佐藤多佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校生は、人生の中でも青春の真っ只中の時期だと個人的に思う。部活、恋愛、勉強、バイトなど、その形は人それぞれだ。ただ共通しているのは、思春期だからこそ周りを気にしてしまい、そこから生まれる嫉妬という感情だと思う。
この小説では、部活を中心とした青春が描かれている。主人公は、記録や才能、恋など、さまざまなことに嫉妬しながらも努力を重ねていく。その姿がとても眩しく、印象的だった。
年齢を重ねるにつれて、私たちは競争から距離を置きがちになる。「負けてもいいや」と思ってしまうことも増える。だからこそ、この作品から感じられる純粋な向上心が、より強く心に残った。
中巻も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
まだまだ序盤で始まったばかり。
主人公の高校生男子、神谷新二くんの語りが独特だが、ザ・青春スポーツ小説!という感じの小説は久々で、甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。
新二くんがとても努力家で真っ直ぐないい子。
自分よりも圧倒的なサッカーの才能を持つ兄を前にして、挫折。高校ではサッカーを続けない決断をするのだが、自暴自棄にならず、高校では違うことを頑張ろう!と燃えられるところがとても素敵。
「頭を真っ白にしてーそれからが問題だ。ぼんやりと三年間を過ごすつもりはない。健ちゃんに何度もガンガン言われたように「サッカーから逃げた」だけになるのは、最悪だもんな。」