香月日輪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語、いよいよ大団円の最終巻。
宿敵魔女との戦いはたっぷり楽しませてもらった。ラスボスとの戦いなので、作戦が予想通り行かないのは当たり前。パーティがレベル90くらいで、魔女は100という状況かな。全員がそれぞれ必殺技を繰り広げつつ、あと一歩のところで届かない。しかも持久戦になるほど不利になる。それでもララたちは最後まで心折れず闘いぬき、とうとう救いの手「大賢者バビロン」が現れた。(正直、これはちょっとチートだなと思ったが)そして最強の切り札、グールを使う(これは予想通り)。でも魔女のとどめを刺すことかなわず、最後の一手は「わしといっしょに死んでくれるか、バビロン?」というララの台詞が表すもの。もっとも、心臓を貫いたとしても、ララの側には瀕死の重症をも治せるグールがついているわけだから、それもチートだね。
命をかけた戦いのあとはお約束の大団円。裏表紙にあるイラストそのまんま。
それにしても楽しい物語だった。悲惨な事件、悲しい出来事はいくつも散りばめられているのだが、もう作者の軸足が「世界は美しい」に置かれているものだから、豊かな自然の描写、強く前を向いて生きる人々、美味しそうな食べ物(!)が大量に書かれていて、戦いの旅も全然つらくなかったという。この読後感はジョジョの第三部に似てる。
本当は番外編として、ララとバビロンのその後の話が読んでみたかったのだが、それももう叶わないのだな……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しい剣と魔法のファンタジーが読みたくて手に取ってみた。
舞台となるイオドラテ大陸は東西にそれぞれ大国が1つずつ。中央部分は小さな国や独立した町が乱立し、辺境地に開梱された村などがぽつんぽつんとある。精霊も魔獣も普通に存在している世界。
おおこれは……まさにRPG用に設定された舞台。ということは、勇者やお姫様、賢者や魔法使いが自由に活躍するのだろうと思ったら、まさにその通りで、ただし主人公たちがアレだった。
ヒロインは10歳の廃王女(でも口の聞き方はまるでオババだし、精神年齢はどう見ても大人)。ヒーローは精霊と人のハーフである150歳の剣豪(もちろん見た目は若い)。140歳の歳の差カップルだった……。いやもちろん魂の結びつきに年齢とか人種とか性別は関係ないのだけども、この設定は特定の読者を狙い撃ちしているかと。特に両者がふとした瞬間にぼーっと見つめい、身体を熱くするシーンなどは児童小説としてはやや不自然なので、大きいお友達を狙っているとしか思えない。
一巻目の内容はヒーローとヒロインの出自の説明~出会い~旅のユニット結成まで。