佐藤多佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全3巻の最終巻
1巻の感想で、スポーツ要素が低いと書いてすいませんでした。3巻は怒涛の競技会ラッシュ。少年ジャンプのバトル物読んでる気分でした。3巻単独でも400ページ超えの長編ですがあっという間に読み終わります。
終わり方も少し唐突で、この辺も打ち切りが決まったジャンプのマンガみたいでした。
部活もの、群像劇としてはリレーは盛り上がりますし、ハイライトとして異存はないのですが、連との直接対決はどうなったのとか、全国(インハイ)ではどうなのとか、その後兄は?とか、谷口さんとはキスぐらいしたのとか色々気になることは残されています。
せめてネギと明日香がどうなったかだけ知りたかったですね。
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Posted by ブクログ
大学を休学しコンビニでバイトする深夜ラジオのヘビーリスナーである富山、同じコンビニでバイトリーダーとして働きネットの歌い手という顔もある鹿沢、コンビニで偶然出会った同じラジオ番組のヘビーリスナーである女子高生の佐古田、富山の旧知の仲の永川の4人が主要人物の青春小説。終始主人公である富山の独白調の一人称視点で語られる。
読後感のよいまさに青春小説。登場人物たち(ひいては著者)のラジオ愛がすごく伝わってきて、自分は深夜ラジオは全く聞かないが、なかなか奥深い世界があるものだと感心した。
「自意識過剰でひねくれてるし、臆病でほっといてほしいくせに、評価はされたいんだよな。目立ちたくない、目立ちたいって -
Posted by ブクログ
わたしの好きなこと、熱中することは、なんだろう。
この本を読んで、まずその問いにずっと向き合っている。
『みんな』とか『効率』とか『意味』とか『収入』とか関係なく、自分の好きなことを磨き続けたいと思った。
誰とでも気軽にコミュニケーションがとれて、気の利いたことを言えて、愛嬌がある人が魅力的だと思っていた。だから、わたしもそんな人になれたらと思って頑張っていた節がある。自分の声より、周りの声を優先してきたことが多かったと思う。
でも、主人公のように心の中に言葉や声がたくさんあって、表に出すのが苦手な人も、とても魅力的だと思った。そのような人しか出せない魅力、世界観、言葉があると感じた。自分