三木由記子のレビュー一覧
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ネタバレ一円玉を身体に貼り付けた人々がパニックになる"死魚の豪雨"はなかなか残酷だった。冒頭では怒りに支配されていたカッちゃんだが、運動が苦手であるエピソードに凄く共感した。水色と黒色のクレヨンらは暗い話を少し明るくする担当。
月のたまごに登場した開祖ダミャーニナ師や愛馬スーダンの像や、住まいだった青目庵、今では二代目庵主になったオルガ、文化財保護局長のキラップなど、懐かしい面々が登場したのは嬉しい。
クライマックスとも言える死魚の豪雨自体がこの本の殆ど終盤であり、そこから護符を大ナマズに渡して現実に帰ることになるが、終わり方が駆け足という感じであっという間で物足りなかった。これ -
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ネタバレ鏡の森の城に主要メンバーが集まり始め、それをダガーがもろとも燃やそうとする。
アラエッサとストンストンの俳句大会や祭りの参加はつかの間の明るい話だったが、最終巻に向けて緊張が高まっていく。
アラエッサとストンは祭りに参加するとアラエッサの昔馴染みのケンちゃんと再会し、仕事を手伝うことになり、鏡の森の城へ絵画を取りに自転車をこぐ。途中、病院に向かう青ころり罹患者に会い、月のたまごという薬の話を聞いてまゆみがいると知り、病院へ急ぐ。到着するも、まゆみは城へ行ったきり帰ってこず3日ほど経ったことを知り、付近で健康そうな者もいたので志願者を募り、20名ほどを連れて城へ向かう。
まゆみは指輪から三郎の -
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ネタバレダマーニナやダガーらのそれぞれの思惑などが語られ、実際にはどうゆう展開になってくるか。
三郎は子馬に導かれて沼に潜り、水色のたまごのようなものに近寄ると海の小人達が暮らしていた。
エビやカニを養殖して町を作ろうとしていた。
巧みな筆遣いで紙に絵を描き三郎に情報を伝える。月からタマゴラインで水色のもやの宇宙船に乗り沼に来たこと、人間は元々陸の小人であり海の小人と兄弟であること、人間によりたくさんの小人が犠牲になっていること、月のたまごがあれば双方が仲良く暮らしていけること。
しばらくまゆみと過ごしていた目が見えなかった白い子馬は、たまたま居合わせたマート=ブランカ大尉に手術ですぐ治ると言われ、 -
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ネタバレ冒頭から、
「夏休みの宿題の代わりに夏休みの歌を完成させなさい。( )の中に1番嫌いな曜日と嫌いな理由を書きなさい。」
と先生がプリントを配り、みんな様々な理由を考えて提出していくのだが、私からしたら断然"体育"である。
しかし歌の後半では、
〜平気になろう( )なんか
やっつけちゃおう( )なんか〜
とあり、いかにも嫌いなものの克服が課題のようで、運動が苦手な人間が夏休み中にそれを克服するなんでよっぽどのことだぞと、不満しかない。
生まれつき心肺機能が弱くて、未だに一定時間走ると息切れが酷いのに。
小学生の頃にこの本を読んでいたら、ここで読むのをやめていたかも -
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ネタバレ子供の頃に読んで、難しいことはよくわからないなりにラストシーンの切なさやアオザメオニの怖さだけ記憶に残ってた。
大人になって改めて読むと、かなりしっかりと環境問題をテーマにしてることに驚いた。
書かれた当時は80年代、まだ公害問題も過去の話ではなかった時代だもんね。作中で書かれてるような再開発推進派と反対派の対立も、当時なら子供にとってもニュースで聞いたりしてまぁまぁ身近なものだったんだと思う。
たぶん発売された時代の子供の感覚で読んでたら「こんな環境破壊なんてひどい!」って感想を抱いたんだと思うけど、令和の大人の立場で読むと「人間の生活水準維持と自然の保持、両立させられる道があれば本当に素敵 -
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この話を読んでベーコンが好きになった。ベーコンの話、という記憶の仕方。子供の時以来の読み返し。
和子が木村先生にタメ口なのにびっくりしたけど、びっくりした自分の感性にもびっくりした。学生時代、相性の良い先生にはタメ口をきくこともあったし、それは親愛の表現だったな。この二人のようにとまではもちろんいかないのだけれど。木村先生が和子の態度を気にしないのは、人間同士の付き合いだからで、この二人の関係はとてもいいですよね。現代ではいろんな意味で難しいかな。
レストランで意地を張ってしまうところ、泣きそうになってしまうところが印象的。些細な目的に、譲れず我を張ってしまうところが、寺田先生と合わなかっ -
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購入済み
懐かしいな。
小学生の時から読んでて、私の性質はだいぶクレヨン王国に育ててもらいました。
自然がいっぱいで、出てくるヒトやイキモノや生きてないモノたちが、生き生き魅力的。
電子書籍になったのを知って、どれから読もうか迷いましたが、まずは元祖から。今読み返すと、「児童文学だな」って感じです。ちょっとお説教臭いところも懐かしい…愛のあるお説教?
面白さで言えば、他の巻の方が好きかな…七つの森とか、黒の銀行、まほうの夏あたりを次は狙います。あと、ロペキャベとか109番目のドアとか、新しい辺りがまだ出てないので、楽しみにしてます。