波津彬子のレビュー一覧

  • あらあらかしこ 1

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    波津彬子の新刊!

    小説家とその書生さんの日常にちょっと不思議なお話が絡んでくるストーリー。
    書生さんの容姿が雨柳堂の蓮に似ているので、彼が不思議能力の持ち主かと思いきや、真面目で純真な書生さんでした。彼が清書する手紙に書かれた不思議話に触発され、不思議な現象に巻き込まれていきます。
    ある男が狐に乗り移られるエピソードがあります。そのある男の乗り移られっぷりが可笑しくて、波津彬子のこういうところが好きだ!
    まだまだ続くとの事、楽しみ♪

    #笑える

    1
    2023年11月02日
  • 月の出をまって

    匿名

    無料版購入済み

    ストーリーもさることながら、絵が素敵だ。欧風の室内に、東洋からの調度品が華を添える。各話のタイトルもおしゃれだ。

    0
    2023年10月23日
  • 蔵のある家 1

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    「人生がいきなりファンタジーになってしまった」という主人公の言葉が目にとまった。
    この言葉が素直に出てくる作品は案外少ないなぁと思いながら。
    静かな空気感のなか進んでいく物語は、お気に入りの椅子で微睡むような心地よさがある。

    0
    2023年03月12日
  • 蔵のある家 1

    匿名

    無料版購入済み

    表題作を覗くことができた。猫、そして人化した女性の眼つきの描き方が印象的だった。ストーリーもありがちなのに、続きを知りたくなってしまう。

    0
    2023年03月12日
  • レディ シノワズリ 1

    無料版購入済み

    ウィリアムのようにシノズワリにまた会いたいと思うこの独特の世界観。
    個人的には萩尾望都先生の作品に通ずるものを感じる。

    0
    2023年02月27日
  • 雨柳堂夢咄 其ノ一

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    女性らしい絵と物語

    骨董屋が扱う品々にまつわる少し暗くて悲しい物語。でも結末は少し温かな気持ちにさせてくれる作品集。スキャンの精度が少し悪いのが気になる…

    #切ない #泣ける

    0
    2023年02月11日
  • 夜のやさしい手

    OP

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    波津先生大好き!

    波津先生の世界観で読ませてくれます!安定の、って感じです。男性同士のお話とかもありますけど、精神的な愛って感じです、苦手な人でも大丈夫そう、、波津先生が好きなら。

    #深い #切ない #エモい

    0
    2022年09月16日
  • 鏡花夢幻

    OP

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    素敵でした。

    泉鏡花の世界と波津先生のコラボですね!とっても合っていて素敵でした。またじっくりと読み返したいと思います。

    #エモい #切ない #深い

    0
    2021年10月16日
  • お嬢様のお気に入り 1

    OP

    ネタバレ 購入済み

    全3巻

    読み終わりました。波津先生には珍しく原案があるお話でした。だからなのか、ほんの少しのズレみたいなものを感じて、他の方のレビューは高評価ですが、私はやっぱり波津先生の考えたお話と絵が好きなんだな、と思いました。表紙が本当に美しい。色も素敵です。
    結末どうなるのかと思いましたが、素敵な男性がお嬢さまに見つかってよかったです。普通の男性では無理ですよね、キャロラインのお相手は。

    #ダーク #深い #タメになる

    0
    2021年10月05日
  • ねこだのみ 1

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    猫がいっぱい

    猫好きのためのバイブルのような本ですね。度のお話も好きですが個人的には萩尾望都
    先生のレオ君がいち押しです。。

    0
    2021年02月24日
  • 夜のやさしい手

    購入済み

    素敵な非日常。

    各々に趣の違う短編集で、どれもこれも切なさの漂うキラキラしたお話でした。
    個人的には、鯔背な頑固ジジイと、美人で気っ風の良い孫娘のお話が一番ヒットしました!
    絵も美しく、魅了されました。
    この作者さんの作品、また読ませて頂きます!

    0
    2020年09月19日
  • 空中楼閣の住人

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    ・ヴィクターが引き取られたアンブローズ・マクラウドの屋敷ではヴィクターが考えた不思議が実現してしまう。ハウスキーパーを自称するバナールさんも奇妙なところがある。奥さんはいるらしいのだけど会うことができない。ヴィクターは、友人になった女の子マティルダのとこからもらった子猫のユーイェンとともに屋敷の謎を探ることになる。
    ・もう一作。メルーデイスとアンブローズが出会ったときの話。
    ・マクラウドと言えばケルト民話のフィオナ・マクラウドを想起させられ、アンブローズと言えば「悪魔の辞典」のアンブローズ・ビアスを想起させられたりするが?

