佐藤多佳子のレビュー一覧

  • シロガラス 3 ただいま稽古中

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    メインストーリーにはたぶん関わらないところですが、猫ににぼしで脅される、というエピソードになんとも笑わされます。言葉がわかるのに、伝わるがためににっちもさっちもいかなくなる感じが、動物相手の能力の難しいところだなあ、というのがよくわかる。
    3巻ラストで「ええ、そう来る!?」という展開になってきて、ますます続きが気になります。

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    2015年03月09日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    『三人寄れば物語のことを』を読んで、気になっていたので読んでみました。佐藤多佳子さんの新シリーズ。
    神社を舞台に、超能力を持ってしまった性格の違う小学生6人を丁寧に描いたシリーズ。
    1巻は登場人物紹介というかんじですが、面白そうな予感。

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    2015年03月09日
  • シロガラス 3 ただいま稽古中

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    これってどれくらい続く?ちょっと不安。あと2巻、せめて3巻で終わってほしい。
    話がねぇ、なかなか見えない。おもしろくないとはいわない。でも、広げすぎると着地点が見えなくなるか、無理をする。

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    2015年02月10日
  • シロガラス 2 めざめ

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    話がようやっと動き出して、がぜん面白くなってきた感。まだまだ序盤なんでしょうが、どのように進んでいくのか気になるところです。

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    2015年02月07日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    話がこっちへ行ったりあっちへ行ったり、登場人物目線で振られるが、それが少しづつすり合わさって1巻目のラストへ導かれている。最初ちょっとじれるかもしれないが少しづつ話にはまっていく。子供たちの人物描写は今の子たちをリアルに映しているように思われる。子供の気持ちも大人の気持ちもしっかり描かれており、今後どのように話が展開していくのか、どのように収束していくのかが気になり先が読みたくなる。

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    2015年02月01日
  • 黄色い目の魚

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    キャラクターが濃い。
    一瞬の〜から読むと、キャラクターの濃さ、強さにおののいた。
    読みながら、ドキドキした。この作家さんすごい。

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    2014年12月27日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    わーい、ヽ(^o^)ノ 多佳子さまの新刊だよ~!!!
    なんと、小学校5年生主人公の「児童文学」!
    そして、三ヶ月連続刊行!!

    登場人物が、個性豊かな子どもが6人いて、
    それぞれ立場や価値観の違う親やら家族やらいて、
    ちょっと多いかな~? と心配したけど、
    どんどん引き込まれて、あっという間に読んじゃった!

    確かに、これだけの内容となると、
    とても一冊じゃおわらないな~。
    というか、本当に3冊で終わるのかしら?
    その点、三冊連続刊行って、ちょっと安心。
    だって、最後まで書き上がってての、
    分冊ってことだもんね。(だよね?)

    子どもたちのそれぞれのキャラがすごく魅力的。
    続きがめちゃくちゃ楽

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    2014年12月14日
  • シロガラス 2 めざめ

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    三者三様(六者六様?)の
    能力と、能力の受け止め方が
    おもしろい。
    それにしても、ホント
    まさに小学五年生が
    描かれている。
    すごいです。

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    2014年12月23日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    小学生が主人公なのでのめりこめるのか心配になりつつ読み始めましたが一気に完読!
    自分が小学生の頃感じていたことを思い出しながら。一人一人の違う個性がいいねと大人になったから感じられるのかな。

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    2014年12月07日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    白烏神社の宮司の孫千里は、古武術の達人だった。祭りでは剣舞の舞手を務めるが、来年から一緒に舞う子がいない。そこで5年生の同級生たちが来年にむけて舞のメンバーになることになった。苦手な奴も嫌いな奴も、不思議な奴もいるメンバーそれぞれの思惑が交錯する。本当にこの6人で舞手を務められるのか?
    大人もあわせると登場人物がとても多いのに、それぞれの表と裏の顔が生き生きと描かれて、テンポよくストーリーが進んでいく。非常に気になるラストシーン。

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    2014年11月18日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    白烏神社に住む藤堂千里は古武術の天才。敵対する礼生は千里がとても気になっている。個性的な6人の小学生が雨の日にパワーストーンに触れる。

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    2014年11月05日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    佐藤多佳子のファンタジー!に、なるまでのまだ途中。

