佐藤多佳子のレビュー一覧
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感情の迸り、絵を通しての個性、自分自身もここまでじゃないけれど通じるところがある。大人になるって切ない。
喧嘩をしないでいるためには嘘つきにならないといけないのかな。ホントの気持ちも隠して少しお芝居をして。いろんなこと考えて失敗しないように地雷を踏まないように。いっぱい気をつかって生きているのかも大人になるってそういうこと?
もっと一緒にいたい。一緒に色んなものを見たい。一緒に色んなものにぶつかりたい。もっと知りたい。消そうと思っても消えないくらい大きな存在になりたい。お互いになりたい。消えない女になりたい。
ここで会えたのが奇跡みたいな気がした。絶対的な運命の様な気もした。多分、俺たち -
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ネタバレ例大祭(れいたいさい)が無事に終わり、青い光とともに子どもたちの超能力はそれぞれパワーアップしていた。
それでも庵から出てきた江戸時代の藤堂館の館主・藤堂友清の手紙を解読することは、三上数斗には難しいことだった。
そんな時、なぞの青い目のそっくりな風貌の2人が現れた。白烏神社に襲来した双子のような二人は、言葉は話さないがテレパシーで語りかける。
千里は二人から恐怖や嫌なかんじを受けたが、星児(せいじ)はそれほどでもない。彼らの歌を聞いて、日本の歌のようだし、懐かしいとさえ感じる。
そして双子は「せいちゃん」小さくない?育った?などと言い、星児を連れ去ろうとする。
6人全員がテレパシーで会 -
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主人公は、真面目な牧師の父、鍵盤楽器奏者の母の間に生まれた鳴海一哉という。
オルガンやピアノについては、高い技術を持った少年。
母はだいぶ前に家を去り、母のこと、母が好んで弾いたメシアンのオルガン曲のことがずっと心にわだかまって、どこか斜に構えた風になっている。
学校のオルガン部の部員やコーチとの関わり、同級生の影響で、少しずつ音楽と率直に向き合うことができるようになっていく。
そうした彼の成長の過程が美しい。
ただ、文体のせいなのか―ちょっと違和感があって、すっと物語に入り込めなかった。
なぜなんだろう?
最初の2ページくらいを読み進めて、語り手でもある主人公が男子高校生だとわかったときは -
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白烏神社の御神体、星のかけらだと言い伝えられている星明石で、子ども神楽を一緒に練習する事になった6人、藤堂千里・藤堂星司・筒井美音・北川礼生・岡崎有紗、三上数人は、星明石で一緒に手を触れた瞬間、空が青く輝き、岩を砕くほどの音がとどろき、全員が意識を失った。
そして目覚めると、それぞれに不思議な力がついていた。
超能力。
普通では考えられない力。千里はテレポーテーション、星司は動物の気持ちがわかる、美音は人の気持ちがわかる、礼生は命令すると、いう事をきかせられる、数人は暗記などの能力があがる、有紗はそれらを跳ね返す力がついたのだ。
子どもたちはそれぞれ、その力を信じられず、怖がった。けれど、そ -
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白烏神社(シロガラスじんじゃ)に暮らす藤堂千里(とうどうせんり)は小学五年生ながら、古武術の天才少女だ。父は亡くなったが、祖父は古武術・星芒一心流(せいぼういっしんりゅう)の当主で白烏神社の神主。厳しい祖父と、母と暮らしている。
隣にはおじと、同じ年のいとこ・藤堂星司(どうどうせいじ)が住んでいて、幼いころから兄弟のように仲良くしている。星司の母は神隠しのようにいなくなってしまい、父子家庭でいる。占い師としてマスコミにも出たりしている父・藤堂真典(てんちゃん)と祖父の仲は悪いが、独身のおじ藤堂真行(ゆきちゃん)もふくめ、藤堂家は白烏神社を守っている。
神社の祭で子ども神楽がある。
その神楽で、