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青い光にうたれて気をうしなった千里たちは、どしゃぶりの雨の中で目ざめる。その日から、一人ひとりの身のまわりでおこる、ちょっとしたありえない事件の連続。なにがおきているのか? いったい、どうすればいいのか? そして、カラスの石像の上にフォーマルハウトが舞いおりたとき、驚くべき真実があかされる。 古くからの「不思議」が伝わる神社を舞台に、六人の子どもたちの活躍を描く長編エンターテイメントシリーズ第2巻。
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Posted by ブクログ
稲光が閃いた瞬間、ビリビリする星明石に6人が手を触れると凄まじい音がして、全員気を失った…。 2巻では、その後、それぞれにある種の能力が身についていることが次第に分かる。 あ、またそういう系?みたいに思いがちだが、いやいや、そんな薄っぺらい話ではない。 6人は神楽を舞うという目的だけで繋がってい...続きを読むたので、決して仲が良いわけでない。 目立つ子も地味な子も、頼られる子も怖がられる子も…力関係は様々である。 その関係は、まさに教室の縮図。敏感な子も無頓着な子もいるので、険悪な雰囲気になりがちだが、強者と弱者の間に入って緩衝材の役割する子がちゃんといる。 そういったイザコザをいくつも経験して、6人は能力を鍵に、徐々にお互いの距離を縮めていく。 おそらく、今の学校で一番必要なのはこういう緩衝材的役割を、自然にこなせる生徒なのだろう。 大人の世界が二極化している影響は、子どもの世界にも現れる。 子どもの本から大人が学べることもたくさんある。
相変わらず丁寧な描写で物語は進む。もう少しご都合主義でもいいんじゃないかとおもうくらいゆっくりと丁寧に。 漢字のひらき方が独特で、さらりと読み進む事ができない。ゆっくりと「ひらがなだと、こういう感じになるのか」と気づかされるような言葉になる。面白い。 1巻で感じていた、登場人物の多さと視点の...続きを読む切り替えは2巻では気にならなくなる。正確には「誰がこれを思っているのか」が分かるようになってくる。おそらく、書き方は同じで、登場人物に対する理解が深まったんだろうなぁ。
話がようやっと動き出して、がぜん面白くなってきた感。まだまだ序盤なんでしょうが、どのように進んでいくのか気になるところです。
三者三様(六者六様?)の 能力と、能力の受け止め方が おもしろい。 それにしても、ホント まさに小学五年生が 描かれている。 すごいです。
雷にうたれたかのように気絶した子ども神楽のメンバー6人のそれぞれに表れた特殊能力。その扱いに悩みながらも、これからどうするかを考え始める。 さて、次は?
白烏神社の御神体、星のかけらだと言い伝えられている星明石で、子ども神楽を一緒に練習する事になった6人、藤堂千里・藤堂星司・筒井美音・北川礼生・岡崎有紗、三上数人は、星明石で一緒に手を触れた瞬間、空が青く輝き、岩を砕くほどの音がとどろき、全員が意識を失った。 そして目覚めると、それぞれに不思議な力がつ...続きを読むいていた。 超能力。 普通では考えられない力。千里はテレポーテーション、星司は動物の気持ちがわかる、美音は人の気持ちがわかる、礼生は命令すると、いう事をきかせられる、数人は暗記などの能力があがる、有紗はそれらを跳ね返す力がついたのだ。 子どもたちはそれぞれ、その力を信じられず、怖がった。けれど、その力を受け入れ、強くし、なぜこんな事になったのかを調べることにした。 1巻では、登場人物の関係などをおっていくばかりだったが、2巻でやっとストーリーが始動しはじめたかんじ。これからが楽しみ。
(15-34) 6人が気を失って獲得した能力以外は普通の小学生の世界が描かれていて、それがリアルなので違和感が無くこの話に入り込めた。 彼等は結構複雑なことを思っているが、小学生の頃私はどうだっただろう?思い出してみると1年生から6年生までいる小学校では、私は高学年になると低学年よりずっと大人になっ...続きを読むたように感じていた。そんな雰囲気をこの物語の登場人物にも感じ、彼らにいっそう親近感が湧いた。しかし、礼生と有沙はなんだか心配だ。今後大丈夫か?
千里たちは、それぞれ超能力に目覚めていく。白いカラスに乗り移ったお化けが喋り出し、どんどんファンタジーの世界へ!6人それぞれのキャラがしっかり描かれていて面白い。ただ、展開はかなりゆっくり。
なかなかストーリーが進まない感じ。おもしろくないわけじゃないけど、もう少しスピード感があってもいいよなあ。全体としてどれくらいのものを予定してるんだろう・・・長編だとしても1巻ごとにもっと引き付けるものがないと読み続けるのはしんどい。
1巻は楽しかったけれど、超能力が前面にでてくる展開はちょっとどうなんだろうと思う。これから先、ちゃんと面白くなるといいけど。6人も出しちゃった主人公たち、うまく回せるのか心配。
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