有間カオルのレビュー一覧
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友人の裏切りにより会社を失ったコンサルタントが、伯父が管理していた非公認の神社の管理人になったもののそこには化け猫がいたお話
主人公の和己はあんまり好きになれないかな
猫いらずのくだりはちょっとねぇ……
打算的なのに無計画すぎない?と思う
それでいてツンデレな面もあったりと、嫌いになれない側面...続きを読むPosted by ブクログ -
人間の怖さというか醜さや弱い部分、それによって歪んでしまった人間関係などが見えてきて、少し怖くなりました。
げに恐ろしきは人の心なり。
一歩間違うと親子関係すら歪んでしまうのだなと。
それを癒すのは植物と花宮のカウンセリング。
最終的には丈太郎の悩みも解決することになりますが、主人公枠の彼の悩みの解...続きを読むPosted by ブクログ -
薀蓄系ライトミステリー。
文章自体は読みやすいものの、ハーブティーの効力を美化し過ぎていたり、オーナーやイケメン青年、マダムといったキャラクターの現実離れした個性に頼り過ぎている感があって、小説としての完成度は自分が求めるものではなかった。Posted by ブクログ -
東京 山谷のゲストハウスか舞台のハートフルストーリー。
近所ながらまだ行ったことがないエリアですが、魅力ある町なのかな?
作品自体は気軽に楽しく読める内容でした。Posted by ブクログ -
中学校の卒業式の後、海辺で死んだはずの琥珀。
気づいたら、赤毛の大男の元にいた。
錬金術師(アルケミスト)と名乗る彼と、彼が錬金したという白髪の青年、月読。
三人での生活が始まった。
重い。琥珀の背景が重くて、周囲がいやらしくって。
でもきっと、何処かに存在してることで。
博士と月読とのピントの外...続きを読むPosted by ブクログ -
伯父が入院し神社が潰れるかもしれない危機に、気の良いDQN青年が和己に弟子入りする。和己目線の地の文が記憶より若いノリで、知り合ったご婦人を上から目線で理解したりもあって、若干持て余した。これまでの登場人物も多少の記憶はあっても名前からは思い出せなかった。唯我独尊で媚びない妖猫三匹が変わらず可愛い。Posted by ブクログ
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友人と起こした会社が倒産し、東京の片隅にある神社にやってきた和巳。
古い割に綺麗に保たれた境内。
招き猫が祀られた本殿。
しばらく暮らすにはいいか、と荷物を降ろしたその夜、出た。
金魚柄の着物を着た二人の子ども。
着流し姿の目つきの悪い色男。
彼らは神社に住んでいる化け猫だった。
回想が暗ーい和巳...続きを読むPosted by ブクログ -
シングルマザーの母親が亡くなって、親戚を転々とする勇希。
夏休みの間、身を寄せることになったのは横浜の伯父。
ハーブティーのカフェを営む伯父から、告げられる約束の一つ。
「偉大なる魔女が遺した館の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」
荒れた庭の不機嫌な曽我部さん。
庭の枇杷を盗んだ克哉。
ト...続きを読むPosted by ブクログ -
夢見るレシピの続編。今回もまた美味しそうなのがいっぱい。本場カルボナーラ食べてみたい!でも物語がそれぞれ中途半端に終わっちゃった。バネッサは?千花は?Posted by ブクログ
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登場人物が外人さんがちらほら出てきてちょっとイメージしづらかったので時々表紙の絵を見てああこの人かと確認。ヤンさんが見切れている(笑)全体的に可愛らしくて憧れのゲストハウス住まい。いいなあ、料理できないけど1週間ぐらい滞在したいなあと思った。各国の料理が出てきておいしそうだった。Posted by ブクログ
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たまにテレビ番組でこういったゲストハウスの話を見ることがありますが、あまり詳しくなかったので、中での生活というか、利用するか方々の日常を垣間見ることができました。留学生って、私も主人公の千花と同じように大半は裕福な家の子と思っていましたが、本当に大変な思いをして留学生活を送っているということがわかり...続きを読むPosted by ブクログ
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ゲストハウスわすれな荘の第2弾。4皿目のネパール人留学生のスディールの話と5皿目のオーナーの子供時代のドヤ街の話は切なくなりました。家族でも距離感に悩みますが、こんなふうないつでも待ってるよという場所があるだけで、大丈夫と安心できますね。食べ物の記憶というのは一番強い記憶なのかも。Posted by ブクログ
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東京にあるドヤ街、山谷を舞台にしたゲストハウス・わすれな荘を舞台にした人情系飯テロ小説。
前回は色んな国の料理を組み合わせながら千花の葛藤や奮闘を描いていました。
今回も基本的にそれは変わらないのですが千花の奮闘も葛藤も落ち着いている感じがします。
わすれな荘と仕事に根を張る覚悟ができて落ち着いて...続きを読むPosted by ブクログ