有間カオルのレビュー一覧

  • 気まぐれ食堂 神様がくれた休日(なつやすみ)

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    瀬戸内の島の宿になかば住み込むように長く泊まっている女の人のお話。料理が美味しそう。
    2018/11/3

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    2018年11月03日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々3

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    伯父が入院し神社が潰れるかもしれない危機に、気の良いDQN青年が和己に弟子入りする。和己目線の地の文が記憶より若いノリで、知り合ったご婦人を上から目線で理解したりもあって、若干持て余した。これまでの登場人物も多少の記憶はあっても名前からは思い出せなかった。唯我独尊で媚びない妖猫三匹が変わらず可愛い。

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    2018年10月10日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    友人と起こした会社が倒産し、東京の片隅にある神社にやってきた和巳。
    古い割に綺麗に保たれた境内。
    招き猫が祀られた本殿。
    しばらく暮らすにはいいか、と荷物を降ろしたその夜、出た。
    金魚柄の着物を着た二人の子ども。
    着流し姿の目つきの悪い色男。
    彼らは神社に住んでいる化け猫だった。

    回想が暗ーい和巳の太々しい態度。
    だけど、それを吹き飛ばす二人の子どもの憎たらしさと虎猫の態度のデカさ。
    猫に振り回され、神社にやってくるご近所さんたちに揉まれ、和巳の視界が広がっていく。
    ちょっとベストキッドと重なった。
    掃除って心も綺麗に整えるものなのかも。
    自分中心だった和巳がだんだんと人のために動くようにな

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    2018年09月29日
  • 魔法使いのハーブティー

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    シングルマザーの母親が亡くなって、親戚を転々とする勇希。
    夏休みの間、身を寄せることになったのは横浜の伯父。
    ハーブティーのカフェを営む伯父から、告げられる約束の一つ。
    「偉大なる魔女が遺した館の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」

    荒れた庭の不機嫌な曽我部さん。
    庭の枇杷を盗んだ克哉。
    トラブルメーカーの陽斗。
    謎めいたマダム。
    いろいろデジャヴで、あれ、真夜中のパン屋さん?とか、これ、妖怪のアパート?と思いつつ。
    ようやく一息つけた勇希に、迫る危機。
    大人の身勝手さが歯痒い。
    先生にも謎がありそうだし、陽斗も決着がまだかな。
    続くんだろうなあ。


    「その願いが本当に心から望むこと

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    2018年09月24日
  • 荒木町奇譚

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    突如として呼び出された『接待』の雑用係をした主人公。
    気になって後をついていってしまった芸者のせいか
    妙な世界に紛れこんでしまった。

    自分は現代の人間なのか、ここでの一番下っ端なのか。
    ぐるぐると回っていく世界に、不正解なのか正解なのか。
    合格判定(?)が出てくるので、判別はしやすいかと。
    とはいえ、時間が決まっているし、抜け出さないと
    大変な状態になるだろうし、でどうしたらいいのか。

    過去の自分を、と言われても、大抵の人は目をそらすもの。
    強制的に向けさせられないと、どうしようも…。
    どうしたら抜けられるのか、どうしたらいいのか。
    未来は考えられても、過去はどうしようもないですから。

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    2018年02月08日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    あれ、バネッサのあれこれは決着せずに終わるのか。。。
    引っ張るのかぁ。
    オーナーの過去話がちょっぴり切ない。

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    2017年12月14日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    夢見るレシピの続編。今回もまた美味しそうなのがいっぱい。本場カルボナーラ食べてみたい!でも物語がそれぞれ中途半端に終わっちゃった。バネッサは?千花は?

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    2017年10月01日
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘

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    登場人物が外人さんがちらほら出てきてちょっとイメージしづらかったので時々表紙の絵を見てああこの人かと確認。ヤンさんが見切れている(笑)全体的に可愛らしくて憧れのゲストハウス住まい。いいなあ、料理できないけど1週間ぐらい滞在したいなあと思った。各国の料理が出てきておいしそうだった。

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    2017年09月12日
  • 魔法使いのハーブティー

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    ネタバレ

    文体が読みやすくてよかった。
    大人びて、でも安心できる居場所がない不安に常にさらされている主人公、勇希視点で物語は始まる。

    先生と勇希の会話の中に、月の光や、ハーブティーという自然のものに触れる楽しさが伝わってきて、癒されるけど、勇希のバックグラウンドがすごいハード。

    不倫の末、未婚の母ととなった勇希の母。そんな母をお堅い職業の伯父たちは恥だと思い、勇希の母のことや勇希自身を、受けた迷惑の鬱憤はらしに代わりに責める。
    そんな中で7年も過ごしてきた勇希は本当に大変だっただろうに。。。
    勇希の両親を悪くは言いたくないけど、継いだDNAは変わらないんだから、せめて認知はし(させてあげ)ようよ、と

