佐藤多佳子のレビュー一覧

  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    バトンを手をにすると、命がけの使命を下されたような気がした。これまでの人生で一番大事なものを持ったような気持ち。落としたりなくひたりしたら、自分自身がなくなってしまうほど大事なもの……。
    俺、がんばるから。何度くたばっても不死鳥のように蘇るから。フォローしてくれて、ありがとう。信じてくれてありがとう。

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    2025年06月18日
  • シロガラス 5 青い目のふたご

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    5巻で終わりかと思っていたから続くんだ、と少しがっかり。
    でもやっと、ようやく物語が進み始めた感じ。
    こんな長編になるとは知らずに読んでいたので進まない展開がもどかしかったけど、
    長編ならしょうがないかな。

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    2025年06月05日
  • 黄色い目の魚

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    痛くて切なくて頑なで…こんな物語に若い頃出会いたかった!
    木島悟と村田みのりの心情が、小説というキャンバスの中に広がって見えた。

    「りんごの顔」
    小学五年生の木島悟はろくでなしの父親、テッセイの暮らすアパートで一晩を過ごすことになる…
    悟の意地らしさに思わずうるっときた。夢の中でりんごが「顔を描け」と迫る。怖くて泣き出す悟の代わりにりんごの顔を描くテッセイ。この夜の父の後ろ姿を悟は決して忘れないだろう。

    「黄色い目の魚」
    みのりちゃん、魚は動物じゃないのよ…
    家でも学校でも嫌われる村田みのりは、イラストレーターの叔父、木幡通のアトリエに入り浸る。
    テンポが良くさくさく読める。
    中学生に

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    2025年05月28日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初はなかなかマニアックな内容で展開も少なくて、このままゆるーく進むのかなぁと期待してなかったけど
    一見合わなさそうな4人が影響し合う関係性、ネットで傷つきながらネットとかSNSに助けられるってゆー現代ならではのシーン、自分のご機嫌を取れる好きなものがあるってゆー強さ、みたいな描かれ方がすきやったなぁ

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    2025年05月07日
  • しゃべれども しゃべれども

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    非常に良かった。
    突き放すようで引き付ける文章だなぁと思う。
    さっぱりしていて良い。

    もう少し十河のエピソードが読みたかったけれど。

    読んで良かった。
    映画もそのうち観てみようと思う。

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    2025年04月06日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    高校3年生になった蓮と新二は最後の総体で大きな成長をし、本当に早くなった。
    爽やかな風が駆け抜けていくような爽快感を味わえるラストだった。

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    2025年03月29日
  • シロガラス 3 ただいま稽古中

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    何か起こると分かっているのに少しずつ少しずつの感じ。早く知りたくて読み進める。3冊目でようやくそれぞれのキャラとこの小説の世界観に慣れた気がする。

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    2025年03月24日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    陸上の経験がなくても分かりやすくて一緒に走っている気持ちになる。
    自分の周りに天才がいると比べて諦めたり、どうせ自分はと思ってしまうが、新たに夢中になるものに出会えて努力できることも一つの才能だしかっこいいと思った。続編も楽しみ。

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    2025年03月15日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    だいにぶもおもしろかった!
    ただ速いだけじゃなく、それぞれの人によって強みや伸ばすところがあるんだと感じるし、それをしっかりわかって指導できる先生ってすごい。
    後半で残念すぎることがあって、ここからどうなるのか、第3部も気になる。

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    2025年03月10日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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     陸上部高校生の成長が読んでいて楽しかった。兄の怪我、友人の敗退をバネに地区から県、県から南関東へとどんどん上に行く新二の心の中が細かく描かれていた。

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    2025年03月10日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    面白かった!!
    陸上をテーマにした物語は数あるものの、兄弟や友達の関係や、試合になった時の感覚など、映像で見るようにするする入ってきて、映画を見た感覚だった。
    また二作目も読んでみよう。

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    2025年03月07日
  • しゃべれども しゃべれども

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    ひょんな事から、噺家の下に集まった話すことに難を抱える人達のお話

    以下、公式のあらすじ
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    俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ッ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。だけどこれが困りもんばっかりで……胸がキュンとして、思わずグッときて、むくむく元気が出てくる。読み終えたらあなたもいい人になってる率100%!
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    落語好きの祖父の影響もあって噺家になった今昔亭三つ葉(外山達

