたいです。
虎さんや、シーヒーがデレるのはいつのことやら。
Posted by ブクログ
友人の裏切りにより会社を失ったコンサルタントが、伯父が管理していた非公認の神社の管理人になったもののそこには化け猫がいたお話
主人公の和己はあんまり好きになれないかな
猫いらずのくだりはちょっとねぇ……
打算的なのに無計画すぎない?と思う
それでいてツンデレな面もあったりと、嫌いになれない側面もある
そう言えば、愛子さんの勤め先は「サムシングフォー」に出てきた会社だね
他のキャラの登場も今後あるのかな?
キャラとしては、グレイシーとグレイヒーは生意気可愛い
虎は影がありつつも人間思いなところが見え隠れしてよい
G7はまぁラノベ的な感じかな
この子たちへのアドバイスとその後の提案がちゃんとコンサル的な目の付け所でよかった
顧客の本当に望んでいるものを理解しているからこその提案だよね
作中でこの言葉がなによりよい
「奇跡は神様ではなく人の優しさが起こしてくれると知ってますよ」
有間さんの他の小説では、「不思議な力と思いきや現実でも実現可能」な救済が描かれているのが多い
これは化け猫という不可思議な事象が起きてはいるけど、それでも救いは人の優しさによるものってことなんだね
虎たちが何を守ろうとしているのかは続編でわかるんだろうね
続きに期待
Posted by ブクログ
友人と起こした会社が倒産し、東京の片隅にある神社にやってきた和巳。
古い割に綺麗に保たれた境内。
招き猫が祀られた本殿。
しばらく暮らすにはいいか、と荷物を降ろしたその夜、出た。
金魚柄の着物を着た二人の子ども。
着流し姿の目つきの悪い色男。
彼らは神社に住んでいる化け猫だった。
回想が暗ーい和巳の太々しい態度。
だけど、それを吹き飛ばす二人の子どもの憎たらしさと虎猫の態度のデカさ。
猫に振り回され、神社にやってくるご近所さんたちに揉まれ、和巳の視界が広がっていく。
ちょっとベストキッドと重なった。
掃除って心も綺麗に整えるものなのかも。
自分中心だった和巳がだんだんと人のために動くようになるのにホッコリした。
猫を触りたくなるー。
Posted by ブクログ
会社が倒産して、伯父が管理をしている神社に
住み込む事に。
先住者は『猫』達。
人なんて信じてはいけない、と思っているのに
結構手を貸していたりします。
根っからの悪人でもない限り
手を貸せそうな問題ではありますが。
化け猫に蹴られたり、引っかかれたり。
一体友人に裏切られた、という過去より前に
どういう事があったのか。
何となく、は想像できますが。
お礼替わりのクッキー、食べてみたいです。
Posted by ブクログ
なんとなく気になって購入
主人公が正直言って好きになれない。いかにも現代人的な性格をしてるけどそこまでリアルにする必要あるのかなっと思った。
化け猫たちもそこまで重要なファクターになっているかといわれてるとそうでもない気がする。
話自体は結構淡々と進んでいくから文章は読みやすい。最後までさくっと読めた。