小田理一郎のレビュー一覧

  • 社会変革のためのシステム思考実践ガイド――共に解決策を見出し、コレクティブ・インパクトを創造する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会問題や公共部門の施策の失敗などについて、善意はあるのになぜ問題は解決されないのだろう?と言う俯瞰的な視点で問題が引き起こされ解決策が機能しない構造を捉える方法を提示する本。

    現状と問題が生まれるのはシステムによるものであるとし、システムの利害関係者の関わりによって問題を解決しようとする。問題は同じ次元のアプローチでは解決されない。

    0
    2023年05月27日
  • マンガでやさしくわかる学習する組織

    Posted by ブクログ

    学習する組織について、知人が数名学んでいるようだったので、夫の本を拝借しました。
    自己マスタリー、信奉理論、使用理論に関心を持ちました。ちょっと活用したいものがあるので、部分的に再読しようと思います。

    0
    2023年05月27日
  • 共に変容するファシリテーション――5つの在り方で場を見極め、10の行動で流れを促す

    Posted by ブクログ

    アダム・カヘンの本、5冊目?

    どこかで読んだと思うエピソードとか、議論もあるのだけど、過去の著作も含んだカヘンのファシリテーション論の総集編、集大成みたいな感じかな?

    以前の著作で「愛」と「力」の両方必要なのだけど、それを同時にやるというより、歩くときに右、左と進むように、やっていくという話しがあった。

    それはなるほどと思ったのだけど、やや抽象的な感じだったのが、ここでは切り口を整理して、ある程度、具体的な形で説明してくれている。

    そして、この本では、さらに「正義」という要素がでてきて、「愛」「力」「正義」の3点セットで整理してある。

    「愛」と「力」で進むのはいいのだけど、その目的と

    0
    2023年02月20日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    システムを理解する。これは政治家、行政の職員、経営者だけでなくあらゆる人が理解するべきだ。
    国や地方自治体では何もしない。もしくは何か新しいことをするが思惑が外れて失敗する。これが延々と続けられている。それは何故か。システムへの無理解である。
    システムを理解しようとしないから変化を恐れる。何かを変えると思わぬ副作用が出る。それを避けるために何もしない。逆に良いと思って新しいことを始めたがそれが限定合理性であることに気が付かなかった。システム的に考えないとこれらの不合理が生じる。
    我々有権者、大衆も愚かである。サービスや商品、税金の値上げは反対などはその象徴である。日本のGDPはすでにジリ貧であ

    0
    2023年01月09日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

    Posted by ブクログ

    世間に溢れているビジネス書とは一線を画す本
    経営ノウハウというよりは、システム思考という新しい思考法を重心として、経営課題のみならず世界中のありとあらゆる課題へ対処するための根源的な思考法を提供してくれる。
    実戦には時間がかかるし、会社でトライした時にも難しさを痛感したものではあるが、今求められるスキルの一つであると確信

    0
    2022年08月28日
  • 行動探求 ― 個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ

    Posted by ブクログ

    2022.11
    ・行動と探求を同時に行う
    ・個人レベルでは誠実さを、二者間関係では相互性を、組織レベルでは持続能を生み出す、変容をもたらす力を得られる。

    0
    2022年03月21日
  • マンガでやさしくわかる学習する組織

    Posted by ブクログ

    会社の研修の事前課題図書なので読んだ。
    自ら学習する組織を作る方法を、分かりやすく分解し、説明してくれた本。

    この内容を最大限分かりやすくした本だと思う。

    自ら学習する組織を作るためには
    自分の内面を直視し、
    間違った認識に基づき行動していないか、
    自分のビジョンは何かを見定めたり、

    必ずしも関係が良好ではない相手とも
    コミュニケーションもとるよう促す場面があったり
    (目標はビジョンを1つにして共に学習する仲間に
    なることだけど)

    実践するには精神的にかなりしんどいな、
    というのが率直な感想。

    それができたら、乗り越えられたら素晴らしいけど
    傷ついたり感情をマイナスに揺さぶられそうで

    0
    2022年01月10日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

    Posted by ブクログ

    組織が学ぶ為の必要な要素を展開している。自身もシステムの一部である事を認識することで、働きかけができる。その為に組織もまた個人も必要な考え方を持つ必要がある。

    内容が濃く、一読での消化は難しい。途中挫折をするも読み終えた。また時を見て学習したい。

    0
    2021年12月22日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    例えば、「この世界をより良くしたい」と考えた時に、どんな基本思考を生きる人すべてにインストールすれば良いのか?と思えば、名著「7つの習慣」とかは間違いなく入るのだけど、10冊選んで良ければ、この本はその内の1冊に入って良いと思う。

    どうしても、短期的な感情で、人に対して良し悪しを評価したり、争ったり、目先の利益を追求したりとなりがちだけど、それらは、システムの中の小さな挙動の1つでしかない。

    モノゴトを、長期的、論理的、システム的な捉え方をして、その結果が生まれるだけの理由がどこにあるのか?を建設的に議論ができるようになるには、多くの人がこの概念を持たなければならないなと。

    本文中にもあ

    0
    2021年09月18日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

    Posted by ブクログ

    システム思考の基礎が事例を交えて短くまとまっており、最初の一冊としてすごくわかりやすい。一通り説明が終わった後の後半は理論などの裏付けが無く話が進むので読んでいて迷子になることが多かったが、それでも有用な本です。

