有間カオルのレビュー一覧
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植物療法のお店のお話
廃墟だと思っていた家の塀をイライラ解消のために蹴って壊したら、実はお店屋さんが引っ越してきてて、一緒に壊してしまった鉢植えの弁償のためにバイトをすることになった高校生の丈太郎くん
店長の花宮は、なぜか人の嘘がわかるようで……
有間さん、今回はファンタジー要素はないのね
まぁ、雰囲気的には同じ系統なんだけどね
店長さんの言う植物も五感を感じているというやつ、マジであながち間違いではなかったりするんじゃなかったっけ?
まぁ、五感と表現すると語弊があるかもしれないけど、光刺激は当然として、音や匂いや痛み刺激に対して屈性があるしね
作中には3篇のお話+エピローグ
菫の -
Posted by ブクログ
兄夫妻に子供ができて同居するタイミングで家を出された26歳の女性が、東京のゲストハウスで暮らし始めるお話
ゲストハウスとはいうものの、場所は山谷でドヤ街
なのにドヤ街感がない ま、ホームレスがいたりしてるのがそれっぽいのか?
主人公視点だけとしても、親の態度にはちょっとイラッとくるね
親の考えで子供の進路ややりたい事を制限するのはなんだかなぁと思う
「絵が上手くたっていいことなどなにもない」とかさ~
あるわ。いいことなんていくらでもあるわ。
「いいことない」のはお前にとってだーーー!!
他にもこんな親が出てくる小説があるけど、なんというか本人は躾とか子供の将来の事を考えてのつもりだろう -
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ネタバレ久々に本を読むかと重い手に取ったのが本書。通勤時間に読む用にカバンの中に入れていたものの、一週間持ち歩きっぱなしだった。
冒頭の不穏な空気に読み進める気力が必要かもしれないが、読み始めると先生である伯父さんのふにゃっとした雰囲気とハーブ園の夏の避暑地のような雰囲気、カフェを取り巻くちょっぴり個性的な常連達に、ページがどんどん進むようになる。未婚の母が亡くなり親戚をたらい回しにされ、夏休み中の衣食住の心配と、高校への進学費用のあてもない少女が主人公という点で読む気力を要する。居場所が見つかって良かったねというラストで終わるが、既婚者と不倫し子供を産んだあげく、その子が安心して暮らせる居場所を残さ -
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前巻に引き続き今巻も3匹の化け猫たちや女子中学生に翻弄されて主人公のボヤキは快調(笑)
いや、なかなか愉しかった。
今作は主に三つのエピソード。
2次元結婚式と母子家庭少年と主人公のにっくき元共同経営者。
猫耳二次元娘との結婚式騒動もいいけれど(笑)、個人的には少年の話が好き。
主人公の普段面倒なことは嫌だと言いながら、ここ一番で見せる正義感がなんかいいよね。
ハイライトは少年が助けてくれた主人公に言う言葉。
「お兄さんは僕を助けてくれたヒーローです。ネコさんともお話できるヒーローです」
クスッとしながらもぐっとくるものがあった。
元同僚の話はチョット出すのが早いかなと思った。
3巻目あ -
Posted by ブクログ
もちろん、書名の猫に誘われて読んだわけだけど(笑)
こんだけ猫との(いや化け猫だけど)やり取りが描かれていれば、うん、愉しかった。
化け猫OK、全然問題なしだよ(笑)
物語的にはいわば主人公の再生話ではあるのだけど、その要素はどっちかというと気薄かな。
それよりもぼやき体質の主人公のそのボヤキが、だんだんくせになってくる(笑)
なんだかんだ文句いいながらも、人助けしてしまうとこがお人好しだよなあ。
なので、ラストではなんだか自然にニコニコしてしまったのは、いいお話だったと言うことだろう。
いやまあ、ネコばなしだからかもそれないけど。
ちなみに主人公が化け猫たちと暮らし始める時、最悪だとのた