佐藤多佳子のレビュー一覧

  • しゃべれども しゃべれども

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    その年の本の雑誌年間ベスト1位にも輝いた著者の代表作の一つ。小気味いいテンポと魅力的なキャラが物語を鮮やかに彩る傑作。噺家の主人公の元へ集まる話下手な人たちを巻き込みながら人間として噺家として成長していく姿はちょっと笑えてちょっと泣ける。江戸っ子気質の三つ葉がいい。カッとなりやすく皮肉屋だが、正義感も強く何にでも首を突っ込んでいく。さらには大阪弁を話す村林と元プロ野球選手の湯河原の関係性もいい。終盤に湯河原から村林へのプレゼントには図らずもグッときてしまった。

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    2024年07月06日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    息子文庫より拝借。この著者の作品初めてだけど、もっと読みたいと思った!ラジオとは無縁だけど、なのにそれを愛する人達を大切な隣人の様に温かい気持ちで寄り添いたくさせる本作は秀逸!

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    2024年06月19日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物の描写が素晴らしい
    それぞれが個性的で人間臭くて、凄く取っ付きにくいキャラなのに、読み終わる時には全員を好きになっている
    そんな魅力的な書き方をする作者の作品は初読みでしたが、大好きな作家の1人になりました

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    2024年05月22日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大学を休学しコンビニでバイトする深夜ラジオのヘビーリスナーである富山、同じコンビニでバイトリーダーとして働きネットの歌い手という顔もある鹿沢、コンビニで偶然出会った同じラジオ番組のヘビーリスナーである女子高生の佐古田、富山の旧知の仲の永川の4人が主要人物の青春小説。終始主人公である富山の独白調の一人称視点で語られる。
    読後感のよいまさに青春小説。登場人物たち(ひいては著者)のラジオ愛がすごく伝わってきて、自分は深夜ラジオは全く聞かないが、なかなか奥深い世界があるものだと感心した。
    「自意識過剰でひねくれてるし、臆病でほっといてほしいくせに、評価はされたいんだよな。目立ちたくない、目立ちたいって

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    2024年04月11日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    インターネットの時代に生きる若者はその世界の出来事がリアルな人間関係よりも重かったりする。ということを、ラジオ番組を舞台にして描いた青春ドラマの小説かな。自分と同世代の作者がこの若者言葉で綴るストーリーはどうなんだろう、いやそんなのマジ関係ねぇ。コンビニの深夜バイトも女子校の文化祭も知らないけどすごくリアルな感じで、舞台にした横須賀のコンビニなど架空のものとはやっぱり佐藤多佳子すげー、神だわ。なんて無理しても書けないが、楽しめたよ、ほんと。

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    2024年02月03日
  • しゃべれども しゃべれども

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    話すことにトラブルを抱えた4人が、話しのプロである落語家に弟子入りして成長する物語。
    4人の性格、原因も色々で、生活に支障が出るぐらいな上に、師匠である落語家で二つ目の今昔亭三つ葉も失恋で話せない状況に。5人の関係もお互いコミュニケーションが取れずに暗い状況が続く。
    強烈な個性を持ったメンバーが変われるかどうか。徐々に関係が改善して行き、最後は皆んなで落語の発表会。全員が改善したわけでも無いが、何とかハッピーエンドでホッとした。

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    2024年01月24日
  • いつの空にも星が出ていた

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    「一瞬の風になれ」をどうしても読み直したくて、当時800を走っていた弟にあげたのに買い直してしまった。

    「私は途中で帰ることができなった。これまでは、どんなに心残りでもしぶしぶ一人で帰ったのに。帰らないと世界が終わると言われても横スタから出られなかった気がする」(p.57「パレード」)
    泣いちゃうかと思ったな。わたしはそういう空気を知っていた気がするもの。

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    2024年01月22日
  • いつの空にも星が出ていた

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    ベイスターズファンとして気になっていた作品。色々な時代のベイスターズやファンの雰囲気を感じることができたし、今のベイスターズと自分に当てはめて見てしまい、共感度が高かった。これからもベイスターズを応援していきたくなる作品だった。

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    2023年12月24日
  • しゃべれども しゃべれども

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    温くて、ほっこり良いお話です。それにしても終盤のラブシーンは
    ダサい。最悪のオチ
    装飾文がやたら多くて目障り

    〇ボス猿の暗殺計画を思いついた小猿のよう

    泉から清水がさらさらとこぼれる様に透明な自然な笑い

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    2023年11月29日
  • いつの空にも星が出ていた

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    新幹線の中で光希が会ったお姉さんがかっこいい
    「ホークスに負けんさんなよ」
    あはは、カープ女子言いそう。
    野球が好きでたまらない人って、人生徳してるなぁ