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    2025年03月05日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    努力して成長して自信をつけてまた次の努力に繋げる主人公からもらえるパワーとか、家族に応援してもらえる嬉しい気持ちとか、レース前の半端じゃない緊張感、レース中の手に汗握る感じ、ゴール後の爽快感とか、いろいろ読み応えがあった。

    一番印象的だったのは、チームの仲間と目標や気持ちが一つになって競技の練度が研ぎ澄まされて足し算を超える強さを生み出す様。
    自分も中学から大学まで部活動をやっていたけど、ここまで仲間と一体になって、長所を伸ばしあって短所を補いあう経験はできてなかったなと思い返した。仲間がどうしたいかとか、いまみんなの力を最大化できる目標設定は何かとか、ここまで考えてなかったなと。
    こういう

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    2024年12月18日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    再読。

    主人公富山は、アルコ&ピースのオールナイトニッポンのヘビーリスナー。
    とある事情で大学を休学して、コンビニで深夜アルバイトをしている。
    バイトの先輩の鹿沢、バイト先によく現れる女子高生の佐古田、高校の友人永川は何かと富山を気にかけてくれ、ラジオを共通の話題として仲を深めていくうちに少しずつ富山の心境に変化が生まれていく。
    実在した伝説のラジオ番組を軸とした、深夜に「明るい夜」を探して出かける若者たちの交流の話。

    私自身、富山たちほどではないし投稿はしないけれど、いくつかのラジオのリスナーなので、実際の放送をイメージしながら読めて楽しかった。
    深夜ラジオはリアルタイムではなく

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    2024年12月04日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    陸上の話とは知っていたけど、短距離だとは思わなかった

    長距離と勘違いしてたのは、三浦しをんの「風が強く吹いている」とごちゃまぜにしてたか?


    詳細な感想は3巻の方でまとめて

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    2024年11月28日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    一気に読み終える。コンビニと深夜ラジオの世界。ベイスターズの歴史を描いた「いつの空にも星が出ていた」同様にリアル。番組名もパーソナリティも実名。その分、物語の臨場感が半端なく畳み掛けるような描きっぷりは最高だ。

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    2024年10月10日
  • いつの空にも星が出ていた

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    プロ野球、ベイスターズを応援する人達と、彼らの周囲の幸せな出来事を綴った短編集。好きなものを一緒に応援するというのは、恋愛や友情とは違った固い結束を産むものだ、と改めて認識。温かい気持ちになれる。

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    2024年10月04日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    心が暖かくなる話
    主人公が人と関わりを覚えていく。
    明確な出来事があるわけでもキッカケがあるわけでもないからこの話がよくわからなくなったりつまらなく感じる時があったが、読み終わった時はなんとなく読んでよかったと思えるし、前向きになれる。

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    2024年09月29日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    ネタバレ

    主人公の新二は中学までサッカーをやっていたが、天才的能力をもつ兄健ちゃんに引け目を感じ、高校からは陸上部に入る。陸上部では、400メートルリレーの選手として、幼馴染の蓮や根岸、守屋先輩などと良好な関係を築いていく。蓮も陸上選手としては、天才的な能力を持っており、新二は蓮を越えたいと憧れにも似た感情をいだいていく。顧問の三輪先生にも、球技でうまく結果を残せなかった足の速いやつは、陸上でとんでもなく化けると期待している。
    そんな環境の中で、ライバル校と関東大会出場をかけて、しのぎを削る。

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    2024年09月17日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    ネタバレ

    友人のイチオシ本のため読んでみた!レモンスカッシュみたいな爽やかで弾ける高校陸上の物語。
    一人称視点の口語体で進んでいくからガキンチョな文章ではあるけど、高校生らしい素直な感情がどこか懐かしさを覚える気がする。
    いつでも「バトン落としてもいいから思い切って行け」って言ってくれる三輪先生めっちゃいい教師!!
    最後守屋さんが感情を露わに悔しがるのがまた良かった。恋愛沙汰多いなとも思うけど、高校生ってそうだよなと思った。

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    2024年09月06日