あらすじ
愛媛の小さな小さな村で開発された新種の夏ミカン『レモミカン』。鮮やかな黄金色の外見と、溢れ出るような豊富な果汁、そして爽やかな酸味が特徴の逸品だ。 テレビの通販番組で取り上げられることになり、村の少年部のリーダー、風間陽介は父と一緒に東京へ乗り込むのだが、番組は失敗。大量のミカンが売れ残ってしまう--。 父親や片思いの少女らと衝突をしつつも、自分たちが作ったミカンの素晴らしさを信じて奔走する素朴な少年たちを、みずみずしく描いていく。 第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。
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少年少女と、仕事に熱心なバイヤーのお話し。
僕には語彙力がないので、素直に感じたことを少し…。
少年少女たちの会話や話し合いが、等身大の高校生を身近に感じられて微笑ましく読むことができました。
中盤からはどんどん物語にのめり込む事ができて、ページを捲る手が止まらなかったです。
物語の内容のように、爽やかな初夏を思わせる読後感。しばらくしたらまた読みたくなる1冊です。
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主人公成長!モノ。
いきいきと青春が描かれていてさわやか。
ひっかきまわすやつや、謎の転校生などが、物語にパンチを与えていて、ページがすいすいと進みました。
本を最後まで読むために喫茶店に入ったのは初めて。それくらいページをめくらせる魅力があった。
読んで本当によかった。いきいきとした群像劇、お互いがお互いに影響を与えあい、成長していく。読者も読み終わったあと、勇気と元気をもらえている。
理想です。
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読んでる途中も読み終えたあとも、実話じゃないよね?と何度も思いました。テレビショッピングのことはわからないけど、少年部の仲間とのやりとりとか父ちゃんとのやりとりとか父ちゃんの寡黙具合とかがリアルで、引き込まれました。
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下手な青春小説より、よっぽど青春している人達の物語。
人物も、展開も、すべてがバランスよく纏まっている。
展開が少しばかり単調すぎるのが、欠点といえるかもしれない。
それを補って余りある、面白さだと思う。
とりあえず、みかんが喰いたくなりました。
Posted by ブクログ
暑くなるこれからの季節にピッタリな一冊!
爽やかな青春小説。
レモミカンというミカンを売り出すために農業に関わる少年少女、大人達が奮闘します。
食材一つ一つが誰かの苦労から生まれているんだよなぁ。
改めて当たり前に食べている全てに感謝しなければなと。
読み終わった後、何だか無性に喉が渇いて
フルーツを食べたくなりました。
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『太陽のあくび』
一言で言うなれば、柑橘系の味わいがありました。
分厚いページ数の割に、すいすい読み進めます。
酸いも甘いも教訓が入ってます。
もれなく、爽やか青春風味も5g入。
表紙のデザインをご覧ください。
本棚ではなく、ついつい段ボールに入れたくなります。
(END)
Posted by ブクログ
面白い( ̄^ ̄)ゞ
感動したw 泣いた(T ^ T)
でも、ストーリーとか
平凡?イマイチな感じがする(T ^ T)
作者の次作に期待です(。-_-。)
Posted by ブクログ
新種のミカンで村おこしを狙う高校生たちの青春物語。
とても読みやすくて面白かった!まさしく作中のミカンと同じでとてもさわやかでした。
ただしあっさりしすぎる感があったかも。実際に食べた人の感想とか、主人公の恋模様とかもっと深く掘り下げてほしかったです。
Posted by ブクログ
愛媛で生まれた夏みかん。それを売り出すためにTVショッピングに紹介されるが。。村の少年たちが奮闘する青春もの。
ストーリーは単純で読みやすい。特別な驚きはないけれども、最後まで爽やかな気分で読める。
Posted by ブクログ
星3.7といったところか。惜しい。
悪くない。読ませる、と思う。
ただ、ちょっとトラブルの山が小さい気がする。
あんまりハラハラしない。
途中から展開が読める。読め過ぎる。
単調な印象を受けた。
物語なので、もっと展開に起伏があっても良かったような気がする。
しかし、後半の感じは嫌いではないし、読んでいて心地よい。
Posted by ブクログ
過疎地の高校生達が、新しい夏みかんを売り出そうとする青春物語+どたばたテレビショッピングの裏事情
ところどころ、有川浩っぽさを感じる
子供達のパートは「空の中」で、ショッピングパートも何かの作品に似てる人がいた気がする
ただ、有川浩ほど洗練されていない
ページ数は多いけど、密度はそんなに高くはなく、冗長に感じる部分も少々
生産者で農家の現状を理解して打って出たい高校生たち
テレビ通販でヒット商品を出したいバイヤー
それぞれの思惑のすれ違いにより最初は大失敗する放送
このあたりでどういう結末になるのかは予想がつく
ってか、柿崎さん無能じゃね?