    0
    2021年05月04日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

    Posted by ブクログ

    システム思考の入門書として、その概念に初めて触れた。「問題が起きた時、個人の意識や心がけではなく、組織や構造で解決すべき」という自身の考えをサポートしてくれる考え方だった。

    ・ある問題が起きた時、すぐに解決策に飛びつかない
    ・問題が起きるパターンを把握する(氷山を見る)
    ・問題の構造をループ図に書き起こし、全体像を把握する
    ・小さな力で大きな変化をもたらすレバレッジポイントを探す
    ・個人を責めない、構造に問題があると考える
    ・ループ図を組織の認識を揃えるツールとする

    0
    2021年03月30日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    むずい。ノーフリーランチの定理が示すように万人・万物にとっての最適なシステムは存在しないのかもしれない。
    それでも周りに興味・関心を抱くことがこの世界にとってより良いシステムを構築していくために必要なのかなと思います。

    以下、印象的なシーン
    1. 工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけだ...
    →『禅とオートバイ修理技術』より引用。ここでこの本の一節が出てくるとは、、、読んだことあったので感激

    2. 再生不可能な資源に頼って資本ストックを構築しているときは、大きく速く成長すればするほど、下落も大きくなる。
    → 資源には限りがあるこ

    0
    2020年12月27日
  • 行動探求 ― 個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     本書の言うところの「アルケミスト型」リーダーと言うと知人に一人いるのだが本書の主張と当人およびそれ以外の人びとを思い浮かべながら読むとアタマに入りやすかった。自分ごととして読むと全くアタマに入らないのは自分がこれらのリーダーの資質を持ち得てない(否認している)からなのだろう。(笑)
     リーダーは発達の段階によりいくつかの類型(書籍は行動論理とある)にあてはめることができると解くのがこの本である。組織の成長に関するコンサルティングを通じて得た知見によるものである。「Teal組織」が組織の成長の度合いを発達の段階に当てはめて色として表現していたのを思い出す。
     7つの行動論理とは「機会獲得型」「

    0
    2020年11月03日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【要約】
    複雑な状況や問題に対して「システム思考」というアプローチをすることで、
    大局、全体像や構造、根本を捉えて
    レバレッジポイント(小さな力でシステムを大きく動かすことができるポイント)を見抜くことができ、
    「正しい介入」「正しい解決策」が分かるようになる。

    「システム思考」では、ある結果は何の脈絡も文脈もないところから突然変異のように生まれるのではなく、
    何らかの働きかけや要素の間の様々な相互作用の結果生じたものとして捉える。

    システム思考は、①時系列パターングラフ ②ループ図 ③システム原型 というツールを用いることで導くことができる。

    0
    2020年10月12日
  • マンガでやさしくわかる学習する組織

    Posted by ブクログ

    チームとしての経験学習サイクルが学べる本。

    「漫画で優しくわかる〜」
    と書いているけど、具体的な内容は文を見なくてはならず、またその文章も長い。
    漫画は多く語りたい作者の熱を和らげるものとしての挿絵程度に思っておくと良い。

    しかしながら文は実践的なものも多く、人事やコーニングに悩む人には良いかもしれない。

    0
    2020年10月03日
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

    Posted by ブクログ

    学習する組織を読んで、うーむわかった様な、わからぬ様な、もう一度読むのが良いかもなぁと思っているときに手に取った本。
    システム思考について大変わかりやすくまとめてあります。(学習する組織を読んだ後だからすんなり入ってくる、というのもあるかと思った)
    システム思考というものを誰かに説明する時に使えるなと思いました。

    0
    2020年09月12日
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する

    Posted by ブクログ


    本の題名にあるように企業の組織がより発展し持続した繁栄を維持するためには組織の成員その組織に所属する全ての人々がおのずから学べる体制、学び分析し検証でき、それを改善に繋げられるシステムになっていなければならないとする理論である。そのためにはどのような組織体系を作ることが良いのかと言うことをいろいろな例題を下に記載しているが非常に読み応えがあり何回か読まなければなかなか理解しづらい本でもある。
    自ずから努力して学ぶ組織ではなく、組織のシステムとして、進化、変容、改善を遂げていけるシステムとは、どのようなものかと言うことであり、非常に参考になる。

    0
    2020年09月11日
  • 社会変革のためのシステム思考実践ガイド――共に解決策を見出し、コレクティブ・インパクトを創造する

    Posted by ブクログ

    2020.41
    ・慢性的かつ複雑な社会問題への対処は、システム思考が必要。
    ・レバレッジがある。
    ・コレクティブインパクトのためにシステム思考は有効。

    0
    2020年07月09日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    2020.37

    ・自己強化とバランスの二つのループ。遅れの存在。
    ・レジリエンス、自己組織化、ヒエラルキーがシステムを機能させる上では大切。
    ・実行プロセスが存在する。

    0
    2020年07月09日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    課題が顕在化したときに、それは何が原因なのか、その課題は今後どのような影響を与えるのかについて構造的に分析し、どこにどのように手を入れるのが有効なのかを広く長い視野で捉える重要性が書かれていた。

    「思いやりの境界線を拡大する」という表現がしっくりきた。

    0
    2020年04月05日