香月日輪のレビュー一覧
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購入済み
1巻は★5かな
ライトノベルよりですが、オバケや霊に興味のない方でも気軽に読みたい小説としてはオススメです。
この作者さんは、他作品も含め、ゴハンの描写がすごく良いので、読んでるとお腹減ります(笑)
主人公が霊の集まるアパートへ引越す第1巻。
この作者さんは深層心理にDVなどがトラウマなのか、そういった題材が他小説にも多くて少し辟易しましたが、分かり易いし、さっぱりとしていて読みやすいです。
主人公が、魔法の力を手に入れる2巻。
このあたりから、和風の霊的なものと、ゲームのような洋風ファンタジーがごった煮になります。
そしてBLを狙ったような主人公と親友の関係が描かれますが、なんだか浅い。
とい -
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魔都・大江戸にたったひとりだけいる「人間」雀と妖怪達の日常、朝起きてご飯を食べて、釣りや将棋や散歩、蜃気楼を見に行ったりかわら版を読んだり。
そんな中、雀とはまた別の人間の女の子が、この世界に「落ちて」きたという。
冒頭からいろんな妖怪達が出てきて、絵がない分だけ想像を掻き立てる。
江戸らしく火消しや同心や花魁も出てくるが、それらはみな人ではなく妖怪なのだ。
人となんら変わらないやり取りに微笑ましく思い、今いる場所との違いに不思議な魅力を感じた。
個性溢れるキャラクターと起こる事件の非日常的さ加減がとてもいい。
所々に散らばる重さと普段の軽快さが、すらすら読ませてくれたような気がする。 -
Posted by ブクログ
※1巻から5巻まで同じレビュー内容です
香月日輪(こうづき ひのわ)さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔」シリーズ。
不思議な出来事に巡りあい、戸惑いながらも自分に正直に成長していく少年の物語です。
【あらすじ(シリーズ)】
弟と妹との三人兄弟の長男として育った小学生の龍神。
出来の良い弟と違い物静かで目立たない性格の龍神は、
真面目で厳しい父親に誉められもせず叱られもせず淡々と生活を送っていたが、
岬にたたずむ不思議な雰囲気の黒い塔を知ったことで自我に目覚める。
そこは芸術家として名を馳せた龍神のおじいちゃんが住んでいた場所で、
死んだはずのおじいちゃんが現れていろいろな考え方を学んでいっ -
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ネタバレ大人気!妖怪アパートの幽雅な日常第8巻!
今回のメインの舞台はジュエリー店。
主人公・稲葉が進路を変更してから勉強に明け暮れていたある日、偶然学校の教師や女友達に出会い、仲良くジュエリー店へ行く事に。
しかしそこで強盗犯に捕まってしまい主人公たちはジュエリー店へ残る事になったが、彼らは決して諦めずに自力で脱出する事に成功する――。
運命、という言葉が作中に何度も出てきたが、私は運命というものは存在していると考えている。人生の道を歩んでいる時に必然的に何かと道が繋がるのだ。今回の話がまさにそうだ。『もし主人公がこの日に外に行かなかったら』から始まり、『もしこの道を通らなかったら』『もし特別券 -
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ネタバレ今作は夕士の成長の振り幅がいちばん大きかったのではなかろうか。
『大学に行きたい』と思えるようになったことで余裕が出てきた感じがする。
このまま育ったら相当カッコいい大人になるんじゃないかな。
大ピンチのときに夕士が『プチ』を使うことを躊躇う描写が
『信頼している人に拒絶される恐怖感』を覚えたことを示していて
そこに夕士の成長具合がうまく表現されていると思う。
千晶と夕士もそうだけど、嫌いな人でも仲間だから助ける、という
姦し3人娘もだいぶ男前だった。
うるさすぎて辟易することもあるけど、実は彼女たちもたまにポロッと名言を吐く。
香川さんをみんなで担いで助けるシーンが特に男前。
青木先生の -