素人に打ち合わせもなしに本番でいきなりしゃべれとか
食べてもらえば価値がわかる商品のプレゼンの仕方とか
事前に商品を送ってもらって見栄えを良くするとか品質を確認するとかしないわけ?
なので、どうも準備不足としか思えない
プロモーション映像にしても、もっと作り込めば最初から売れた気がするんだが?
と、どうも乗り切れない
陽介の気持ちはまぁわかる
想いを寄せる幼馴染と都会から来た一方的にライバル視する相手
でもなぁ、陽介というキャラがなんだか好きになれないんだよなぁ
東堂も嫌いではないけど、幸彦に「チャンスだろ」とかって言っちゃうのが軽率と言うか
自分の願いがあるならもっと正直に行動すればいいんじゃね?って思ってしまう
ま、それができたら苦労しないんだろうけどね
とまぁ、色々とツッコミどころはあるんだけど
終盤の展開は楽しめる
これでもかというくらいに強調されていた頼子の食べっぷりとか
親父の初回の出演時の態度の理由とか
主に柿崎のやけっぱちの暴走と小塚のサポート具合のはっちゃけっぷりが小気味いい
小塚さん、がんばって欲しいなぁ(笑)
Posted by ブクログ
読後感のいいさわやかな物語。
文章はさらりと。
とりあえずみかん食べたいっ!と高まる。
「どうせ受け入れられないし」「どうせ将来都会に出るし」とかひねくれずに、田舎で自分の場所を作ろうと頑張る東堂くんは偉い。
Posted by ブクログ
愛媛の小さな村で作られる、新品種のミカン(夏蜜柑?)が通販番組で売られる話です。
そのミカンを作る農家の男子高校生と通販番組を作るお姉さんが奮闘します。
ざっくり言うと、ドラマにしてほしい!って感じです。
読んだあとのスッキリした感じとか、田舎ののどかな感じとか、高校生のフレッシュな感じとか、映像にしたらキラキラするんだろうなと。
読んでてハラハラするんですよ。
でも、キラキラしてるんです。
今の若手の女優さんって、超絶美少女じゃなくて、何て言うかアレじゃないですか(゚ω゚)←
そういう女優さんがぴたりとはまるし、男の子も某イケメン事務所を使っても良いし。
登場人物の中に美人もいるし。
青春ストーリーなので、良いと思うんだけどなあ。
だだの妄想ですねw
読んでる最中に、読書感想文が書きやすそうな文だなーとか思ってしまった。
楽に読めるし、青春ストーリーだし。
面白かったなー。
Posted by ブクログ
愛媛が舞台の小説ということで読んでみた。
青春小説、みたいな感じ。
学生ながら、自分の生まれた街のために頑張る姿が
描かれてる。
方言が同じだから、読みやすかった。
さらっと読めるし、中高生におススメの1冊です。
Posted by ブクログ
面白かったです。
けどいろいろ消化しきれていない感がありました。
タイトルの由来になるみかんの命名シーンにはどうも違和感というか無理あるような気がして。
ただ、嫌いじゃないです。
それなりにすっきりとしたハッピーエンドなんで。
Posted by ブクログ
柑橘系の香りがする爽やかな青春小説。通信販売TVの売れないバイヤーと、愛媛の新種の蜜柑をつくった少年達がタッグしたら、非常に気持ちいい小説になった。
失敗から始まる物語なので気分がちょっと凹むけど、サクセスストーリーになっているので読後感は良し。村の少年部の友人関係や恋愛関係も飽きずに楽しめた。
Posted by ブクログ
愛媛の片田舎の村の少年部の奮闘の物語。
みかん農家の息子、陽介は高校3年生で少年部のリーダー。
祖父の代から苦労して開発を進めた新種のみかんは
甘さを追求する時流に逆らい、酸みもバランスよくあり
果汁もたっぷりで自信を持って世の中に出せるものに。
そんなみかんを通販TV番組で取り扱って貰えることになったのだが、
初回の放送でとんでもない失敗をしてしまい、ほとんど売れずに