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    2023年10月23日
  • いつの空にも星が出ていた

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    おそらく本当の意味ではベイスターズファンにしか刺さらない小説。遠藤や田代がいた頃のホエールズ時代から始まって、98年日本一、その後の低迷期、そしてCS、日本シリーズへと続く各時代。それぞれの立場で応援する人々の物語です。
    個人的にはすべての時代を知っているので、いろいろなシーンで涙が出てきます。やっぱり97年、98年の横浜の街が盛り上がっていくあの過程は忘れられません。
    弱くても、強くてもベイスターズを応援してきた人に読んでほしい1冊です。

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    2023年09月27日
  • いつの空にも星が出ていた

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    地方在住のささやかなベイスターズファンとしてはこの「熱」に触れることが出来る方たちがとても羨ましい限りなのです。
    著者と年齢が近いこともあり、冒頭からホエールズの遠藤投手の登場に、読む心をわし掴みにされてしまいました。
    自分も神宮球場で遠藤投手の活躍をレフトスタンドから応援していた人間なので、その臨場感に心が躍ります。
    「スポーツには人の心を動かす力がある」この物語に登場する人物は誰もが心が動き、そこから自分の居場所を見出して歩み出していきます。
    「熱狂的ベイスターズファンのストーリー」としてだけ読むにはとてももったいない。
    この3つのストーリーはそんな読み説き方をしてみては如何でしょうか?

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    2023年09月09日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ラジオが好きだと読んでいてテンションが上がると思う。お笑い芸人のラジオを聴きまくっていた私は結構テンションが上がった。

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    2025年08月29日
  • しゃべれども しゃべれども

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    ほっこり 落語の世界がわかりやすく書かれているところがまず興味深い。主人公のもとで落語を習うメンバーのうち、少年の成長がかなりグッときて、思わず泣きそうになった。

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    2026年01月12日
  • 黄色い目の魚

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    高校生のときに読んで甘酸っぱい気持ちになった思い出があった作品。

    10年ぶりくらいに読んでみて、全然違う印象でした。甘酸っぱい気持ちは変わらず、でも高校生の頃のほうがすらすら読めていたかも。

    今は通ちゃんや似鳥ちゃんなど、大人側の気持ちにも共感したりどう思ってるのか考えちゃうようになりました。

    絵の描写が多く、たくさん想像しながら楽しめます。

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    2021年10月30日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

    購入済み

    はじまりの一部

    メインキャラクターに特別悪人はいないので、読んでいて嫌な気分になることがなく、比較的読みやすいと思いました。

    主人公も基本的に良い子のようですし。特別面白いとも感じませんが、二部も読んでみたいと思います。

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    2021年10月22日
  • 第二音楽室

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    4編から成る短編集。小学校・中学校・高校の子どもたちと、それぞれの音楽との関わりが、瑞々しく爽やかに描かれている。
    自分も小学生時代から、管弦楽や吹奏楽の部活動に精を出したり、学年合奏にウキウキしたりしていたので、心情や空間などの描写にかなり共感できた。学校生活の思い出は常に音楽とともにあるので、この本を読んでも「あぁ、あの時、楽しかったな〜」としみじみ思う。輝く思い出を懐かしく思い出させてくれたことに感謝。

    特に良かったのは中学生のリコーダーカルテットを描いた「FOUR」。音を合わせる喜びと、中学生の笑えるような個性と、悩める自意識と、甘酸っぱさに溢れている。
    鈴花がメロディーの表現に悩ん

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    2021年03月16日
  • 黄色い目の魚

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    全部が繋がってた
    最初のはちょっと:::って思ってたけど
    最後まで読むと、納得
    これも絵の話
    よかった

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    2020年11月15日
  • シロガラス 4 お神楽の夜へ

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    えっと、続くんかい❗️
    セットで4冊きたから終わると、綺麗に踊って終わると期待してたのに。

    でも、踊り関係の部分は、好きだなぁ。
    武士道シックスティーン、再読したくなった。

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    2020年07月31日
  • しゃべれども しゃべれども

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    もう23年前に発表された作品になりますが、
    当時「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン 第一位」にも選ばれた、
    傑作エンタテイメント小説が本作です。
    また、1万円選書でおなじみのいわた書店・店主氏のおすすめ本のひとつでもあります。

    主人公はまだ真打にあがっていない、
    二枚目の序列にある落語家、今昔亭三つ葉。
    ふとしたきっかけで、
    しゃべることに難を感じている4人が、
    三つ葉のもとで落語を習い始めます。
    その、日常ドラマがとても楽しく、そして尊いものに感じられました。

    巻末の北川次郎氏による解説には、
    物語を構築しつつも物語の背後にあって素人目には気付けないような
    作者の文章技術についてが書いてあり

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    2025年07月21日