佐藤多佳子のレビュー一覧

  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ
    全く違うキャラクターの新二と連が、お互いや陸上部メンバーと一緒に様々な出来事を経験をすることで成長していく姿を瑞々しく綴ったお話。3巻まで一気に読んでしまいました。
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ
    「努力は必ず報われる」
    本当はそうであって欲しい。
    でもそうじゃない時だって多々あるのを、人生折り返している私は知っている。

    私にも、努力は絶対報われると信じて疑わない時期もあった。特に若い時。環境も健康も(ほぼほぼ)最高な時。こういう時って、自分が恵まれていることに気付けない。無敵。

    でも歳を...続きを読む
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    大学を休学しコンビニでバイトする深夜ラジオのヘビーリスナーである富山、同じコンビニでバイトリーダーとして働きネットの歌い手という顔もある鹿沢、コンビニで偶然出会った同じラジオ番組のヘビーリスナーである女子高生の佐古田、富山の旧知の仲の永川の4人が主要人物の青春小説。終始主人公である富山の独白調の一人...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    ここ最近にないくらい、するするさらさらあっという間に読めちゃう本でした。陸上部の男子高校生のわちゃわちゃが楽しかった!

    遠い昔バレーボール部だった私が、何故か大会前にだけ陸上部に駆り出されたあの頃…。陸上部の雰囲気ってなんか球技系と違うんですよね。だから、この本の話も少しだけ共感できる。あ、今の私...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ
    2巻目。高校生男子の心情を丁寧に描いてます。スプリント、リレーの面白さが分かります。2巻は辛い展開。3巻目も楽しみです。
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    陸上のスプリントをテーマにした青春小説。高校生男子の友情がテーマで萌えです。丁寧に3冊かけて描いてくれるみたいで期待してます。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    インターネットの時代に生きる若者はその世界の出来事がリアルな人間関係よりも重かったりする。ということを、ラジオ番組を舞台にして描いた青春ドラマの小説かな。自分と同世代の作者がこの若者言葉で綴るストーリーはどうなんだろう、いやそんなのマジ関係ねぇ。コンビニの深夜バイトも女子校の文化祭も知らないけどすご...続きを読む
  • しゃべれども しゃべれども
    話すことにトラブルを抱えた4人が、話しのプロである落語家に弟子入りして成長する物語。
    4人の性格、原因も色々で、生活に支障が出るぐらいな上に、師匠である落語家で二つ目の今昔亭三つ葉も失恋で話せない状況に。5人の関係もお互いコミュニケーションが取れずに暗い状況が続く。
    強烈な個性を持ったメンバーが変わ...続きを読む
  • いつの空にも星が出ていた
    「一瞬の風になれ」をどうしても読み直したくて、当時800を走っていた弟にあげたのに買い直してしまった。

    「私は途中で帰ることができなった。これまでは、どんなに心残りでもしぶしぶ一人で帰ったのに。帰らないと世界が終わると言われても横スタから出られなかった気がする」(p.57「パレード」)
    泣いちゃう...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    全3部感想。

    高校陸上もの。

    1部より2部、2部より3部の方が面白い理想的な3部作。

    天才の兄、天才の親友に劣等感と憧れを抱きながらひたすら努力した主人公の成長が熱い。

    総体まで描いても似たような展開になるだけで難しいのは分かるけれど、谷口とのその後までは描いて欲しかったなー。
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    あっという間に三部作を読み終えてしまいました。
    語り口調も青春小説らしく、好みでした。

    全力を出し続け、真摯に陸上に向き合うその姿に私も頑張らなくてはと勇気付けられました。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    ラジオのことはよくわからないですが、新たな人との出会いを通して過去のトラウマを乗り越えていく主人公に元気をもらいました。
  • いつの空にも星が出ていた
    ベイスターズファンとして気になっていた作品。色々な時代のベイスターズやファンの雰囲気を感じることができたし、今のベイスターズと自分に当てはめて見てしまい、共感度が高かった。これからもベイスターズを応援していきたくなる作品だった。
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    全巻通して
    トラックに立つ選手の緊張感がひしひしと伝わってくる。号砲と共に走り出す選手が目に浮かぶ。誰が一位になるのか知りたい、けどまだ彼らの走りを見ていたい。臨場感たっぷりで物語にどっぷり浸かれます。
    青春を思い出したい人、やる気スイッチ探している人にオススメです。そして何故か分からないけど、走っ...続きを読む
  • しゃべれども しゃべれども
    温くて、ほっこり良いお話です。それにしても終盤のラブシーンは
    ダサい。最悪のオチ
    装飾文がやたら多くて目障り

    〇ボス猿の暗殺計画を思いついた小猿のよう

    泉から清水がさらさらとこぼれる様に透明な自然な笑い
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    シリーズ完結巻。
    主人公が速くなってきて迫力がついてきたし、競っている時は面白い。
    そしてなんといっても最後の4継。そのシーンは自分もハラハラして本当にリレーを見ているみたいだったし、その後も含めて爽やかさや達成感みたいなものがぐわっと押し寄せてきた。
    それから最後の付録も興味をそそられた。
  • いつの空にも星が出ていた
    新幹線の中で光希が会ったお姉さんがかっこいい
    「ホークスに負けんさんなよ」
    あはは、カープ女子言いそう。
    野球が好きでたまらない人って、人生徳してるなぁ
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    青春ですね。短距離走走れたらよかったのに。ハイな気分を味わいたかった。足が速いって、素敵だわ。努力も必要だけれど、生まれつきセンスがあるのは、ただただ羨ましい。☺
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    高校生の心のうちをそのまま表したような文章で読みにくさを感じていたがラストで一気に面白くなり、続きが読みたくなった。
    リレー用語がよくわからないので、出てくると調べると良いと思う。
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ
    今作から陸上が前面に出てきてよりスポーツ小説としての面白さが増してきた。
    そしてとんとん拍子に行くかと思えばそうとも行かず。
    一緒に一年を追ってるような感覚になる。