あらすじ
ゴールデン王の足が、はれあがってしまった。いたいので、王さまは王室に伝わる四季足人形にやつあたり! すると、王さまの足はカエルの足に変わり、自分の足は、庭園にある小便小僧の足に。はやく、足をとりもどさなくては――。王さまは、侍女見習いのネコのプーニャと、小便小僧と旅に出た……。
●時計職人のわしは、とんでもないものを見てしまったのか? 王室の居間にある古い柱時計をひらいたとき、つばさの生えたふたりの天使と、「シースルダーベ監視室」の文字を見たのじゃ。このときから、王さまは足をわるくされてしまった……。
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Posted by ブクログ
ゴールデン王は『十二か月』の頃と比べるとかなりおじさんになっておられる。自分の足を労ってやらなかったせいで足を取り替えられてしまうという発想が面白い。カエル足になったり、カニ足になったり大変な王さま。小便小僧とプーニャの恋の行方も非常にリアル。自分勝手な小便小僧が妙に人間臭い。おしっこぼっちゃまはキラップ女史じゃなくても吹き出してしまう。