在庫を抱えてしまうことに…
その状況からどんなふうにして巻き返していくかを描いた物語。
まぁ、大筋はよくあるパターンですね。
でも、それよりも面白さを感じたのは、
高校生という多感な頃の心情をうまく描いていることかな。
直情的かつ不器用な恋。一歩先に大人になったかのような冷静さ。
自分のことしか考えられない我儘さ。実は打算的な行動。。。
客観的に見れば、「負」の部分と捉えられるものに、
余計に共感を覚えたな。「あー、そういう面あったかもな」って。
正直に言えば、「もう少しこの人物の内面を描いて貰いたい」とか
「開発の過程を描いた物語も読みたい」なんてことも思った。
ちょっと物足りないなって。
でも、なんて言うのかな。
それは面白い!良い!って感じたからこそのものでした。
普段本を読まない人にもきっと読みやすい一冊です。
Posted by ブクログ
これからどうするんだろう、どうなるんだろう。常にそんな気持ちを抱えながら読んでいた気がします。とにかく先が気になるのでノンストップで読んでしまう勢いがあり、あっという間に読み終えてしまいます。全体的に爽やかな雰囲気の印象を受けるのはミカンの描写が多いからかもしれませんね。個人的には陽介と幸彦が和解するシーンが好きです。やはりきちんと話し合って気持ちを伝える事は大事だな、と。
ただ、陽介と直弥のコンビには感情移入できた部分が多々ありましたがその他の登場人物達はあまり好きにはなれなかった気がします。好みの問題もあるかもしれませんが、個人的にはそれでいいのか…。と言いたくなるシーンがちらほらありました。
Posted by ブクログ
登場人物たちの心情の変化を全体的に細かく描きすぎていて少し疲れる印象。また、主観的にも客観的にも読みづらいかなと感じた。
話そのものはご都合主義ではあるものの、スッキリとおさまる感じは嫌いではない。どちらかと言えばお芝居的なアプローチかな?
できればもう少し尺は短い方がよかったかも。少し読むのにつかれたし、削れる部分もあったと思う。
Posted by ブクログ
第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。
ラストが気持ち良かったけど…どうも物足りないなあ。
メディアワークス文庫は2冊目ですが、肌に合わんかも。
合うのもあるかも?ちょいちょい読んでみます。
Posted by ブクログ
清々しくて、懐かしくて、優しくて、そしてお腹が減る。そんな小説。
漫画を読むように、良いテンポで話が進んで行くので、読んでいて気持ちが良い。
こういう小説はやっぱりめでたしめでたしで終わるのが良いよね。読後感が爽やか。
それだけに、中途半端にキャラが立ってないのが残念。
せめて東堂や頼子、直弥あたりはしっかり文章の中で動いて欲しかった。
これじゃみんな良い奴で終わってしまう。
例えば、頼子の本心だとか、直弥と陽介が仲良くなった経緯だとか、東堂が仲間と仲良くなっていくプロセスだとか、そういったサブストーリーが欲しかった。
でも読んでで楽しかったです。
Posted by ブクログ
真っ直ぐで正しい小説なのだと思います。
登場する高校生達に「負けるな!頑張れ!』って
応援したくなるような清々しい青春モノなんだと思います。
否定するところ...ないですよね。
ないんですけど...この物足りなさってなんでしょう?
ひたすら予定調和に向かって進んでいく展開と
ストーリーは水戸黄門やアンパンマンのように
安心しきって読んでしまう事に引っかかりを感じて
しまう。そんな自分がダメなんでしょうけど...。
でもテーマも人物達も羨ましいくらいに活き活きと
書かれており、迷いがなく真っ直ぐに伝える熱は
好感以上のものを感じます。