有間カオルのレビュー一覧

  • 太陽のあくび

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    面白かったです。
    けどいろいろ消化しきれていない感がありました。

    タイトルの由来になるみかんの命名シーンにはどうも違和感というか無理あるような気がして。

    ただ、嫌いじゃないです。
    それなりにすっきりとしたハッピーエンドなんで。

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    2011年02月24日
  • 太陽のあくび

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    柑橘系の香りがする爽やかな青春小説。通信販売TVの売れないバイヤーと、愛媛の新種の蜜柑をつくった少年達がタッグしたら、非常に気持ちいい小説になった。
    失敗から始まる物語なので気分がちょっと凹むけど、サクセスストーリーになっているので読後感は良し。村の少年部の友人関係や恋愛関係も飽きずに楽しめた。

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    2011年02月19日
  • 死神と桜ドライブ

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    兎にも角にも主人公が馬鹿過ぎるのだが、実際こういう女はいそうだ。そう考えるとリアル。何せ、男を見目がない女はとことん無くて、何度も付き合わなければ良かった風な男と付き合い続けて何度も後悔する。そんな定石を上手く踏み、そこから生まれる悲喜劇を描いている気がする。
    また、主人公の元彼の男も、またコイツが食わせ者で、すっげえ嫌な奴なのですが、こういう男も実際いて、いつだって女を食い物にする。ああ、表紙の爽やかさと違って、なかなかダークな話だ……。
    しかし、造詣は深まる。うん。葬儀社ってのはこういう風に仕事を得ているのか、しかも死体ブローカーってのも凄いな……色々と感慨深い。
    物語の後半でタイトルの『

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    2010年12月23日
  • 太陽のあくび

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    愛媛の片田舎の村の少年部の奮闘の物語。
    みかん農家の息子、陽介は高校3年生で少年部のリーダー。

    祖父の代から苦労して開発を進めた新種のみかんは
    甘さを追求する時流に逆らい、酸みもバランスよくあり
    果汁もたっぷりで自信を持って世の中に出せるものに。

    そんなみかんを通販TV番組で取り扱って貰えることになったのだが、
    初回の放送でとんでもない失敗をしてしまい、ほとんど売れずに
    在庫を抱えてしまうことに…
    その状況からどんなふうにして巻き返していくかを描いた物語。

    まぁ、大筋はよくあるパターンですね。
    でも、それよりも面白さを感じたのは、
    高校生という多感な頃の心情をうまく描いていることかな。

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    2010年11月13日
  • 死神と桜ドライブ

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    謎めいた部分は解き明かされずに、不思議は不思議のまま終了。全てが夢であったような不安定な感覚は好きです。しかし主人公、アホかお前は!中盤部分までそんな風にしか考えられませんでした。どうにも好感が持てるキャラクターが少なすぎる気がします。感情移入は出来ません。終盤の主人公に明るい兆しが見える展開は好きですが桜の枝を勝手に折ってしまうのはどうかと…束になるくらいって、相当な量ですよね?せめて許可を得て欲しかったなぁ。むしろ桜の枝1本だけでも良かったような気がするのですが。最初の展開から終盤に向けての挽回が好きなのでその部分だけは本当に残念です…!

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    2012年03月29日
  • めげないくんとスパイシー女上司 -女神たちのいる職場-

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    数馬の失敗してもポジティブなところは見習わなくては?ドタバタして楽しくTV通販の仕組みも知り得たので良かったです。

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    2010年10月27日
  • 太陽のあくび

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    これからどうするんだろう、どうなるんだろう。常にそんな気持ちを抱えながら読んでいた気がします。とにかく先が気になるのでノンストップで読んでしまう勢いがあり、あっという間に読み終えてしまいます。全体的に爽やかな雰囲気の印象を受けるのはミカンの描写が多いからかもしれませんね。個人的には陽介と幸彦が和解するシーンが好きです。やはりきちんと話し合って気持ちを伝える事は大事だな、と。

    ただ、陽介と直弥のコンビには感情移入できた部分が多々ありましたがその他の登場人物達はあまり好きにはなれなかった気がします。好みの問題もあるかもしれませんが、個人的にはそれでいいのか…。と言いたくなるシーンがちらほらありま

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    2012年03月29日
  • 死神と桜ドライブ

