佐藤多佳子のレビュー一覧

  • しゃべれども しゃべれども
    かなり前に国分太一主演の映画を観ていい映画だったという印象であり同級生の本棚で✮5つだったので読んでみた。登場人物の描写が秀逸です。主人公のもとに集まる弟子4人それぞれの個性をうまく表現できているので物語にひきこまれます。落語家にスポットをあてるとチャキチャキの江戸っ子言葉になることが多いのですが自...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    最高でした!
    今までスタート前は集中できず、レースも残念に終わることが多かったのに、ちゃんと集中できるようになって、成長が素晴らしかったです。
    最後のリレーもドキドキしながら読みました。鳥肌です。

    200mの2人の勝負はどうなったんだろう?って思ったけど、きっと楽しんで走ったんでしょうね。
    何かに...続きを読む
  • しゃべれども しゃべれども
    登場人物の性格、心の動き、情景の描写どれもが緻密で繊細ですぐそばでみているようだった。
    特に三つ葉の噺の前は、自分の出番待ちかのように気持ちが高まって、だけど身体が重くて心臓が締め付けられた。早く早くとどんどんページが進む。
    本を読んでこんなに感情が同調してしまったことはないかも。
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    最後まで楽しく読めました。青春小説で素敵でした。リレー面白い競技ですね。スピンオフとかあれば読みたいです。
  • しゃべれども しゃべれども
    母親から薦めてもらった本。とっても面白かった!
    ひょんな経緯で落語家から落語を習うことになった人たち。みんなキャラがいきいきしていて、一つ一つのエピソードも面白くて夢中になって読んだ。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    大好きな作家、佐藤多佳子の作品。期待以上の傑作だ!
    まず、具体的な芸人や番組を取り上げてくれている。著者は私と同年代だから、すごい取材をしたんだろう。私たち世代なら谷村新司「セイヤング」鶴光「オールナイトニッポン」などになるが、アルコ&ピースを綿密に描写していて頭が下がる。風景描写も素晴らしく、後半...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    小学生のときから何回読んだかわからない
    今回も泣きながら笑いながら読んだ3冊だった
    .
    夢中になることは尊くて美しいなあ
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

    作者買いです。

    佐藤多佳子さんの小説は本当に良いです。人物に感情移入しながら物語の世界に没入できます。ラジオについてもっと知っていたら、このお話をもっとずっと楽しめたのかもなと思いましたが、そうじゃなくても十分に楽しめます。多くの人におすすめしたい作品です。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    本との出会いってすごく運命的 適当に手にとったこの小説でそんなことを改めて感じた
    なぜなら私は中学高校の頃から二十数年ぶりに、今まさに、ラジオ(正確にはポッドキャスト)にハマっているから!こんな偶然!

    佐藤多佳子先生はいいイメージ 2-3作品?読んだことある それだけで裏表紙のあらすじも見ずに読み...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    読みながら、陸上部だった学生の時に見た、オールウェザーのトラックとか、必死に応援したリレーの景色を思い出した。
    高校生が部活を頑張るって、良いなーと思う。走っているシーンの描写も、部員達の言葉のやり取りも、どちらも良い。
    読みながら、バトン渡ってくれー、と強く思った。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    久々に引き込まれた本に会えた

    実在する登場人物が出てくることで
    実際あった話のように感じられたところが
    夢中になれた理由のひとつだろうか

    誰でも何かしらの人とは違ったところを持っていて
    それを個性と呼ぶのだろうが
    主たる登場人物の4人は
    普通よりもより個性的で
    それ故に生きづらさも抱えていて
    ...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
    私と同じくらいの年代の高校生の部活の話で読みやすく面白い内容でした。
    ルールは詳しくないけど私でもわかりました
    恋愛の話が出てきたので今後どうなるか楽しみです
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    「かけっこしよう」もうこのセリフだけで泣きそうだ。

    母校の陸上部がモデルで遠ざけていた本書...青春を思い出す心の準備と勇気が必要だった。
    創立50周年の今年、読むのにちょうど良い機会が到来。

    押谷新ニは、兄と同じサッカーをやってきた。
    天才的なサッカーセンスの兄に、劣等感を抱き続けてきた新ニ。...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    どうしてリレーって早く走れるんですかね。
    バトンをもらう人の思い、ただただ一瞬でも早くバトンを渡したい思い。
    そんな単純な事ではなく、長い時間をかけて一層一層積み上げた筋肉と、何度も失敗して得た技術、そして簡単ではなかったここまでの道。様々な事が合わさって自分のレーンだけ光って見える集中力。
    ただ走...続きを読む
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    マジでおすすめ。

    主人公は女性と関わるのが苦手な
    ラジオリスナーの大学一年生。

    だんだん成長していく姿とか
    コンビニの夜勤の描写とか最高だから
    とりあえず読んで欲しい。
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    富山、トーキング・マン、ジャンピング・ビーン。
    物語の要になる4人はそれぞれインターネット上、ラジオ上での別の名前があるのが特徴的な本作。

    少しとはいえラジオをかじり歌い手も人並みに聴くためはがき職人とパーソナリティとの掛け合いや独特な関係性の理解もスムーズでつっかかりなく読めた。

    はじめて鹿沢...続きを読む
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)
    すごく良かったです。
    大学生と高校生、フリーターの4人の物語。
    第一印象はそれぞれ悪かったけど、
    だんだんと関係が良くなる濃くなる4人。
    そして、それぞれ何かを乗り越えていく。

    普段全くラジオを聴かない私にとって深夜ラジオは未知の世界の話でしたが、とても面白そう!聴いてみたい!という欲求が高まりま...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    気分爽快!

    たかが部活、されど部活。皆でつかみ取ろうとするなかで、いろんなドラマがあり、仲間の大切さを知る。自分の未熟さがもどかしく、友の存在に感謝する。

    「光る走路」 くうっーー、カッコよかったねー。
    とにかくバトンだけは、、、手汗がハンパなかった。

    一生忘れる事はない高校時代に、タイムスリ...続きを読む
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン
    自分の中の奥底ーーにあって見えなくなっていた熱いものが何度も湧いてくる感覚!
    文章を読んでそれが湧いてくるたびに涙も込み上げてくる
    そしてわたしはやっぱり繋ぐ系に弱い
  • しゃべれども しゃべれども
    ニヤニヤしながら読んだ。というより普通に笑いながら読んだ。
    人生は自分探しであり、悩むことだと思った。
    何も悩みがない人より、人に笑われても悩んでもがきながら笑っている人の方が何倍もカッコいいなと思った。