有間カオルのレビュー一覧
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ブライダルプランナーとして再び就職した主人公。
新しい職場の道順を下見に…と出向いてみたら
閉まっている職場にいた、ドレス姿の女の子。
誰しも幸せいっぱいで来るはず! とはいいませんが
ここまで色々な客はこない…はず。
あり得そうなのは、双方の意見が食い違って、とかでしょうか?
しかし指輪のサイズをひっそりと変えるというのは
簡単にできるものなのでしょうか?
折り返し電話、とかしないんでしょうか??
引き出物を止められた、という話なら聞いた事がありますが
似たようなもの?
傍から見たら大きな独り言、で終わってしまいそうな主人公。
それもこれも…と小出しに出てくる、多分過去の事。
最後には、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ時期的なもので、ここ三、四日集中力がなく、休憩して読みました。
副題に、四つの謎とありますが、別に謎というほどではなく、普通の新郎新婦が抱える挙式前の心の闇。という感じでした。
主人公の菫子自身、結婚していたけれど、死別していて、それを乗り切れてないながら、2年のブランクを抱え、仕事に復帰。
そこで出てくる、青いドレスの女の子。
サムシングニューでは、新婦が整形していることを、新郎に伝えてないかつ、新郎からのプロポーズの言葉がなかったために自信が持てずに挙式を辞めるという話
サムシングオールドでは、新婦の親が、小さい頃離婚していて、血の繋がった父親に、花嫁姿をみせたいが…というお話
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Posted by ブクログ
太陽のあくびに続いて二作品目
共通項は主役級が青すぎて読むのが辛いところ
でも、読みにくいとは思わないのが魅力か
幽体離脱の描写が少々理解不能だが、葬儀屋には死を保留にする能力がある、と想像するといいのかな
その保留にした死は本人でなくとも誰かに背負わせなければならないとか?今回は婦長がその役目を負っているのだろう
助手がその痛みを受け入れる箱の役割、死に相当するダメージを受け止め、自由に他人に背負わせることができる、その能力は葬儀屋が持っていて助手はただの箱の可能性もある、むしろそう考えた方がつじつまが会う
葬儀の暗部は以前バラエティー番組のネタにされていたので驚きはしなかったが、彼ら -
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愛媛の小さな村で作られる、新品種のミカン(夏蜜柑?)が通販番組で売られる話です。
そのミカンを作る農家の男子高校生と通販番組を作るお姉さんが奮闘します。
ざっくり言うと、ドラマにしてほしい!って感じです。
読んだあとのスッキリした感じとか、田舎ののどかな感じとか、高校生のフレッシュな感じとか、映像にしたらキラキラするんだろうなと。
読んでてハラハラするんですよ。
でも、キラキラしてるんです。
今の若手の女優さんって、超絶美少女じゃなくて、何て言うかアレじゃないですか(゚ω゚)←
そういう女優さんがぴたりとはまるし、男の子も某イケメン事務所を使っても良いし。
登場人物の中に美人もいるし。
青春 -
Posted by ブクログ
悲しい過去を持つウェディングプランナーという視点が面白く、個人的には2つ目・3つ目のお話と、水色の服の女の子の物語はけっこう楽しめたと思う。
けれども大局的にみると、1つの長編小説としては、「うーん……」といった感じの作品だったようにも感じます。
せっかく優しくて切ないお話なのになんとなくいまいち感動が薄いような気がするなぁと、私は評価します。
その要因はおそらく、終盤まで主人公に関する過去を伏せたまま、それをところどころで思わせぶりな感じであおっていったにもかかわらず、4つ目のお話でこれといったインパクトもなくあれよあれよというまに物語が進んでいき、そしてあっさりとその過去を明かしてしま -
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ネタバレやる気はあるのに空回りする新人君が、TV通販会社で奮闘する話。
タイトルがアンマッチ。「スパイシー女上司」は登場するけど、色んな先輩の中の一人だから目立たない。タイトルになるほどの活躍はしていない。
新人君の片想い相手は「スパイシー女上司」ではなく派遣社員。見た目で一目惚れする。性格もいいことはあとから分かるので、取って付けた感じがする。というか、所詮顔かよ。
始めから新人君のどじっぷり全開なので、一番の見せ所がわからない。
愛媛の蜜柑農家の少年達とテレビ通販のバイヤーという対比があった前作「太陽のあくび」の方が良かったなぁ。