有間カオルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
怪我、失業、失恋で傷心の女性が瀬戸内海の島でリハビリがてらのんびりすごすお話
恋人に逃げられて田舎に行く料理人の女性という設定は「食堂かたつむり」みたいだな
島は猫がたくさんいる観光地だけど、ほとんどの観光客は数時間の滞在で宿泊はしない
そんな中、田舎のおばあちゃん家に帰省したかのような民宿に1ヶ月滞在予定の実果
猫に導かれてお参りした神社の帰り、またまた怪我をしてしまった実果が偶然たどり着いたところは「気まぐれ食堂」という看板の建物
食堂と言いつつ中には誰もいないし、レジスターやその他お店らしきものはないところ
そこに訪れた三河にご飯をもらった事と、その御礼のために再び訪れた事をきっかけに出会った安藤と島の子供たち
「気まぐれ食堂」の謎とはいったい?な展開
こーゆーお話は手に職を持っている人が主人公だと展開がしやすいよね
一日レストランというアイデアもいいなぁ
そしてそこに訪れる島の人達の雰囲気もおおらかでね
いいなぁ、こんな生活してみたい
多分、僕だったら日がな一日ずーっと本を読んでそうな気がするけど(笑)
学生の時に調査で伊豆諸島に行ってたときはこんな雰囲気だった気がする
民宿のおっちゃんに島の展望台に連れて行ってもらったりとかね
でも、当時はそんなに島の中を見て回らなかったので、今思えば惜しいことをしたなぁ
ま、こんな仕事してるうちはもう二度とできないだろうけどね -
Posted by ブクログ
わすれな荘シリーズ(?)の2作目
続編あるの知らなかった まぁちゃんと調べればわかるのにね
ってか、千花ちゃんの存在感が薄れてる?というか今回は他の人にスポットが当たってる
翔太に片思いのバネッサ、スディールの郷愁、橋島オーナーの少年期
片思いってどうしようもないよね
千花ちゃんも絵描きという職業に片思い
二人に対するビッグマムのアドバイスがとてもよい
情熱的であることもいいけど、大事なことはささやく
人生まっすぐだけが正しいわけでもないんだよね
スディールに関しては1作目でそんなにいい印象ではなかったけど、本人視点で描かれると好印象になる
そしてクオンは結構適当というのもまぁ面白い
全くの育児未経験者がいきなり赤ちゃんを預けられたらそりゃぁ大変でしょうなぁ
橋島さんの過去話はよかった
ここだけ切り取れば、まるでプロレタリア文学のような雰囲気も感じる
いわゆる、昔のドヤ街のイメージそのもの
橋島オーナーが何故わすれな荘をやっているか
過去のノスタルジーなんだけど、人それぞれに大事にしたいものは違うよなぁ
赤毛のアンが残されていた意味を考えると、複雑な気持ちになる
彼女はどんな事情があってあそこに行き着き、なんで赤毛のアンを置いていったのかね
それはそうと、龍さんもかっこいいし、少年の橋島さんもよい
今後の展開で、もしかしたらワイルドな橋島さん見れたりする?(笑)
ってか、これ、まだ続編でるよね? -
Posted by ブクログ
植物療法のお店のお話
廃墟だと思っていた家の塀をイライラ解消のために蹴って壊したら、実はお店屋さんが引っ越してきてて、一緒に壊してしまった鉢植えの弁償のためにバイトをすることになった高校生の丈太郎くん
店長の花宮は、なぜか人の嘘がわかるようで……
有間さん、今回はファンタジー要素はないのね
まぁ、雰囲気的には同じ系統なんだけどね
店長さんの言う植物も五感を感じているというやつ、マジであながち間違いではなかったりするんじゃなかったっけ?
まぁ、五感と表現すると語弊があるかもしれないけど、光刺激は当然として、音や匂いや痛み刺激に対して屈性があるしね
作中には3篇のお話+エピローグ
菫の花のイメージとしては、やはり儚いとか可憐とかってイメージかな
でも、最後まで読むとわかるけど意外と…… なのねぇ
ってか、親友の行動が納得いかねぇ
結局はまぁ役に立ったんだろうけど、一般的にその行為はどうなのよ?と思う
その辺がちょっともやもやする
すずらんに毒があるのは知ってるぜぇ
ヴァルキリープロファイルでもあったり、昔のミステリ小説だったらそれを使ったネタもあるだろうね
時計草
パッションは情熱ではなく受難
病気がち怪我しがちな子供とお母さんの態度から、結構早めにアレだなぁと見当がつく
そこまで決定的に手を下してはいないけど、呪いって実際にあるからなぁ
すずらんの話もそうだけど、このお話の闇の部分は結構すぐに見当がつく
要はそれをどうやって治療してあげるかが主題ってことかね -
Posted by ブクログ
兄夫妻に子供ができて同居するタイミングで家を出された26歳の女性が、東京のゲストハウスで暮らし始めるお話
ゲストハウスとはいうものの、場所は山谷でドヤ街
なのにドヤ街感がない ま、ホームレスがいたりしてるのがそれっぽいのか?
