小田理一郎のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
個人ビジョンを作り、話すこと
ビジョンの共有には、「将来像」を掘り起こすことが必要
何かを始める時、「創造的緊張」と「感情的緊張」の二つがある。創造的に何かを始める時は、不安な状態にあることが多いが、その不安と、感情的な不安は区別して認識する必要がある!
チームにおいて中核となる3つの必要な学習能力
「志の育成」…目指す方向、個人ビジョン
「複雑性の理解」…システムの理解(組織の方向性、現場)
「内省的な会話の展開」…深いコミニケーション
マネジメントの3種の神器
①計画、②組織化、③コントロール
マネジメントとは、「コントロール」すること
組織をつくるとき
①組織を築くこと
②組織 -
Posted by ブクログ
「学習する組織」入門――自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践
著:小田 理一郎
学習する組織は、新しい時代に求められる組織のかたちを、関係者たちが自分たちで見出していくためのプロセスと能力を提示する。対話、内省、振り返り、システム思考、ビジョン構築、Uプロセスなどの様々な学習プロセスがあり、こうしたプロセスを効果的に進めるために必要な学習能力が5つのディシプリンである。
本書はそのディシプリンを根底として「学習する組織」について以下の9章により説明されている。
①学習する組織とは何か
②組織の学習能力
③自己マスタリー
④システム思考
⑤メンタル・モデル
⑥チーム学習
⑦共 -
-
Posted by ブクログ
システム思考7か条
1.人や状況を責めない、自分を責めない
2.できごとでなく、パターンで見る
3.このままのパターンと望むパターンのギャップを見る
4.パターンを引き起こしている構造ループを見る
5.目の前だけでなく、全体像とつながりを見る
6.働きかけるポイントをいくつか考える
7.システムの力を利用する
システム思考の基本的な考え方とアプローチ
できごと→時系列パターン→構造→意識、無意識の前提
正しい問いを大事に
立ち止まり、その問題は解決すべき問題か?本当の問題は?
ループ図を書くコツ
1.変数をできる限り出す
2.自分が変えたいと思っている重要な変数を中心に置いて、それに影響 -
-
Posted by ブクログ
長い!やっと読み切った!
システム思考、自己マスタリー、メンタル・モデル、共有ビジョン、チーム学習の5つの原則・ディシプリンについて丁寧に解説される。システム思考が本社の核のため、全く知らない人は先に予習しておくと読みやすいかもしれない。簡潔に書かれている「実践 システム・シンキング」を先に読んでおくのが個人的にはオススメ。
後半にあたる12章以降は実践編であり、前半に比べれば多少流し読みできるだろう。前半の考え方についての世の中での適用例と言って良い。旧版を発行して以降の取り組みが書かれていて参考になる。特に2011年の段階で持続可能性についてここまで取り上げていることには尊敬するように思う -
-
Posted by ブクログ
分厚い本ではあるけど、この思考を理解し、実践できてる組織は強いと思わされる。
個人的に、この本の最も重要なポイントを3つ挙げるとするならば、
・リーダーは、自らが学習者、実践者であり、システムの設計者になること
・状態はシステムによってもたらされ、すべて、その一部としてつながっている
・共有ビジョンを持ち、現実をデータで正しく認識し、システムそのものが自ら回り続けるように取り組むこと
このあたりが主なメッセージだと解釈した。
以下は気になったところを抜粋↓
・特に変化の激しい環境下においては、ジャズプレイヤーがその場やその演奏者の状況を見ながら適応する即興が協働の質を左右するだ -
Posted by ブクログ
ピーター・M・センゲ「学習する組織」とその「フィールドブック」、
ドネラ・H・メドウズ「世界はシステムで動く」を既読にて、本書を閲覧。
5つの「道(ディシプリン)」
視座の転換
学習とは「できる」ようになること、「わかる・知ってる」は不十分
「集団」としての「意識」と「能力」
第一章は著者の思想
第二章も原書にない著者の引用
「限定合理性」オバちゃんの判断、気づきがない状態により、
企業の寿命は12.5年と短命
深い学習サイクル・ダブルループ学習
4レベル:1知識、2スキル、3立ち位置、4在り方
第三章 自己マスタリー
「個人ビジョン」と「現状認識」の両方を常に意識し続けることによって
-
Posted by ブクログ
時間をかけて唸りながら読みました。良書。
いかに学習する組織の少ないことか。。。
そして自分の組織は学習する組織でありたいと思う。
以下、フレーズの抜粋。
・問題はどんなビジョンかではない。ビジョンで何をするかだ
・人は変化に抵抗するのではない。変化させられることに抵抗するのだ
・組織を設計することは理性の力を超える
・私たちはより賢く働く代わりに、単にがむしゃらに働いていた
・私たちは昔から上司への報告を書くのはお手の物だが
自分の経験から学ぶことは必ずしも得意ではない
・上司を相手にするときは「約束は控えめに結果は期待以上に」
・過去の戦略や経営上の変更、リーダーシップのアプローチ -
Posted by ブクログ
・1次ループのフィードバック→挙動/行動
2次ループのフィードバック→戦略/構造/目標
3次ループのフィードバック→注意/意図/ビジョン
・4つの体験領域
第1領域:外部の出来事 結果、評価、観察される行動結果、環境への影響
第2領域:自分が認識する行動パフォーマンス 具現化の過程で認識される挙動、スキル、行動パターン、行為
第3領域:行動論理 戦略、スキーマ、策略、行動計画、典型的な経験についての内省の様式
第4領域:意図に関する注意 プレゼン寝具の注意、ビジョン、直感/直観、目的
・枠組みとは、その場の目的は何で、どんなジレンマを解決するためにこの会議に皆が出席しているのか、ど -
Posted by ブクログ
世界を理解するためのバイブルと言っていい。
その意味で、J.E.ラブロック のガイア論と
並んで、私のおススメ図書の5本の指に入る。
ガイア論は地球の恒常性を示したもので、
提示的、啓発的だが、
本書は自然に加え、社会やその設計を志向する点で
より工学的、実践的。
世界は、単純な要素が繋がって、
複雑な挙動を示す。
システム思考家は、世界を
フローの操作によってその水準を調整するメカニズムが付いているストックの集合体
と見ている。
そうですね!私もシステム思考家に
なっていきますとも、ええ。
これまで私が無意識、経験的に見つけて会社や家庭で作ってきたいくつかのうまくいく仕組み、
つ -
Posted by ブクログ
黒人政権移行の難題を抱えた南アフリカのマンデラ大統領や暴力に揺れるコロンビアのサントス大統領が、のちにノーベル平和賞を受賞するに至る国家作りを支える基礎を支えた著者アダム・カヘンの本。
超難題の解決に助力してきた中で、一貫して対話の重要性を語ってきた著者が
「対話が最善の選択肢ではない」
とさらに踏み込んだ内容になっている。
「ストレッチコラボレーション」と題する、ただのコラボレーションではなく、お互いが柔軟に形を変えながら行うコラボレーション。
どうやってこのストレッチを生み出すかが重要で、要点は3段階あり本文中から引用。
“第一のストレッチ 、対立とつながりの受容では 、力と愛とい