佐藤多佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
半年前に読んだ「第二音楽室」の姉妹編。作者のあとがきによれば、2冊合わせてひとかたまりみたいだけど、尺の関係で2冊になったみたい。
前の本は、音楽をモチーフにしながら、小学生から高校生の女子の心情が描かれていたけど、この本の主人公は高校男子の一哉。
これが敬虔な牧師の父を持ち、しかし母は二人を置いてドイツ人のオルガン教師のもとに走った過去を持ち、彼自身はオルガンの才能を持ち高校のオルガン部で難解なメシアンに挑むって設定。
自分の才能を持て余しながら自分が何をやりたいのか良く分からない焦燥感や訳も分からず作った人との壁の間を行きつ戻りつする浮遊感が、全編通じてぐつぐつと語られる。
これはこれで良 -
Posted by ブクログ
何気ない、青春の1ページを
そのまま切り取ったような、4つのお話。
音楽によって変わる気持ち、
変わる人間関係。
そんなテーマ。
まだまだ青臭い、中学生、高校生たち。
すべて一人称は、主人公の女の子。
たまに、~だよね。とかって語りかけてくるのがちょっと苦手だったんだけど、
(多分私は入り込んで、主人公になって読む派なので、話しかけられると覚める)
すごく読みやすいし、一瞬で読めた。
最後の話はすごく大きな心の変化、
環境の変化があって、
クライマックスがあってのラストだったけれど、
他の話は、特になにかが大きく変わるわけではなく、
誰でも感じる、淡い恋心だったりを
すこーし感じ -
Posted by ブクログ
元々小説を読みたい読みたいと言っていて、結局まだ読めてないうちから話の内容が風の噂に聞こえて。マンガ出たので、じゃ、これ買うかって感じで買いました。オーバードライブは読んでいるので、その作者さんということで、即買い。絵自体はそんなに好みの方じゃないんだけど、描き方は嫌いじゃない。爽やかですねー。蓮のキャラもいいですが、多分一番はやっぱり主人公。こういう可能性秘めてる感、少年漫画の定番ですが燃えますね(笑)蓮はもう少し髪短いといいと思う。余談だけど、同時期にテレビ版も観た。内君主人公で、第二夜くらいで部員の仲間から「帰ってこいよ!」とか「走りたければ走ればいいだろ!」とか言われてるのみて、凄い感
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一瞬の風になれ
普通の青春スポーツ物語。
1部しか読んでないがこれ以上はしんどい。
「スラムダンク」の面白さがわからない僕のような人間は読まないほうがいいかも。
これが本屋大賞だとは。