    0
    2020年07月10日
  • 中国の鳥

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    ・英国社交界の寅さんコーネリアスはこの巻ではどんなフラれ方をするのか?
    ・コーネリアスのおもろい父登場。社交界の華ミス・ブランシュのお相手は誰に?
    ・ヴィルヘルムと新人メイドのメイベルのお話がふたつほど。
    ・ヴィルヘルムのファンらしい少年を引き取ってくれた、未亡人だけどまだ若くて美人のアグネスおばさんがずっと喪服のままなのは? 彼女が大事にしている洒落た椅子には誰が座る?
    ・ヴィクトリアに求婚し続け断られ続けているアルフォンスから少女メリュジーヌの家庭教師をしてくれないかと依頼。その少女にはどこか不思議なところがあった。また出ることがあるかもね、メリュジーヌとギル。
    ・幽霊つきの屋敷を買ったア

    0
    2020年07月06日
  • 月の出をまって

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    ・個人的には久しぶりの波津彬子さん。
    ・英国を舞台にし短編連作。坂田靖子さんのバジル氏っぽい感じ。失恋の仕方も似ている。あっちのほうが剽軽な絵柄ではあるが。
    ・なんとなく心地よくなれる。
    ・「黄昏の雫」は一族にコーネリアスという名が多いコーネリアスがどのコーネリアスかわからないコーネリアスの知人たちに出会うのだが・・・
    ・「ローランドの遺産」は、遺産としてもらったお城(屋敷)を見てまわり亡きローランド卿に興味を抱いたレイチェルは彼のことを探索しはじめる。
    ・「クレア嬢の相手」は、成金のリントンは次に格式が欲しいと貴族との政略結婚の道具にされそうなその娘のクレアはマイペースで自由を愛してる女性で

    0
    2020年07月05日
  • ふるぎぬや紋様帳 2

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    祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。
     着物にまつわる因縁の短編集。

     例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。
     雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。

     雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。
     まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。
     
     語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。
     いいバランスで盛り上げていると思う。
     あくまで、主

    0
    2017年06月08日
  • ふるぎぬや紋様帳 1

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    祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。
     着物にまつわる因縁の短編集。

     例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。
     雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。

     雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。
     まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。
     
     語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。
     いいバランスで盛り上げていると思う。
     あくまで、主

    0
    2017年06月08日
  • ふるぎぬや紋様帳 1

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    波津彬子さんらしい空気の漂う1冊でした。
    主人公は同じ方が描かれている「幽霊宿の主人」を思い出しました。
    みいちゃんの話とネコマ様のお話が好みかな。
    前者は今市子さんのうす紅色の女を思い出したり。
    浮気された女性の心情って複雑だなぁ。
    後者は凛とした年配の女性が素敵でした。

    0
    2015年07月11日
  • 蔵のある家 1

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    20140220
    面白かったー
    猫又かわいい。
    カワウソも良かった。
    最後のは新しい題材、切なくなった。

    0
    2014年02月22日
  • レディ シノワズリ 2

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     中国骨董をめぐる謎の美女の物語。
     美女と会った少年は成長する。が、美女はそのままの姿で現れ…。

     舞台が、イギリスであるという意味が深いのかなと思った。
     よーするに、妖精をはじめとする人外のものに対して度量が深い? イメージがあるからね。

     ともあれ、全編を通じてあるのは、物を、人を愛する心なのだと思う。
     人を愛する心があるからこそ、物を、その物にこめられている人の気持ちを大事にしようとするし、骨董を愛する気持ちは、それを作り、それを大事にしてきた人たちへの思慕なのだろう。

     心温まる話だった。

     願わくば、美女の謎にもうちょっと踏み込んでいて欲しかったな。
     ま、それはそれで

    0
    2013年06月09日
  • レディ シノワズリ 2

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    完結。
    結びも綺麗でした。

    バルフォア家の幽霊
    ガートルードの縁談
    オブライエン氏の憂鬱
    リンジーの困りごと
    アデルの夢
    ジェイムズ・ダフ・ダフの鳥籠
    別れ

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    2013年04月21日