佐藤多佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野球については全くわからないけれど、物語に引き込まれていった。野球に限らず何かを応援している人たちには、必ず何かしらの物語がある。応援するまでの経緯であったり、少し離れてしまう理由であったり。
スポーツ、エンタメ等は、インフラのように無くてはならないものではないかもしれないが、人生に彩りを添えるうえで欠かせないコンテンツだと思う。
この土地に住んでたから、この球団を好きになったから、この人と出会ったから……
いろんな要因が交差して人の人生は形づくられている。その過程の一つひとつの出会いが、どれほど尊いものかを気づかせてくれる物語だった。 -
Posted by ブクログ
痛くて切なくて頑なで…こんな物語に若い頃出会いたかった!
木島悟と村田みのりの心情が、小説というキャンバスの中に広がって見えた。
「りんごの顔」
小学五年生の木島悟はろくでなしの父親、テッセイの暮らすアパートで一晩を過ごすことになる…
悟の意地らしさに思わずうるっときた。夢の中でりんごが「顔を描け」と迫る。怖くて泣き出す悟の代わりにりんごの顔を描くテッセイ。この夜の父の後ろ姿を悟は決して忘れないだろう。
「黄色い目の魚」
みのりちゃん、魚は動物じゃないのよ…
家でも学校でも嫌われる村田みのりは、イラストレーターの叔父、木幡通のアトリエに入り浸る。
テンポが良くさくさく読める。
中学生に