有間カオルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書の題名に使われている「サムシング・フォー」とは、wikipediaによれば欧米の結婚式で花嫁がげん担ぎに身につける4つの物の事。
本書はこの事から想像が付くように結婚に関する小説で、主人公のブライダルプランナーの女性が、自身が携わった結婚式を通して自分の過去とむき合っていくという連作短編集です。
章を進めるにつれ徐々に明らかになっていく主人公の過去とは一体どの様な物なのかと、読者に感じさせながら章を進ませて行く本でした。
題名の一部の「フォー」の通り、全4章からなり、それぞれ
・男性の方が積極的だけど女性があまり乗り気には見えないカップル
・女性が男性に内緒で何度も式場の下見を重ね -
Posted by ブクログ
子供の頃に読んだ絵本って大人になっても結構記憶に残っているし、子供の成長に多かれ少なかれ影響があるのだなと改めて感じた。
本書を読んだ後、自分の娘にもっと絵本の読み聞かせすればよかったと、ちょっと後悔してます。
おおかた処分してしまったのですが今も本棚には娘が好きだった絵本が何冊か並んでおり、背表紙を見るたびに幼くてかわいかった頃を思い出します。
不思議な「絵本Barクレヨン」は心にわだかまりを持った大人達が絵本を通して、明日への一歩を踏み出す力を与えてくれる物語。
登場する名作絵本に今の自分と子供の頃の自分に想いを馳せ、懐かしさと愛しさを感じながら読み進めた。
本編で特に印象的だったのが -
Posted by ブクログ
心温まる大人のファンタジー小説ですね。
四話の短編集です。
心にわだかまりがある主人公が、ゴールデン街を歩いていると、知らずに『絵本Bar クレヨン』の前にたたずんで、惹かれるように店の中に入っていく。
店内には絵本がずらりと並んでいる。絵本には興味はないのだが、いつの間にか自分にぴったりの絵本を選び出している。絵本を棚に返して店を出たハズなのに、なぜか家に帰ると、その絵本が手もとにある。
絵本が織り成す、自分探しが始まる。
絵本を返そうとゴールデン街の『絵本Bar クレヨン』をさがすと、そこには別の店があった。店の看板は『文庫バー 月に吠える』になっている?いつの間にか店が変わったのかと、