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    2017年05月20日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    ゲストハウスわすれな荘の第2弾。4皿目のネパール人留学生のスディールの話と5皿目のオーナーの子供時代のドヤ街の話は切なくなりました。家族でも距離感に悩みますが、こんなふうないつでも待ってるよという場所があるだけで、大丈夫と安心できますね。食べ物の記憶というのは一番強い記憶なのかも。

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    2017年02月12日
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘

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    たまにテレビ番組でこういったゲストハウスの話を見ることがありますが、あまり詳しくなかったので、中での生活というか、利用するか方々の日常を垣間見ることができました。留学生って、私も主人公の千花と同じように大半は裕福な家の子と思っていましたが、本当に大変な思いをして留学生活を送っているということがわかりました。いろんな人、果ては国の期待まで背負って異国に来るのはなんとプレッシャーになることか。ゲストハウスや下町の、優しい、あったかい気持ちになるお話でした。

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    2017年02月12日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    東京にあるドヤ街、山谷を舞台にしたゲストハウス・わすれな荘を舞台にした人情系飯テロ小説。

    前回は色んな国の料理を組み合わせながら千花の葛藤や奮闘を描いていました。
    今回も基本的にそれは変わらないのですが千花の奮闘も葛藤も落ち着いている感じがします。
    わすれな荘と仕事に根を張る覚悟ができて落ち着いているからかな?
    でも出版社の男はヒドイ。

    そして飯テロ部分はスープ。
    私、スープものが好きだからどの料理も食べてみたくなりました♪

    最後の橋島さんの話は悲しいやら寂しいやらだったなぁ。
    職場が西成にあるから雰囲気はわかるのでなおさら。
    女の人、どこに行ったんだろう・・・。

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    2017年01月07日
  • 夢みるレシピ ゲストハウスわすれな荘

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    わすれな荘の分け隔てない感じが可愛い。
    田舎の親ってああいう感じなのかなぁ??
    主人公の境遇はなんか切ない。

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    2016年12月24日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々2

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    あいかわらず神社の一角に住み着いている主人公。
    彼の所にやってきたのは、結婚式をあげたいという人と
    裏切った元友人。

    主人公の過去もちらっと出てきますが
    こんな育ち方したら、それは信じないでしょう。
    荒療治、と言った『元友人』の言葉も分かりますが
    それにすら気がつかない人には無理なのでは?w

    キャラクターと結婚したい、という男と
    結婚詐欺として誤魔化した女。
    母親の幸せを願う子供…は、すごく良い子に育ってます。
    前回の中学生も出てくるわ、元友人は登場するわ。
    そして、昔の回想。
    なんだかこう…過去に後悔した事は? と
    聞かれている気がします。

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    2016年10月06日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々3

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    あいかわらずかるーいけれど、なんだか楽しく
    なってきた(笑)
    神社の存続問題での、みんなの行動は嬉しかったし。
    今回は虎がちょっとおとなし目だったか?(笑)
    友路がユニークでいいわ~。色々大変な過去を持っているようだけど、憎めない奴。
    篠原はさぁ、もう、完全に縁を切った方がいいよねえ。
    さて、シリーズは完結の雰囲気もあるけど、どうなるかな。

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    2016年10月01日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    会社が倒産して、伯父が管理をしている神社に
    住み込む事に。
    先住者は『猫』達。

    人なんて信じてはいけない、と思っているのに
    結構手を貸していたりします。
    根っからの悪人でもない限り
    手を貸せそうな問題ではありますが。

    化け猫に蹴られたり、引っかかれたり。
    一体友人に裏切られた、という過去より前に
    どういう事があったのか。
    何となく、は想像できますが。

    お礼替わりのクッキー、食べてみたいです。

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    2016年09月23日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々

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    なんとなく気になって購入
    主人公が正直言って好きになれない。いかにも現代人的な性格をしてるけどそこまでリアルにする必要あるのかなっと思った。
    化け猫たちもそこまで重要なファクターになっているかといわれてるとそうでもない気がする。
    話自体は結構淡々と進んでいくから文章は読みやすい。最後までさくっと読めた。

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    2016年06月08日
  • 招き猫神社のテンテコ舞いな日々2

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    前よりは読みやすかった。
    虎の過去が垣間見られたのだけど、ちょっと切ない。
    今回は、全体にそんな感じかな。
    いい感じのラストで読後感よし。

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    2016年06月03日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    前作では山谷を舞台にする理由がよく分からないという感想を書きましたが、今作では割と山谷ならではのエビソードも入ってますね。千花と翔太がくっつくわけではないのね。

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    2016年03月20日
  • スープのささやき ゲストハウスわすれな荘

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    ネタバレ

    ゲストハウスわすれな荘、第二弾。
    ラテン系、恋する乙女の猛烈アタックに、読むこちらも疲れ気味…
    しかし、しっかり根を張ってきた感のある、千花や留学生たちに心和む。
    そして…
    いつも仕事を翔太に任せきりにして飲み歩いている、オーナー橋島にも、意外な思いが…
    戦後の日本の高度成長の陰に、使い捨てられた労働者たちが大勢いたことを、押しつけがましくない筆致で綴られているのも良かった。

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    2017年05月19日