有間カオルのレビュー一覧

  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々
    友人の裏切りにより会社を失ったコンサルタントが、伯父が管理していた非公認の神社の管理人になったもののそこには化け猫がいたお話


    主人公の和己はあんまり好きになれないかな
    猫いらずのくだりはちょっとねぇ……
    打算的なのに無計画すぎない?と思う

    それでいてツンデレな面もあったりと、嫌いになれない側面...続きを読む
  • 荒木町奇譚
    かつての花街 荒木町を舞台にした幻想小説

    サラリーマンの行原暁生が先輩社員に呼び出されて荒木町に行った飲みの帰り、黒留の女性に導かれた結果荒木町から出られなくなり、何度も夜を繰り返す世界に迷い込む
    どうやったら荒木町から出られるのか?過去と向き合う、そして何が正解なのか?


    ダメだ、幻想小説は僕...続きを読む
  • 太陽のあくび
    過疎地の高校生達が、新しい夏みかんを売り出そうとする青春物語+どたばたテレビショッピングの裏事情

    ところどころ、有川浩っぽさを感じる
    子供達のパートは「空の中」で、ショッピングパートも何かの作品に似てる人がいた気がする
    ただ、有川浩ほど洗練されていない
    ページ数は多いけど、密度はそんなに高くはなく...続きを読む
  • 迷える羊の森 ~フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ~
    人間の怖さというか醜さや弱い部分、それによって歪んでしまった人間関係などが見えてきて、少し怖くなりました。
    げに恐ろしきは人の心なり。
    一歩間違うと親子関係すら歪んでしまうのだなと。
    それを癒すのは植物と花宮のカウンセリング。
    最終的には丈太郎の悩みも解決することになりますが、主人公枠の彼の悩みの解...続きを読む
  • 荒木町奇譚
    読み始めてしばらくはその設定や主人公が体験する世界観かよく分からなくて、謎...不思議...???うーん、分からん!ていう感じだったが、後半で主人公と両親とのわだかまりやその関係性が解れていく下りには、ウルっときた。
    読み終えた時にジーンときて心温まった作品。
  • 魔法使いのハーブティー
    薀蓄系ライトミステリー。
    文章自体は読みやすいものの、ハーブティーの効力を美化し過ぎていたり、オーナーやイケメン青年、マダムといったキャラクターの現実離れした個性に頼り過ぎている感があって、小説としての完成度は自分が求めるものではなかった。
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘
    東京 山谷のゲストハウスか舞台のハートフルストーリー。
    近所ながらまだ行ったことがないエリアですが、魅力ある町なのかな?
    作品自体は気軽に楽しく読める内容でした。
  • アルケミストの不思議な家
    中学校の卒業式の後、海辺で死んだはずの琥珀。
    気づいたら、赤毛の大男の元にいた。
    錬金術師(アルケミスト)と名乗る彼と、彼が錬金したという白髪の青年、月読。
    三人での生活が始まった。

    重い。琥珀の背景が重くて、周囲がいやらしくって。
    でもきっと、何処かに存在してることで。
    博士と月読とのピントの外...続きを読む
  • 気まぐれ食堂 神様がくれた休日(なつやすみ)
    瀬戸内の島の宿になかば住み込むように長く泊まっている女の人のお話。料理が美味しそう。
    2018/11/3
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々3
    伯父が入院し神社が潰れるかもしれない危機に、気の良いDQN青年が和己に弟子入りする。和己目線の地の文が記憶より若いノリで、知り合ったご婦人を上から目線で理解したりもあって、若干持て余した。これまでの登場人物も多少の記憶はあっても名前からは思い出せなかった。唯我独尊で媚びない妖猫三匹が変わらず可愛い。
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々
    友人と起こした会社が倒産し、東京の片隅にある神社にやってきた和巳。
    古い割に綺麗に保たれた境内。
    招き猫が祀られた本殿。
    しばらく暮らすにはいいか、と荷物を降ろしたその夜、出た。
    金魚柄の着物を着た二人の子ども。
    着流し姿の目つきの悪い色男。
    彼らは神社に住んでいる化け猫だった。

    回想が暗ーい和巳...続きを読む
  • 魔法使いのハーブティー
    シングルマザーの母親が亡くなって、親戚を転々とする勇希。
    夏休みの間、身を寄せることになったのは横浜の伯父。
    ハーブティーのカフェを営む伯父から、告げられる約束の一つ。
    「偉大なる魔女が遺した館の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」

    荒れた庭の不機嫌な曽我部さん。
    庭の枇杷を盗んだ克哉。
    ...続きを読む
  • 荒木町奇譚
    突如として呼び出された『接待』の雑用係をした主人公。
    気になって後をついていってしまった芸者のせいか
    妙な世界に紛れこんでしまった。

    自分は現代の人間なのか、ここでの一番下っ端なのか。
    ぐるぐると回っていく世界に、不正解なのか正解なのか。
    合格判定(?)が出てくるので、判別はしやすいかと。
    とはい...続きを読む
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘
    あれ、バネッサのあれこれは決着せずに終わるのか。。。
    引っ張るのかぁ。
    オーナーの過去話がちょっぴり切ない。
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘
    夢見るレシピの続編。今回もまた美味しそうなのがいっぱい。本場カルボナーラ食べてみたい!でも物語がそれぞれ中途半端に終わっちゃった。バネッサは?千花は?
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘
    登場人物が外人さんがちらほら出てきてちょっとイメージしづらかったので時々表紙の絵を見てああこの人かと確認。ヤンさんが見切れている(笑)全体的に可愛らしくて憧れのゲストハウス住まい。いいなあ、料理できないけど1週間ぐらい滞在したいなあと思った。各国の料理が出てきておいしそうだった。
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘
    たまにテレビ番組でこういったゲストハウスの話を見ることがありますが、あまり詳しくなかったので、中での生活というか、利用するか方々の日常を垣間見ることができました。留学生って、私も主人公の千花と同じように大半は裕福な家の子と思っていましたが、本当に大変な思いをして留学生活を送っているということがわかり...続きを読む
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘
    ゲストハウスわすれな荘の第2弾。4皿目のネパール人留学生のスディールの話と5皿目のオーナーの子供時代のドヤ街の話は切なくなりました。家族でも距離感に悩みますが、こんなふうないつでも待ってるよという場所があるだけで、大丈夫と安心できますね。食べ物の記憶というのは一番強い記憶なのかも。
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘
    東京にあるドヤ街、山谷を舞台にしたゲストハウス・わすれな荘を舞台にした人情系飯テロ小説。

    前回は色んな国の料理を組み合わせながら千花の葛藤や奮闘を描いていました。
    今回も基本的にそれは変わらないのですが千花の奮闘も葛藤も落ち着いている感じがします。
    わすれな荘と仕事に根を張る覚悟ができて落ち着いて...続きを読む
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘
    わすれな荘の分け隔てない感じが可愛い。
    田舎の親ってああいう感じなのかなぁ??
    主人公の境遇はなんか切ない。