主人公視点だけとしても、親の態度にはちょっとイラッとくるね
親の考えで子供の進路ややりたい事を制限するのはなんだかなぁと思う
「絵が上手くたっていいことなどなにもない」とかさ~
あるわ。いいことなんていくらでもあるわ。
「いいことない」のはお前にとってだーーー!!
他にもこんな親が出てくる小説があるけど、なんというか本人は躾とか子供の将来の事を考えてのつもりだろうけど、子供にとっては呪いとして重しになってるパターン
最後には誤解が解けて大団円というわけでもなかったし、そこだけがちょっと残念なところかな
ゲストハウスについて、ちょいと美化されすぎてるきらいがあるけど、まぁ物語だしね
人と関わりたい人とかにとってはいい場所なのかもね
ところで、留学生とはの倦怠期ってのは、ある意味でホームシックってやつじゃないのかね?
他の小説を読んでても自分で気をつけなければいけないところと思うけど
「そこに悪気はなくとも、正論は時に人の心を抉る凶器になる」という台詞はやはり僕には刺さる
タイトルが料理推しなだけあって、出てくる料理がおいしそう
ブイヤベースにルイユソースというのは他の小説でも読んだ事あるね
「スープ屋しずく」あたりな気がする
要は、マヨネーズにニンニクと唐辛子とトマトを加えたやつでいいのかな?
今度てがるにルイユもどきを作ってパンに塗ってみよ~っと
じゃがいもが優秀な作物というのは世のじゃがいも警察が目を光らせるように、人口を支えるには必要な穀物なんだよなぁ
異世界ものによくジャガイモで農政改革してるのは、田中芳樹が言い出したのに端を発するんだっけか?
あと、トマトベースのクラムチャウダーって食べたことない
インスタントでもそうだけど、日本でのイメージって白いやつだよな~
家族との関係についてちょっと心残りはあるものの、まぁ良い終わり方なのではなかろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に本を読むかと重い手に取ったのが本書。通勤時間に読む用にカバンの中に入れていたものの、一週間持ち歩きっぱなしだった。
冒頭の不穏な空気に読み進める気力が必要かもしれないが、読み始めると先生である伯父さんのふにゃっとした雰囲気とハーブ園の夏の避暑地のような雰囲気、カフェを取り巻くちょっぴり個性的な常連達に、ページがどんどん進むようになる。未婚の母が亡くなり親戚をたらい回しにされ、夏休み中の衣食住の心配と、高校への進学費用のあてもない少女が主人公という点で読む気力を要する。居場所が見つかって良かったねというラストで終わるが、既婚者と不倫し子供を産んだあげく、その子が安心して暮らせる居場所を残さず逝った母、妻がいるにもかかわらず15歳の少女に手を出した既婚者、子供が15歳になるまで手を出さないという約束を律儀に守ったあげく親戚をたらい回しにすることになった状況が重い。どんなに愛があったって、大人の無責任さが勇希に寂しい思いと年相応でない大人らしさを身につけさせた。マイナスがやっとゼロになった程度で感動はできない。 -
Posted by ブクログ
前巻に引き続き今巻も3匹の化け猫たちや女子中学生に翻弄されて主人公のボヤキは快調(笑)
いや、なかなか愉しかった。
今作は主に三つのエピソード。
2次元結婚式と母子家庭少年と主人公のにっくき元共同経営者。
猫耳二次元娘との結婚式騒動もいいけれど(笑)、個人的には少年の話が好き。
主人公の普段面倒なことは嫌だと言いながら、ここ一番で見せる正義感がなんかいいよね。
ハイライトは少年が助けてくれた主人公に言う言葉。
「お兄さんは僕を助けてくれたヒーローです。ネコさんともお話できるヒーローです」
クスッとしながらもぐっとくるものがあった。
元同僚の話はチョット出すのが早いかなと思った。
3巻目あたりでやるのがいい気がする
(まあ次巻が出るかどうかわかんないけどさ(笑)
物語的には前巻でもそうなのだけど、それぞれのエピソードが平行に描かれるのが、本作の特色かな。
最後には全てが収まる展開は、ある意味都合よすぎるけれどでも、安心して読める。
読み終わって暖かな気持ちになれるのがいい。
まあネコちゃんがいるのだから、当然だよね! -
Posted by ブクログ
もちろん、書名の猫に誘われて読んだわけだけど(笑)
こんだけ猫との(いや化け猫だけど)やり取りが描かれていれば、うん、愉しかった。
化け猫OK、全然問題なしだよ(笑)
物語的にはいわば主人公の再生話ではあるのだけど、その要素はどっちかというと気薄かな。
それよりもぼやき体質の主人公のそのボヤキが、だんだんくせになってくる(笑)
なんだかんだ文句いいながらも、人助けしてしまうとこがお人好しだよなあ。
なので、ラストではなんだか自然にニコニコしてしまったのは、いいお話だったと言うことだろう。
いやまあ、ネコばなしだからかもそれないけど。
ちなみに主人公が化け猫たちと暮らし始める時、最悪だとのたまうのだけど、読んでたこっちは、なに言ってるの、最高じゃん!と思ったのは、当然だよね!
あーモフモフしたい(笑)