    キャラクターをとても丁寧に描いているので、どの子にも早くも愛着。
    子どもたちは生き生きと。うまい。

    神社というある種不思議な場所で、これから何が起こるのか、とても楽しみ。

    凛とした千里と、以外と芯の強そうな星司が好き。

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    2014年10月16日
  • 聖夜

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    School & Musicシリーズ第二弾。
    前作が短編集だったのに対して、本作は一作で一冊。

    主人公は、キリスト教系の高校でオルガン奏者を弾く
    高校三年生男子。オルガン部の部長も務めている。

    牧師一家で育ったり、母親が出て行ってたりと
    かなり普通ではない生い立ちのためか、
    性格はかなり屈折している。

    といっても、物語が主人公の一人称で語られるため
    読んでいる我々には分かる訳で、周りの人からは
    そこまでひねくれているとは思われていない様子。
    その証拠に「隠れファン」が結構いるとか(^ ^

    その彼が、文化祭で発表するオルガンの難曲に挑みつつ、
    音楽のこと、自分のこと、家族のこと、

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    2014年08月17日
  • 聖夜

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    『東京ピーターパン』小路幸也に続き、音楽を題材にした作品です。
    『ピーターパン』の星矢も、『聖夜』の主人公の一哉も高校生です。しかし、面白い位「似て非なるもの」です。
    引き篭りの星矢の音楽はロック、一哉は聖歌やクラシックを弾く高校オルガン部です。星矢の母親は病死、一哉の母親は不倫の果ての離婚です。そして父親は僧侶と牧師。
    『ピーターパン』が事件中心に軽快に進むのに対し、『聖夜』は心象を中心に重厚にじっくりと進行します。
    佐藤さんの上手さを感じさせる作品です

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    2016年05月29日
  • 黄色い目の魚

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    この作家さん、丁寧な感じがします。
    この10代の頃の感覚を表現できるなぁ、と不思議。
    エネルギーがあり余ってて、行き場が分らない感情が
    違和感なく読める。

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    2014年01月09日
  • 聖夜

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    オルガンを弾く高校生の話。

    ピアノを弾けるのもすごいと思うけど
    オルガンはまたそれも素敵だよね。
    パイプオルガンなんてなおさらに。

    親の性格、親の有無、育った環境が
    人格形成に影響を与えることが身にしみてわかったから
    途中はいろいろ思うことがあったですよ。。

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    2013年12月19日
  • 第二音楽室

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    学校で音楽する短編集。

    あの頃はその世界がほぼ全てなんだけど
    その中で精一杯悩んでがんばっているんだ。

    音楽に上手い下手はあれど
    それよりも結局は人の感じ方なんだな。

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    2013年12月15日
  • 黄色い目の魚

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    絵を描くことが好きな少年

    絵を見ることが好きな少女

    高校ラブストーリー

    一生君の絵を描き続けるっ!
    だってさ、熱いねぇ。青い春だよ。全く。心模様が大変良く描写されていた。良かった。

    一人でも平気なタチなんだけど、学校というのはヘンなところだ。誰かが一人でいると犯罪者のような目で見られるし、そんな気持ちにさせられる。

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    2013年07月20日
  • 第二音楽室

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    佐藤多佳子を読んだのは「一瞬の風になれ」だけだけど、これが凄く良くて、この本出たのはすぐに購入。
    音楽室や軽音部の部室などを舞台に、音楽をモチーフにしながら、小学生から高校生女子の心情を描く。
    二話目と三話目には、恋の成就は勿論だけど、それよりも何よりも恋することが自体に意味がある、この年頃の結構マセた嬉し恥ずかしの恋心が描かれていて、好感。
    ふたつとも似たようなテイストのお話しなのだけど、短い話にギュッとその感情を押し込んだ二話目が好きかな。
    最後の話は結構イタい話のなのだけど、些細なことで傷つき易く些細なことで立ち直ることが出来る、若さの脆さと逞しさの描写に、上手いこと音楽が絡めてあって、

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    2015年10月03日
  • 第二音楽室

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    音楽だけが持っている力を、文字だけが持っている力で伝える素晴らしい小説。
    小学生の青春と中学生の青春と高校生の青春は、どれも違っている。その甘酸っぱさの違いがちゃんと書き分けてあるのには舌を巻く。
    私はひどい音痴なので、演奏や歌唱にあまりいい思い出がない。その私ですら、「あ、そうそう、音があってきて嬉しくなるときの高揚感ってそういう感じだった」と思ったし、「おおぜいで実現することから落ちこぼれたときのみじめな感じ」がよみがえってきた。

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    2013年05月19日