小田理一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
システム思考とは著者らが提唱している問題解決のための姿勢みたいなもの。「視点を変えることで、さまざまなレベルでものごととのつながりと全体像を見る」ことについて、本書では、実践編として事例と理論・モデルを交えながら解説している。
いろいろな理論を引っ張り事例を紹介しているけど、ちょっと「おなかいっぱい」というか、心にじーんとくるものは少なかったような。実践編の前に理論編として「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?」があるので、まずはそちらから読んだほうがよいのかと思った。
社会人になりたての人や物事がうまくいかないといつも思っている人には役に立つのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
枝廣淳子、小田理一郎著「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?」東洋経済新報社(2007)
*とくに組織にとっては、システム思考は問題を発券し、関係者で認識を共有することによって、真に効果的な働きかけを造りだす力を与えます。
*その領域だけが独立していれば良いのですが、どの企業も組織も事業も、様々な要因が複雑に絡み合っていますから、どこかが何かの手を打てば、それ以外の側面にも影響を及ぼします。
*だれがその立場にいても構造が河原愛限り同じ問題がおきます。だからみんなで構造がどうなっているかを考え、構造を変えていく必要があります。
*私たちは問題があるとすぐにどうやったら解決ができるか?とい -
Posted by ブクログ
細分化した切り口のみで考える思考の限界を説く点は評価したい。というかそれに尽きてしまう。
「物事は多くの要因が束なり、作用し合った上で表面化しているのだから、対症療法のような問題の解決ではなく、本質的課題をみつけ、終わることなき良い循環システムを構築せよ。」ということだ。
が、その構造把握として本書の売りの「システム思考」を用いた例は陳腐なものだとおもってしまった。事例ごとに、システム思考のこまかなループ図が凝ってる割には「こんなものかw」という始末。ケースが自明でつまらなかった。これらの用法に止まるならば、こんな高度なフレームワークはいらない。もっとサブプライム問題ぐらいのレベルに応