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    死に対するスタンス。遺族側とそうでない側とで
    もの凄くその意識は変わってきますよね。その中に
    介在する葬儀屋...凄く不思議な職業です。正直人生を
    やり直す事が出来たなら、なりたかった職業の一つです。
    ここに書かれているような葬儀の暗部的は部分は、この
    作品の参考文献などですでに知られているので、あながち
    フィクションではないんでしょうが、実際にこの「黒木」の
    ようなブローカーが存在してもおかしくないと思わせる点は
    いい題材なのかもです。
    ただ、その黒木達の存在をやや不可思議に描いているため、
    読者としてはどう読んだらいいのか分かり難い部分がチト
    残念。ファンタジックな部分と現実部分の境界が

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    2010年08月14日
  • 死神と桜ドライブ

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    彼氏に借金の連帯保証人にさせられ、しかも自分の体までも風俗に売られてもなお、彼氏に思いをよせてるってどんだけこのひとお人よしなのよ
    なんか読んでて嘆かわしくなったな
    現実みろよ

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    2010年05月25日
  • 太陽のあくび

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    登場人物たちの心情の変化を全体的に細かく描きすぎていて少し疲れる印象。また、主観的にも客観的にも読みづらいかなと感じた。

    話そのものはご都合主義ではあるものの、スッキリとおさまる感じは嫌いではない。どちらかと言えばお芝居的なアプローチかな?

    できればもう少し尺は短い方がよかったかも。少し読むのにつかれたし、削れる部分もあったと思う。

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    2010年05月16日
  • 太陽のあくび

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    第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。
    ラストが気持ち良かったけど…どうも物足りないなあ。
    メディアワークス文庫は2冊目ですが、肌に合わんかも。
    合うのもあるかも?ちょいちょい読んでみます。

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    2010年05月04日
  • 太陽のあくび

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    清々しくて、懐かしくて、優しくて、そしてお腹が減る。そんな小説。
    漫画を読むように、良いテンポで話が進んで行くので、読んでいて気持ちが良い。
    こういう小説はやっぱりめでたしめでたしで終わるのが良いよね。読後感が爽やか。
    それだけに、中途半端にキャラが立ってないのが残念。
    せめて東堂や頼子、直弥あたりはしっかり文章の中で動いて欲しかった。
    これじゃみんな良い奴で終わってしまう。
    例えば、頼子の本心だとか、直弥と陽介が仲良くなった経緯だとか、東堂が仲間と仲良くなっていくプロセスだとか、そういったサブストーリーが欲しかった。
    でも読んでで楽しかったです。

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    2010年04月30日
  • 死神と桜ドライブ

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    世界や話は面白いのだが、いまいち入り込めない
    所々わかり辛い展開があったけど、文章解読能力のなさかな

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    2010年04月29日
  • 死神と桜ドライブ

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    どこかで読んだことがあるような感じだったかな
    でもそれは悪い意味じゃなくて、読みやすくていい感じ
    ほんとうに葬儀屋がこんな話なのかは、わからないけど
    小説として見た場合にはなかなか面白いなぁって

    ただ少し残念だったのが、敏士があまりにも当て馬だったこと
    そこがいいのかもしれないけど、もうすこし波乱があれば…なぁってところ

    全体的にみて、星三つぐらいかなぁって感じ
    最後の描写が分からなかったから、誰か教えてーw

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    2010年04月07日
  • 太陽のあくび

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    真っ直ぐで正しい小説なのだと思います。
    登場する高校生達に「負けるな!頑張れ!』って
    応援したくなるような清々しい青春モノなんだと思います。
    否定するところ...ないですよね。

    ないんですけど...この物足りなさってなんでしょう?
    ひたすら予定調和に向かって進んでいく展開と
    ストーリーは水戸黄門やアンパンマンのように
    安心しきって読んでしまう事に引っかかりを感じて
    しまう。そんな自分がダメなんでしょうけど...。

    でもテーマも人物達も羨ましいくらいに活き活きと
    書かれており、迷いがなく真っ直ぐに伝える熱は
    好感以上のものを感じます。

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    2010年02月25日
  • 太陽のあくび

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    愛媛出身と言うことで、地元が舞台になった本を見かけたので
    つい手にとって買ってしまった(笑)

    いい意味でも悪い意味でも癖が無く読みやすい感じ
    取り上げられた題材は結構いい感じなので
    もう少し深く掘り下げて3冊組みぐらいで出たらすごく面白そう。

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    2010年01月31日